2018年1月1日(月) 晴れのちくもり

最高気温:8.7℃ 最低気温:2.3℃

 

 

元旦。

 

 

お正月番組を見ながらおせちを食べて

年末忙しかった反動で思いっきりダラダラ過ごし

すっかりお正月を満喫する人間(&我が家のわんにゃん)をよそに

はっちゃんにとっては「いつもの一日」の始まり。

 

 

・・・のはずだったのだが、

お昼過ぎにどこからともなく

はっちゃんのニャーニャー鳴く声が聞こえてきた。

 

すぐにガレージ付近を見に行ったけど、姿はなく

鳴き声もピタッとやむ。

 

 

何かあった?

誰かいた?

 

 

 

気になりつつも、どこにいるかわからないので

いったん家に戻った。

 

 

 

3時前、もう一度裏へ見に行くと

 

なぜか段ボールハウスの方ではなく、トイレベッドに。

 

 

 

ん?なんでや??

 

 

 

段ボールハウスは段ボールを3枚重ねにして

さらに保温のための発泡スチロールやら緩衝材を上下に敷き詰め

毛布の下には湯たんぽを毎日朝晩温めて入れている。

 

 

それでも風の強い日などはひとりでは寒い気がして、

外から園芸用のビニールハウスをかぶせて

完全防寒仕様にしてあるので安心なのだけど

トイレベッドには下に毛布を敷いてあるだけ。

 

そこは相当寒かろうに、なぜわざわざそっちで寝ている??

 

 

やはりさっきどこかで鳴いてうろうろしていたときに

何かあったのだろうか?

(誰かほかの猫に入られていたとか?)

 

 

元々4匹でもゆったり寝られるようにと大きめに作ってあるので

ひとりでは大きすぎるのだろうか。

 

風よけのためのビニールハウスがバサバサしてうるさいとか??

 

 

 

はっちゃんのために

「こうしてあげよう。ああしてあげよう。」

と思いつくことは片っ端からしているつもりなのだけど

そんなババァの真意が伝わることはなく

ことごとく裏目に出ているようで悲しい。

 

 

 

 

かーちゃんとねーねがどこかに行ってしまって

ちびちびとふたりになったとき、

はっちゃんより度胸が据わっていたちびちびは

時間をかければなんとか手懐けられる自信があった。

 

そして、そうなればふたり一緒に保護して

「うちの子」にしたろか!?

と、心の中でひそかに目論んでいた。

 

4匹いたときは「全員そろってうちの子に」とは

さすがになかなか難しくて考えもしなかったけど

(ただ、不妊手術だけは全員にするつもりで世話をしていたけど)

女子ふたりなら我が家の男子ふたり(+じいさん犬)となら

なんとかなるんじゃないかと思い始めていた。

 

 

 

 

でも、そんな矢先にちびちびがあっけなく他界

はっちゃんひとりで警戒心が倍増してしまった今

「はっちゃんをうちの子に」ということが

はっちゃんにとって果たして幸せなことなのか

どうしても疑問に思ってしまう。

 

もし、はっちゃんが喜んでババァに懐いてくれれば

全く迷うことなく即うちに連れてきていた。

 

せめてその片鱗でも見せてくれれば

どうにかしようと思えた。

 

 

でも、ごはんをあげるようになって約3か月。

こんなに毎日顔を合わせてもまだ怖がられ

近づくたびに逃げられている。

 

 

そんな子を無理やりうちに連れてきても

「めでたし、めでたし。」となる気がどうしてもしない。

それはただの自己満足ではないのか、と・・・。

 

 

 

 

いっそのこと、もうこれ以上構わずに

放っておいてあげる方がいいのかな・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いやいやいやいや、

 

 

 

 

アカン、アカン。

 

 

 

このまま外で住むならそれでもいいけど、

とりあえず春までには何がなんでも不妊手術だけはしないと。

 

ここまでごはんをあげ続けてきた責任というものがある。

 

ここでほったらかしたら、春になって性成熟を迎えるころには

こどもが生まれてどんどん増えて

余計に「かわいそうな命」を増やすだけになる。

 

ただの「自分がエサあげたいだけの身勝手なババァ」

になってしまうやないかい!

 

 

 

こんなことでいちいちへこたれてられへんな。

 

ババァのことを好きになってもらわなくてもいい。

けど、せめてもう少し慣れてもらうようには

何が何でも努力してみようではないか。

 

 

 

2018年の元日、

そう誓うババァであった。

 

 

 

 

 

 

 

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2017年12月31日(日) くもり

最高気温:7.8℃ 最低気温:1.1℃

 

 

数日前、初めておもちゃで遊んでくれて喜んだのも束の間、

 

翌日またいそいそとおもちゃ持参で誘ったものの、

車の端っこから近寄らず、おもちゃにも前日ほど反応しなくなり

ババァまたまた撃沈。

 

 

ねーねはというと、毎日ではないものの、

時々現れてはごはんだけ食べてとっとと帰ってしまう。

 

ねーねははっちゃんに対してまだ親密な気持ちはあると思われるのだが

はっちゃんがねーねのことを拒絶したままなのだ。

 

一度、はっちゃんがごはんを食べているときにねーねがやってきて

前までのように一緒のお皿で食べようと近づくと

威嚇して追い払い、お皿に近づけさせなかった。

 

追い払われたねーねはびっくりしながらも

無理に一緒に食べようとはせず

しょんぼり少し離れた場所ではっちゃんが食べるのを見守っている。

 

そして、はっちゃんが食べ終わってお皿から離れ

小屋の方に戻っていくとようやく

 

「じゃ、あたしもいただきましょうかね。」

 

 

「もぎゅもぎゅ♪」

 

と、残りのごはんを食べ始めるのだった。

 

 

そんな風にごはんは一緒には食べず、

交代で食べる、という生活がしばらく続いた。

 

 

 

 

すっかり心を閉ざしてしまったはっちゃん。

 

 

どんなにそーーーっと近づいても

どんなにしずかーーーに話しても

どんなにゆっくりまばたきをして「大丈夫だよ」と伝えても

ババァのことを寄せ付けない。

 

 

 

いや、それは今始まった話ではないので

別にいいっちゃーいいのだけど、

ねーねにまで壁を作っていることが気になって仕方ない。

 

 

生まれてからたった半年やそこらしか生きてない子は

もっとオトナを頼っていいんやで?

ヒトにはもっと甘えていいんやで?

 

 

猫の世界ではもう大人の第一歩を踏み出したのかもしれんけど

人間と仲良くできれば、ずっと子猫のままでいられるんやで?

 

 

 

うちの二匹の

 

 

オッサン猫たちなんか

 

 

図体だけはでかいけど、

 

 

永遠の子猫やで?

 

 

人間の中にはそりゃ悪い奴もいれば猫嫌いな人もいるから

人間全部を信用していいよ、とは言わん。

 

野良猫として生きていくにはもしかしたら

人間には近寄らない方が安全なのかもしれないけど

でも、中には「大丈夫なニンゲン」もいるってことを

どうやって教えてあげたらいいのかなぁ。

 

「世の中全員敵」って肩ひじ張って頑張らなくても

もっと楽な生き方があるんやで。

って、どうにかして教えてあげられんかな・・・。

 

 

 

 

はっちゃん。

 

今日は大晦日やで。

明日はお正月やで。

 

ひとりで寂しくないかい・・・?

 

 

 

 

はっちゃんにとっては大晦日も正月もクリスマスも誕生日も

全く関係ないだろうけど、

年の瀬をたったひとりで過ごしている子猫がただただ不憫で

「2018年ははっちゃんにとっていい年になりますように。」

と祈ることしかできない

自分の無力さを感じるババァなのであった。


 

 

 

 

 

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2017年12月26日(火) くもり 

最高気温:7.5℃ 最低気温:2.5℃

 

 

昨日やっと帰ってきたと思ったねーねは

やはり朝もおらず。

 

はっちゃんも朝はいたけど、ごはんをあげても

ババァがいる間は出てこず、しばらくねばったけど

ごはんが食べられないものかわいそうなので

ひとりにしてあげた。

 

 

前までのようにねーねと仲良く一緒にいられれば心配ないのだけど、

ちびちびがいなくなってから

「世の中みんな敵」みたいな感じになっているのが

ものすごく心が痛い。

 

かーちゃんから親離れした(無理矢理させられた)とはいえ

はっちゃんはまだ5ヶ月やそこらの子猫だ。

 

野良猫だろうが、家猫だろうが、

まだまだ甘えたい盛りに決まっている。

 

 

うちのにゃんずの5ヶ月の頃と言えば

「止まったら死ぬんか?」っていうぐらい

みんな毎日暴れ回っていた。

 

放っておけばカーテンに登ったり網戸に登ったり

ソファで爪を研いだり周りにあるものを咥えていったり

構えないときは手足に噛みついて絡んできたり

色々イタズラが絶えない年頃。

 

「家の中でしてはいけないこと」をさせないために

猫本来の狩猟本能を満たしてあげるように

毎日何時間もたくさん遊んであげて、

相手をしてあげるのが本当に大変で

「早くオトナになってくれぇーーーいっ!」

と悲鳴をあげていた時期だ。

 

 

はっちゃんもちびちびと一緒にいるときは

組んずほぐれつ一緒に遊んだりお互い毛繕いしたりしていたけど、

相棒のいなくなった今はじっとひとりで小屋の中で隠れている。

(時々見回りには出ているようだけど。)

 

親離れした野良猫の子猫ってのはみんなこんなものなのか?

生まれてからたった半年やそこらで

急にオトナになることを強いられるものなのか?

 

野良猫で今までおもちゃで遊んだことがないとは言え

5ヶ月の子猫がおもちゃに食いつかない、

なんてことがあるんやろか?

おもちゃで釣ってみたらどうなるんやろ?

 

 

色々考えているうちにふと思い立って、

家にあったヒモのおもちゃを持って

はっちゃんのところに行ってみた。

 

車の下にいたはっちゃんに見えるように

ヒモのおもちゃをふりふりしてみる。

 

 

そしたら、なんと速攻食いついて

車の下からヒモを追いかけて出てきたではないか!

 

でも、すぐにババァの存在に気づいて

慌てて車の下に隠れる。

 

もう一度ふりふりしてみたけど今度は出てこず。

 

「はっちゃーん。

もう一回出ておいで-。

一緒に遊ぼうよ~。」

 

車の下を覗いてみたら、奥に逃げてしまった。

 

 

アカンかー。

これでちょっとは楽しくなれるかな~と思ったんやけどなー。

 

 

車の下を覗くと怖がるので

とりあえずはっちゃんの方を見ずに

ダメ元でしばらくふりふりしてみたけど

やはり出てこず。

 

中でどういう反応をしているのかを知りたくて

ふりふりしながら動画を撮ってみる。

 

 

 

 

めっちゃ見てますやん!!!

 

 

 

 

 

よーっし。

じゃぁもうちょっとがんばってみるか!

 

 

 

 

 

 

 

手を変え

 

 

品を変え

 

 

いろんなおもちゃで釣ってみたけど、

食いつきはするものの、出てきて遊ぶまでには至らなかった。

 

 

 

もし一緒に遊べるようになったら

少しは距離が縮まるかも。

 

ひとりぼっちのはっちゃんが

少しでも「楽しい」って思ってもらえることを

一緒にできたらな~。

 

 

そう思うと、ほんの少しだけ光が見えたような気がして

ちびちびが亡くなって以来

俄然やる気を取り戻したババァなのであった。

 

 

 

 

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