出光興産【5019】優待新設で高めの配当利回り・株価上昇推移

石油精製元売り大手の出光興産(5019)、配当は不安定な推移ですが、高めの利回りです。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認してみました。また、新設の株主優待制度も確認していきます。

出光興産のPOINT
  • 高めの配当利回り、優待新設
  • 株価は下落推移から大きく上昇
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出光興産の株価情報と配当・優待

出光興産の株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年2月16日終値時点)

株価:926.9円
予想PER:7.34倍
PBR:0.71倍
予想EPS:126.3円
時価総額:1兆3,805億円

最新の株価参考:出光興産(株)【5019】:Yahoo!ファイナンス

配当金の情報

2024年3月期の予定年間配当:32円
予想年間配当利回り:3.45%

配当金の推移について

下記は出光興産の配当金推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

出光興産の年間配当金推移

2019年3月期:20円
2020年3月期:32円
2021年3月期:24円
2022年3月期:34円
2023年3月期:24円
2024年3月期:32円(予)

2024年3月期は増配予定ですが、不安定な推移をしています。

配当性向は2023年3月期が14.1%、2024年3月期の予想が約25%です。

配当方針の確認

中期経営計画にて「株主還元を在庫影響を除いた総還元性向50%以上、1株当たり配当金32円を下限」としています。

参考:株主還元|出光興産公式サイト

株主優待について

2024年3月31日の基準日から抽選型の優待制度を導入としています。

項目実施時期対象
「題名のない音楽会」
収録ご招待(抽選)
公開収録ごとに案内予定3月末、9月末において
500株以上保有
「キッザニア東京・甲子園・福岡」
入場券贈呈(抽選)
年1回(5月)3月末において
500株以上保有
「Idemitsu ArtAward 展」
招待券贈呈
年1回(12月)9月末において
株式を保有

抽選というのもあり、お得感の判断は難しいです。

参考:抽選型優待制度の新設について|出光興産

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出光興産の業績推移と株価推移

出光興産の業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記は出光興産の売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2020年3月期は経済冷え込みと原油価格下落の影響で厳しくなり赤字で着地

2021年3月期は黒字復活、2022年3月期は在庫影響・タイムラグもあり大きく増収・増益で過去最高を更新。

2023年3月期は減益、2024年3月期も減益見通しとしています。

参考:業績ハイライト|出光興産

株価のチャート

下記は出光興産5年分の週足株価チャートです。

株価は2018年10月から原油の先物価格が下落した影響で下落。

2021年からは原油価格上昇の影響もあり持ち直していましたが、2022年6月から緩やかに下落。2023年中旬以降は大きく上昇する場面が出ています。

また、2023年12月31日を基準日に1株を5株に株式分割しています。

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出光興産の事業内容と財務状況

出光興産の事業内容と財務状況を確認していきます。

出光興産(5019)の概要

出光興産株式会社(いでみつこうさん、英称:Idemitsu Kosan Co.,Ltd.)は、石油精製、石油化学、電子材料の製造と販売などを行う日本の企業である。

EV用次世代電池の全固体電池の主要材料となる固体電解質の研究開発にも力を入れ数多くの特許を保有している。

2019年4月1日、経営統合により昭和シェル石油を完全子会社化。

出光興産 – Wikipediaより抜粋

主要事業セグメントは「燃料油」です。原油・石油製品の輸入、精製、輸送、貯蔵・販売を行っています。

3カ月決算の実績

下記は出光興産の連結経常利益の推移と前期との比較です。

2024年3月期の連結経常利益は2,700億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記は出光興産のキャッシュ・フロー推移です。

2023年3月期の営業CFはマイナスです。

出光興産の配当・優待について

配当推移は不安定ですが、高めの利回りです。

株主優待制度は抽選の優待が多く、お得感の判断が難しいです。

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