こころの元気+ 2023年1月号『認知療法』など

今年1月号の感想の続き。

「じょうずにかわす怒りの気持ち」は、そのほとんどがあまり身近でないというか、該当しない話だなぁと思って読んでいたが、最後のほうで「エスカレートする怒りをぶつけられたら」の対処法として「あなたはどうなっていたいのですか?」と聞いてみる、という方法が挙げられていて、そういうセリフを言えばいいのかと、ある種、目から鱗だった。
たしかにこの言葉を言われると、相手は一瞬ひるむ、考えると思う。そして聡明な人なら「自分は怒りたいだけだった」と気が付くだろう。そこで気が付かない人は、今後付き合わないとか、何か言われてもハイハイとスルーしておけばいい。
なかなか含蓄に富むセリフだなぁと思った。

「認知療法」には、個人的に相当興味深いことが書いてあった。
何かを始める気力が出ないときには、5分でも10分でもいいので課題に取り組んでみるというのは、本当に良く分かる。
私にも、陰性症状や薬の鎮静効果が強くて、家でゴロゴロしているだけで何もできない時期があったので、そういう時期は無理しないでも良いと思うけど、ちょっと出来そうだな、と思ったらすぐ行動に移したほうが良いと思う。最初は億劫でも、一歩動きだしたらもう一歩、もう一歩と、それこそ記事にあるように自転車と同じ感じで足が進んでいくことを、自分自身が体感したから。

とはいえ、私は今、片づけなければならない用事がたくさんあって、めちゃくちゃ疲れているので、正直、作業所を1週間くらい休みたいとすら思っている。一方で、そんなに休むと復帰がつらい、とも思う。そのあたりのバランスはとても難しい。
ちなみに、大野先生がYouTubeを始められたそうで、見てみたいのだけど、既にいくつかUPされているので、これ全部見るのはいつになるんだろう?という感じ。うる星やつらとかも相変わらず全然見れてないし。

「特に目標がありません」は、うーん。ごめんなさい、まったく共感できませんでした。やっぱ私は目的志向なんだと痛感させられた。

「つっちーのショーガイ学習」は、職場を変えたら仕事がうまくいくようになった、という人の例が載っていた。
やっぱね、仕事や職場の向き不向きってあると思う。私は今のB型作業所が合っている。
コロコロ職場を変えることに対して否定的な考えを持っている人も多いけど、適応障害って病気もあるくらいだし、精神障害者は特に職場を選んだほうが良いというのが、私の持論だ。