青森県青森市にあります
国際芸術センター青森です。
昨年の七月に撮影しました。
シム・ムンセプ
『プレゼンテーション』
七メートルの半割の松の木と
御影石(花崗岩)を組ませて作った水路。
(撮影時は木の部分がありませんでした)
水は石や木の表面を伝わり
流れて元に戻る。
始めもなく終わりもない永遠の循環は、
生命の流れをつなげる環。
生に近い素材を組み合わせた形態は、
舟のような橋げたのような、
建築の礎台のような、
生活の中で見慣れたものを想わせます。
若江漢字
『森にある壁』
豊かな自然の中に突然、
人工物のステンレスの壁が立っています。
あえて人工的な物を置くことによって、
自然はより豊かに、
またステンレスは人工としての美しさが
際立って見えてきます。
壁には赤い文字で「Non Ultra(越えるべからず)」、
青い文字で「Plus Ultra(越えていけ)」という、
相反する二つの言葉が
ネオンサインとなって掲げられています。