静岡市葵区の病院で提供された病院食を食べた25人が、嘔吐・下痢の症状を訴え、静岡市保健所は食中毒と断定しました。

静岡市保健所の発表によりますと、静岡市葵区漆山にある病院が3月26日に提供した病院食を食べた181人のうち、25人が翌日から、嘔吐・下痢の症状を訴えたということです。25人全員、快方に向かっています。

患者と調理従事者の便から、ノロウイルスが検出されたため、静岡市保健所は病院の病院食が原因の食中毒と断定し、病院食の調理を担当していた会社を3日から当分の間、営業禁止としました。

病院食のメニューは、ご飯、黒豚肉焼売、南瓜のかにあんかけ、パープルサラダ、グレープゼリーでした。

市の保健所の担当者は、ノロウイルスはアルコール消毒は効果がないことから、「作業前の丁寧な手洗いと調理器具などは、塩素消毒液を使用して欲しい」と呼びかけています。