Skyrimーilex ランウェイグのファーストを探索する

Skyrimーilex ランウェイグのファーストを探索する

遺跡の外にはテントが張ってあり、誰かがここで休んだようなのだが人気が全く感じられない。
火を焚いた跡も確認できないため、随分と前にこの場を離れているようだ。

それにしても、「こんなことやりたくない」などと言いながら襲い掛かる幽霊とは一体・・・?

ilex:人気が全然ないのが気になるのよね
リディア:先ほどの幽霊が、このキャンプを張った人たちでしょうか?
エリク:冒険先で亡くなることはよくあるだろうけど・・・この場に縛り付けられてるのかな?
ilex:うーん・・・。なんか嫌な感じ

兎に角、遺跡の中に入ってみよう。
重い鉄の扉を押し開ける。

エリクが、こういう場所は「死」に満ち溢れていると呟く。
埋葬壺に遺体、遺体を包む布・・・鬱々としてくる。

確かに、ノルドの遺跡はスケルトンとかドラウグルとかいるわよね・・・。
そんなことを考えていると、再び幽霊が「やりたくない!」と叫びながら襲い掛かってきた。
遺跡の中にも幽霊がいるのか。

開けた場所に出た。
奥の方にワードウォールが見えた。その前には宝箱が置いてある。

エリク:宝箱だ!幽霊たちはこれを探しにきて死んだのかな?
リディア:従士様、あの壁は・・・
ilex:あ、ちょっと待ったエリク。

ilexが、エリクを制する。
しっと口元に手をやり、辺りを窺う。

リディアとエリクは不思議そうな顔をして立ち止まり、ilexの指示を待つ。

ilexが黙ったまま足元を指さすので、2人も視線を床に移すと・・・暗がりで見えにくいが、扉のようなものがあるのに気が付いた。
そのままでいてと2人に小声で指示を出すと、ilexはひょいと扉を飛び越えワードウォールに近づく。

頭から尻尾へと、得も言われぬ快感が走りシャウトを取得した(カイネの安らぎ Kaan)。
ふうと満足げなため息が思わず口から飛び出した。
嗚呼、この感覚はなんなのか、アーンゲール師に聞いてみようかしら。

余韻に浸っていたが、リディアとエリクが待っていることを思い出し、2人の元へと戻る。

リディア:従士様?
ilex:ワードウォールでシャウトを一つ覚えてきたわ。あと、あの宝箱は罠でしょうね
エリク:え?罠?もしかして・・・あの扉・・・
ilex:そうね。宝箱に近づいて踏んだら、真っ逆さま
リディア:では、どうされますか?
ilex:落ちる
エリク:え?

落ちるとわかっていれば対処のしようもあるでしょと言い、ilexは扉を踏んで落ちて行った。



ばしゃーん!と音を立てて着地した。
見渡すと、水の中に死体が浮いている。罠にかかった盗賊や冒険者たちだろう。

ilexに続いてリディアとエリクも落ちてきた。
2人とも水があることに驚いていたが、すぐに体勢を立て直す。

うひゃひゃひゃと気味の悪い笑い声が聞こえてきた。
また獲物が落ちてきたと大喜びだ。
どうやらこいつが外にいた幽霊たちを操っていたようだ。罠で釣り上げた冒険者たちが実験台か。

べらべらと気持ちよさそうに語る死霊術士を後目に、檻の鍵を開けてみる(熟練者)。
※もしくは近くに落ちている弟子のポーチの中に鍵が入っている。

ilex:五月蠅い。口を閉じな
ウォーロックのシルド:うー!
エリク:このやろう!!
リディア:従士様!!

3人に囲まれた死霊術士は、あっという間にあの世へと旅立った。
これで使役されていた幽霊たちも、この地を離れることができるだろう。

エリクが死霊術士が記したノートを見つけた。
どれどれと3人で読んでみると、簡単に罠にかかる山賊や冒険者の事をバカ呼ばわりし、命を絶つ瞬間に魂を捕まえようとしていた姿が浮かび上がってきた。

ilexが嫌な顔をしてノートを火にくべて燃やした。


ilex:胸糞悪くなる奴だったわね
エリク:ilex、結構喧嘩っ早い?
リディア:あと無鉄砲
ilex:え?そんなことないでしょ

リディアとエリクが顔を見合わせ、首を振る。

遺跡から出てくると、外はすっかり暗くなっている。
テントを張り火を熾すと、ようやく3人は寛いだ気分になった。


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