road to 南女1 | 中学入試と医学部入試の道の駅

中学入試と医学部入試の道の駅

小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

今年もあっという間にこの週がやってきました。

多くの女の子を泣かせ続けてきた、南山女子の入試です。

日能研のHPをみると、今年度の出願者は713名(昨年比7人増)と出ていました。

昨年の合格者数が172名であることから考えると、4.15倍だってさ。ちょっと中学入試だとは思えないほどの高倍率です。

つまり、24%の歓喜と76%の哀哭によって幕を閉じる脚本であることは、既に決まっています。

 

この受験は私にとっても苦い想い出しかありません。

かなり優秀で真面目に努力できる生徒でも、なかなか届かないのです。

それこそ、愛知淑徳に入学してトップでずっとやっているような生徒もいました。でもそういうことじゃない何かが必要なのですよね。

 

東海中学を攻略していくことと、南山女子を攻略していくことは、何か本質的に異なっているような気持ちが私の中にはあります。それは男の子の受験と女の子の受験という差でもあるとは思うのですが。

才能とか成長度とかそういったもので言い表すことも出来るかもしれませんが、そうではない何か生まれ持って備わっている何かがないと難しいと感じているのですよね。クイズダービーの竹下景子さんのような。

 

南山女子入試の算数も国語も、読んでいて思うのですよ。

難しくはないですよ。全然難しくはない。大人目線で考えるとね。

でもそれを12歳の少女が出来るものなのでしょうか?って思ったりする。

 

南女の算数の題材なんて、時々大学受験でも使われていることもある。

”この問題は南女の入試問題でも同じ問題あるけど、覚えてる?”って南女のS3に聞くと、意外と覚えているからまた驚き。

 

いくた