大手電機メーカーの東芝(6502)。
今後の株価と配当はどうなるのか、株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認してみました。
東芝の株価情報と業績推移
東芝の株価情報と業績推移・株価チャートを確認していきます。
株価の指標
株価:4,606円
予想PER:—
PBR:1.6倍
予想EPS:—
時価総額:1兆9,962億円
2023年9月21日終値時点のデータ
最新の株価参考:(株)東芝【6502】:Yahoo!ファイナンス
目立った割高感・割安感は無いです。
業績の推移
下記は東芝の売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。
2015年-2016年の不正会計・巨額損失を受けて事業を売却し売上が減少。
2020年3月期の最終損益は1,146億円の赤字となりましたが、2021年3月期、2022年3月期は増益に。
2024年3月期の営業利益は1,100億円見通しとしています。
参考:売上・損益状況|東芝
株価のチャート
下記は東芝5年分の週足株価チャートです。
株価は2020年3月に大きく下落しましたが、その後回復。2021年1月末は東証1部復帰により窓を開けて上昇。
その後も買収報道などで更に上昇する場面も出ていましたが、2023年4月以降はTOB価格の4,620円周辺で推移しています。
東芝の配当情報と株主優待
東芝の配当情報と株主優待制度を確認していきます。
配当金の情報
2024年3月期の予定年間配当:未定
予想年間配当利回り:—
配当金の推移について
下記は東芝の配当金推移です。
配当は不安定な推移です。2022年3月期、2023年3月期は特別配当が大きいです。
株主還元方針について
株式公開買付けのため、2024年3月期の配当は未定としています。
参考:株主還元・配当|東芝
株主優待について
株主優待制度は実施していないです。
東芝の事業内容と今後について
東芝の事業内容と財務情報の確認と今後について考えてみます。
東芝(6502)の概要
株式会社東芝(とうしば、英語: TOSHIBA CORPORATION)は、日本の電機メーカーであり、東芝グループの中核企業である。2017年に事業の分社化を完了させたことにより、現在は純粋持株会社の役割を担う。
冷蔵庫・洗濯機・掃除機・電子レンジ・炊飯器など、家電製品の国産化第1号の製品が多く、白物家電の日本におけるパイオニアであった。だが、2015年の不適切会計による経営不振発覚を契機に白物家電事業、テレビ、パソコン事業及び医療機器事業、メモリ事業を売却した。
東芝 – Wikipediaより一部抜粋
アメリカ原発事業の巨額損失で債務超過となり、2017年に東証第2部へ降格。東証株価指数など株価指数から除外されましたが、2021年1月29日に東証1部へ復帰。
2023年8月に日本産業パートナーズ(JIP)がTOBを実施、9月にTOB成立が発表されました。
3カ月決算の実績
下記は東芝の連結営業利益の推移と前期との比較です。
2024年3月期の連結営業利益は1,100億円見通しとしています。
キャッシュフロー
下記は東芝のキャッシュ・フロー推移です。
東芝の今後について
2023年3月、TOB形式での買収案を受け入れ8月からTOBを開始(TOB価格4620円)。9月にTOB成立が発表されています。
TOB成立により株式非公開化、上場廃止となります。
東芝上場廃止へ
ここ数年は不採算部門を売却し構造改革を進め、インフラやエネルギー部門で採算重視の受注により利益が回復。
2020年3月期はアメリカのLNG(液化天然ガス)事業の売却により約900億円の悪化、最終損益は赤字となりました。