美月惟花のブログ

占い・深層心理について

不倫はなぜ不幸になるのか?

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不倫は、お互い「許容範囲がゼロ」でスタートしているのです。

既婚の方は、現状の家庭生活に「足りない」部分を不倫相手に求めてスタートしています。結婚相手と円満であれ不仲であれ、「幸福度の加算」です。満足しているからもっと幸福が欲しい、不満があるからよそで幸福が欲しい・・。現時点の家庭の幸福度数が何点であっても、「現状より幸福がほしい」それにはかわりません。同じ既婚者でも離婚目前で、新しいパートナーが欲しい、というのとは違うのです。「家庭生活を維持しながら恋人を得る」というのは「幸福度の加算」であり、根源は欲望そのものなのです。欲は塩水のように飲めば飲むほどのどが渇くものです。一つ欲望が満たされると、どんどん欲が深くなっていく。欲望には限界がありません。

 

対して、自分は独身だが既婚者と交際をしている側は、「相手が既婚者であり他に異性のパートナーがいる」状況を甘んじて受けている立場です。普通に考えてください。好きな人に他の異性のパートナーがいる・・よく思っているわけではありません。「別にいい」と考えられる人はその人のことをそんなに深く愛してなんていないのです。きっかけはどうあれ、既婚者を好きになって深い関係になってしまった、そういう人が相手の正式なパートナーに嫉妬しないわけがありません。自分より正々堂々と相手と街を歩き、長い時間を共有できる相手のパートナー。自分が独身であれば尚更、心のどこかで立場を入れ替わりたいと思っているものです。

本当に好きな相手なら「2番目でいいわけがない」でしょう。昔流行った「ポケベルが鳴らなくて」の歌詞に「2番目でも愛されたい」とあります。この要求は叶うことはありません。2番目だからこそ、1番目のように愛されないのです。人目を忍んで相手の予定に合わせて交際をしている時点で、1番目より愛されている実感など沸くことはありません。不倫関係では相手に愛されている実感がないという現実をこの歌詞が物語っています。

離婚する予定がない既婚者と交際する・・・1番になることがないとわかっていてのスタートなのです。好きになってしまったという弱みから、受け入れられない現実を受け入れた形でスタートしている・・つまり「我慢の限界」からスタートしているのです。

 

 

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「幸福度の加算」vS「我慢の限界」の組み合わせです。赤コーナーは、欲がどんどん深く大きくなって相手への要求が高まり、青コーナーは相手の欠点にどんどん嫌気がさしていきます。これは、「過大要求」vS「許容範囲ゼロ」と言い換えることができます。お互い、しんどいでしょう。欲しい欲しいと満たされない欲にかられる日々と、イヤ、イヤ、イヤ、もう限界と我慢しかない日々。

どう考えても、不幸への便へ直行か鈍行で辿り着くに違いありません。

 

では、「過大要求」vS「過大要求」(ダブル不倫)はどうでしょうか。

要求する者同士の組み合わせは、いわば、赤ちゃんと赤ちゃんの組み合わせ。要求する者はいても、要求にこたえる者がいないのです。これは、長続きしそうもない上に悲惨な別れしか待ってないと思われます。

 

でも、人間って数年先の不幸より、今日明日の幸福を取ってしまうと言えばそうなんですけどね(;^ω^)未来よりも目先の幸せに弱い。それが人と言えばそうです。だから、人は不倫する生き物・・なんて、肯定してはいけません(;^ω^)不幸になるのは、相手よりまず自分なのです。また、相手を思う気持ちがあれば、相手だって不幸になるのですから、どう考えてもいいことなんてない。

不倫でお悩みの方、こんな風に理論的に考えてみたら、いかがでしょか?