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メルカリの商品を『普通郵便』で発送する時に注意をしなければいけない事とその対策

レベル5 メルカリ便・送料のまとめ【中級者向け】

匿名配送、補償、配送可能な重さの割に安く送れる点から、最も便利な配送方法として『メルカリ便』を過去の記事でもおすすめしてきました。ただ、本当に軽くて薄い商品をいかに“安く送りたい”という点だけで考えるであれば、『普通郵便』には勝てません。

もちろん安く送れれば、利益が増えるので送料は安いに越したことはありません。

しかし、『普通郵便』にはいくつかのデメリットが存在し、メルカリの購買意欲を下げたり、「残念だった」の評価を受ける可能性も考えられます。

今回はメルカリの商品を『普通郵便』で送る時に注意をしなければいけないことを紹介していきたいと思います。

『普通郵便』とは?

『普通郵便』は、商品の厚さや重さによって下記の3つに分類する事が出来ます。また、ざっくりと特徴をまとめました。詳細が気になる方はこちらの記事をご参照ください。

『メルカリ便』よりも安い!?『ミニレター』と『定形(外)郵便』の上限サイズや厚さ、重さについて

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  • 定型内
  • 定形外(規格内)
  • 定形外(規格外)

『普通郵便』のデメリット

それでは本題である『普通郵便』のデメリットについて紹介していきたいと思います。これらのデメリットが存在することを十分に理解した上で出品者は「配送方法:普通郵便」に設定するまたは「配送方法:普通郵便」を確認して購入するようにしましょう。

匿名配送じゃない

メルカリの荷物を送る時に匿名配送が出来るのは『メルカリ便』だけです。

相手に住所が知られても問題にならないよう、商品には一切の虚偽等ないようにしましょう。

対策:匿名配送がいいなら『メルカリ便』に配送方法を変更しましょう。欲しい商品の配送方法が『メルカリ便』以外なら、コメントで変更してもらいましょう。(送料が増えた場合には、負担も覚悟して)

追跡、荷物の破損・紛失の補償がない

『メルカリ便』には商品一つ一つに送り状番号をつけて追跡をする事が可能です。また、配送中の商品の破損や紛失した場合にはメルカリが補償してくれます。

しかし、『普通郵便』には無料で追跡・補償サービスはついていません。

作業工程を減らし少しでも安く配送するためなので仕方がないかと思われます。ただし、有料にはなりますが、書留郵便という“追跡”と“補償”のオプションをつけることが可能です。

ちなみに

  • 一般書留:+435円(基本料金に加算)(損害要償額10万円まで)
    さらに5万円ごとに+21円(上限500万円)
  • 簡易書留:+320円(基本料金に加算)(損害要償額5万円まで)

これをわざわざつけるのであれば、『メルカリ便』でいいですよね。

ただし、紛失する可能性は限りなくゼロに近い結果が出ています。

日本の郵便技術は本当に素晴らしいですね。

2004年度に郵政公社が把握している誤配と紛失は、
普通郵便230億通のうち約35万通(確率0.00152%)、
配達証明郵便と書留は3億6000万通のうち1000通余り、(確率0.000278%)
小包で14億3000万件のうち5000件余り(確率0.000350%)でした。

出典元:郵便事故の傾向と対策(郵便局調査依頼・盗難は警察へ相談) (2-d.jp)

対策:追跡や補償が必要な商品は比較的、高額な商品。配送中になくなっても問題ないと思える金額のものだけを『普通郵便』で送りましょう。それ以外の高額な商品は『メルカリ便』を使う事

送料が重さによって細かく区分け

定型内は25gと50g、定形外は最小で50g単位で送料が区分けされている。

『普通郵便』で発送する際には、発送前に必ず計測するのは当たり前。なのに、何故送料を誤る事があるのか?

ごくまれではあるが、梅雨時期や雨天時にポスト投函された封筒が湿気を吸って50gが51gになり、貼った切手の金額を超えてしまう事もあるとのことらしい。

こういった自然が関する事はどうしようもありません。ただ、この差額分はどうなるのでしょうか?

実は商品の受取人に支払いの依頼をする事が多いそうなのです。実際に不足していた金額を請求されたり、計測ミスで私の購入者さんに不足分を支払ってもらった事もあります。

支払いの依頼をされた場合には「たかが、数十円だからいいか…。」と支払ってしまう事が多いようですが、メルカリの受取評価はほぼ「残念だった」になりますね。

対策:送料が変わってしまう区分けギリギリの重さであれば郵便局窓口へも持っていきましょう。窓口であれば、その場で送料を確定してもらえるので、それ以降に湿気で重さが増えても問題ありません。

土日、祝日は配送をしていない

2021年10月より日曜・祝日だけでなく、土曜日も郵便物の配達の休止が決定しました。

週末に一秒でも早く届けたい場合には速達を利用するようにしましょう。

ただ、『メルカリ便』であれば、土日、祝日関係なく配送してもられます。しかも、地域によっては翌日に届くことも。体感として、速達といっても変わらない印象です。

対策:特に週末、急ぎであれば、『メルカリ便』を使いましょう。速達はどれだけ安くても速達料金:260円が発生してしまいます。

お届け日数の繰り下げ

今までよりもお届け日数が1日分繰り下げとなりました。

ただ、今までよりも必ず1日分遅くなるというわけではありません。荷物の配達量や配達員の数によって今まで通り、配送が可能な事もあるそうです。

対策:こちらも急ぎであれば、『メルカリ便』を使いましょう。

送ったか証明できない

『メルカリ便』であれば、送り状番号をつけられるので、郵便局、コンビニ、配送センター、宅配ロッカー等で受付をしたら、発送されたかの確認をとる事が可能です。

しかし、『普通郵便』は送り状番号を付けられないため、発送されたのか確認をとるすべがありません。その為、稀に商品の到着や受取が遅くなる事で出品者、購入者間でトラブルが時折発生してしまいます。

対策:利益が本当に少なく1円でも利益をあげたい時等の限定した場合のみ、『普通郵便』を使う。

結論、基本的には購入者に好かれない傾向が強い

正直、送料の安さ以外は『メルカリ便』に買っている部分が見当たりません。

ただ、ここまで書いてしまうと『普通郵便』が使いづらいかと思います。

最後にトラブルに発展しない『普通郵便』の使い方を紹介したいと思います。

トラブルに発展しない『普通郵便』の使い方

  1. 商品説明欄に
    「配送方法は普通郵便なので到着が週明けになってしまう可能性があります」
    「『(らくらくorゆうゆう)メルカリ便』に+〇〇円で変更可能です。購入前にコメントをください」
    と記入する。
  2. 商品発送後は取引ページにて「普通郵便で郵送し、土日祝日は配達されない為、到着が週明けになってしまう可能性があります」と再度念押しのコメントを残す。

これだけで到着が遅い事で購入者が「残念だった」評価をする事が無くなります。

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