「白黒不要」〜置手紙〜

なあ、オマエサン。

中学三年生のオマエサンは来月は受験ラッシュ。

朝から病院に付き添っているが、待合室でも勉強中。
体調に気をつけて、ラストスパートとして自分と向き合って欲しい。

入試結果、学校の選択、その先の方向性、これから向き合うことになるだろう。
自分を「ああすべきだ」とか「こうすべき」と決めつけないで欲しいな。
社会では、きちんとすること、きっちりすることを求められがちだ。
だけどね、そうしなくても良いことは、たくさんあるよ。
自分の中(内側)と外側は別世界。
外側は様々な立場や価値観で言動が放たれ、それで物事が動いている。
そこを基準に自分を組み立てると、当然、自分の立ち位置や価値観も引きづられて不安定になる。
そんな状況において、言動や物事を白黒させることは、しんどいものだ。
外側という混沌とした状況に右往左往させられて、どんどんしんどくなる。

ただね、これは自分のスタンスや基準が無いと難しいだろう。
私もそれが人生後半戦の今に至って、ようやく見えた。
もちろん、それも「正しい」ということではなく、すとんと「腑に落ちる」ということなのだ。

オマエサンは、これから様々な外側に対峙していくのだろう。
徐々に自分で自分を律して(立して)いく道筋を見つけて欲しい。
外側との関わりの中で、立派である必要は全く無い。キラキラする必要も全く無いよ。
私は今だからこそ、そう思うが、オマエサンがいつかしんどくなったら、そう思って欲しいかな。

青春は回り道。

ありがとう。

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