昨日のオフ日、

ちょうど

チビすけの授業参観がありまして、

 

 

いやぁ、実に久しぶりに

学校の授業を拝見できる、と

ホクホクして出かけてきました。

 

 

今回の授業参観は、

1年生から6年生まで、

全学年共通で

 

「道徳」の授業でした。

 

 

「道徳授業地区公開講座」は、

平成10年度から続く取り組みで、

東京都教育委員会が

各区市町村と連携して行っています。

 

学校、家庭および

地域社会が一体となって、

子どもたちの豊かな心を

育むことを目的として行われています。

 

 

 

 

 

・・・ところで、ボクは以前、

学校関係のシゴトをしておりました、

また、自分自身も

教育実習まで出かけた経験を持ちまして、

つまり、学校と塾と家庭とを分けることなく、

「教育者」として

みなさんの前に立ちたいと覚悟しておる者です

 

(ボクのざっくりした経歴についての記事

 ↓

「職歴」

(↑クリックいただくと記事にとびます)

 

 

 

これは、

スクールIE千歳烏山校の

講師研修でも話すことですが、

 

(学校)教育における

3つの柱、

3つの「育て」があります。

 

 

 

 

知育(知識を育む)

体育(体を鍛える)

徳育(心を育てる)

 

です。

 

 

 

この中で、

もっとも大切なのは

だんぜん

「徳育」だと

考えています。

 

 

 

しかし、学校ですら

道徳が

軽んじられている傾向がある。

 

「塾」に至っては、

「道徳」の要素を

期待されてもいなかったりする。

 

 

でも、同じ「塾屋」のみなさんなら

力強く賛同いただけると思うけど、

 

等しく、

子どもたちに

「教える」という立場においては

「道徳」抜きでは語れませんよね。

 

むしろ「道徳」を大切にしたいから

算数や国語を教えているという

塾の先生方も多くいらっしゃる。

 

 

ここでいう「道徳」とは

「あいさつができる」とか

「ウソをつかない」とか、

そういう類のことですけど。

 

 

 

 

卒業生が

お世話になった学校の先生に向けた

こんなメッセージがあります。

 

「オトナになって、

英語や数学は忘れちゃったけど、

道徳の授業でやったことは

今でも覚えています」

 

 

 

 

チビすけの授業参観も

楽しみではありましたが、

 

そのあとに行われた

「学び舎」研修会の講演が

大変勉強になりました。

 

 

明星大学教育学部の

教授でいらっしゃる

大原龍一先生による講演。

 

大原先生は

道徳教育における

第一人者でいらっしゃり、

そんな先生のお話を

こんなご近所でお聞きできるとは

とてもありがたいことでした。

 

 

1時間ほどのご講演の中、

非常に濃い内容だったので、

ここでうまくまとめることもできないんだけど、

 

たとえば、

 

ご家庭に向けた

「心の教育」における

3つのポイント。

 

 

①「ならぬものはならぬ」

②「思いやりの心」

③「きたえる」

 

 

 

 

①「ならぬものはならぬ」の精神

 

これは、会津藩の教えとのことです。

「什の教え」として、

年長者への敬い、

ウソとかイジメへの戒めなどの

考え方が述べられていますが、

 

「ならぬものは、ならぬ」、

すなわち、

「ダメなものは、ダメ!」

 

逆にすると

「やらなきゃならないことは

 やらなきゃダメ!」

 

ここが大切だということ。

 

 

本当に大切なことは

親や先生が

「おしつけなければだめ」

だということです。

ほとんどの場合、

そこに「理由」など不要です。

 

その後、子どもたちが、

「いや、そうではなくて・・・」と考える上でも

まず最初に「基準」を与えてあげることが

オトナの役割だということです。

 

 

そして、

「近年、そうした「基準」を

示せない親が増えている」

と、

先生は指摘なされました、

耳が痛いです。

 

 

たとえば、

「ケータイを持たせる場合、

 その料金は親が払うべきか、

 本人に払わせるべきか」と、

そんな相談をお受けになることもあったそうで。

 

 

大原先生のご家庭では、

ケータイを持たせた高校生以降、

おこづかいは、

お子さまたちの口座への「振り込み制」

また、ケータイ使用料も

そのお子さまたちの口座からの

引き落としにされたそうです。

結果、月なかばで

ケータイが止まることが

ちょくちょくあったそうで、

それも彼らの責任。

・・・ボクも、

これは見習おうと思っています。

 

 

②「思いやりの心」

 

人は、思いやり、思いやられ

の体験の積み重ねで心が育つ

と、大原先生はおっしゃいます。

 

誰かほかの人にしてもらった

ほんのちょっとした親切。

でもそれがもしかしたらその人にとって

一生を左右するくらいの

大きな出来事かもしれない。

 

だから

「こんなの当たり前だから・・・」と思わず、

ちょっとした思いやりも

すべて実行してみましょう。

 

 

③「きたえる」

 

厳しい環境にいる魚は

身がしまり、おいしくなる。

 

人もまた、しかり。

 

 

 

 

 

 

・・・先生の講演を端折ると

こういうことを

お話しいただきました。

 

本当に、

勉強になりました。

 

お話しの内容を

細かくご紹介すると

たぶん、

この5倍くらいの文章量になってしまう、、、

なので、省かせていただきます、が、

 

 

 

大原先生の講演については

実は、参加した保護者は

ボクを含めて10名程度。

 

その倍くらいの数の

教職員の方々が

お忙しい中、参加されていました。

 

子どもの教育は

学校と、家庭と、地域と、

彼らを取り巻く

すべての環境が「責任」を負うところです。

 

 

機会あらば、

ぜひ、こうした学びの場に

今後も参加していきたいと思います。

 

 

猫kama

 

 

↓ブログランキングに参加しています

にほんブログ村 教育ブログ 塾教育へ
にほんブログ村


塾教育ランキング

 

応援クリックよろしくお願いいたします^^

 

 

PVアクセスランキング にほんブログ村