甲状腺機能亢進症で周期性四肢麻痺が起きる機序
どうも
「禁煙アピールをされても、で?という反応しか出来ない」
でお馴染みのタケットです。
体に悪いと散々言われているなか、勝手に吸い始めたにも関わらず、
タバコを辞めた途端、そのことをさぞスゴイ事かのようにドヤ顔でアピールされても、
何もスゴいこととは思いません。
(決して禁煙を悪いことと言ってません。むしろ良いことだと思います。)
初めからタバコを吸ってない人が、スゴいと言われる世の中の方が絶対に生きやすいです。
ということで、本日はタバコと全く関係ありませんが、
甲状腺機能亢進症で周期性四肢麻痺が起きる機序について書いていこうと思います。
甲状腺機能亢進症で周期性四肢麻痺が起きる機序
甲状腺機能亢進症とは
甲状腺機能亢進症は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される疾患の総称です。
また、甲状腺ホルモンは全身の細胞に作用して代謝を調節しているために、
その過剰により、代謝が亢進し、頻脈になったり、体重減少したりします。
周期性四肢麻痺とは
周期性四肢麻痺は、東洋人の男性に見られることがあります。
Basedow病は、20~40歳の女性に多く見られるので、少し意外ですよね。
症状としては、突然に発作として、両側性に全身の筋力が失われ、しばらくして再び正常に戻ります。
周期性四肢麻痺が起きる機序
過激な運動や、飲酒、ご飯を食べたりして糖質の摂取をすると、
血中の糖が増加します。
すると、糖を分解しようとインスリンが分泌されます。
また、代謝が亢進しているので、糖の分解もより速やかになります。
その際に、細胞内にKが取り込まれます。
細胞がインスリンを出す際に、血中のKを細胞内に取り込む機序があるからです。
すると、血中のKが低下してきます。
そして、低K血症により、周期性四肢麻痺が起きるのです。
これが甲状腺機能亢進症で周期性四肢麻痺が起きる機序です。
ではでは。