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2022-06-28 | 宇江佐真理(お江戸物語)

 

宇江佐真理
『深川にゃんにゃん横丁』★★

 

『ヨルガオ殺人事件』を筆頭に殺人事件漬けだったので(^▽^;)
「誰も殺されない物語」二冊目です。
それも現代じゃなくお江戸物語が恋しくなり、未読本からこちらをチョイス
平和な市井の生活の中へトリップ!
宇江佐さんならまちがいない。
痴話げんかですらたまらなく愛おしい。

人と人との繋がりが江戸という街を一つにしていました。


--------(抜粋)

 

お江戸深川にゃんにゃん横丁
長屋が並ぶこの場所は、その名のとおり近所の猫の通り道。白に黒いの、よもぎにまだら。愛らしい猫たちがあくびをしているその横で、雇われ大家の徳兵衛は、今日もかわらず大忙し。悲しい別れや戸惑いの出会い。報われない想いや子を見守る親の眼差し──。どんなことが起ころうと、猫がニャンと鳴けば大丈夫
下町長屋の人情溢れる連作時代小説集

 

--------

 

 

 

---

 

「書訳さん。この世の中はね、当たり前に暮らせない人がごまんといるのだよ。当たり前のことがどれほど大変か、ご苦労なしのあんたにゃ、わかりゃしないよ」

 

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「先のことを知るのは恐ろしいよ。何とかなると思っていれば、何とかなるもんだし」

「そうだ、そうだ。先のことを心配しても始まらないよ」

 

「冗談じゃない。破れ鍋にとじ蓋って寸法かえ?痩せても枯れても、このおふよ、人の情けに縋って生きるなんざ、まっぴらだ!」

「よッ」

 

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藍玉を溶かしたような闇

 

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秋たけなわ

 

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蛤になる苦も見えぬ雀かな

 

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一茶の俳句・・どういう意味?

「俳句の世界では、雀が海に入ると蛤になるという考え方があって、これは晩秋の季語になっているのさ」

 

 

 

今更ながら・・
商家で働く人はまず丁稚奉公から始まり、小僧から手代、そして晴れて番頭へとなる。
長い道のりがあります。

 

 

 

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ちょっぴり平和な心持ち。

時代劇も相変わらず鬼平、斬九郎、斬り捨て御免などを流している。
中村吉右衛門、渡辺謙ばかり観てるな。あとあの身軽なおじさま長門勇(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

未読本(今後の参考として)
 
『銀の雨 堪忍旦那為後勘八郎』←未だどこを探してもなし・・
『恋いちもんめ』
『彼岸花』
『富子すきすき』
『寂しい写楽』
『なでしこ御用帖』 
『ほら吹き茂平 なくて七癖あって四十八癖』
『通りゃんせ』

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