元通訳の違法賭博問題で、大谷翔平が声明を発表して自らの完全潔白を主張したのにも関わらず、米国内のメディアは「まだ臭いものが残っている」などの論調を繰り広げています。18歳でファイターズに入団して以来の大谷を知っているファンとしては、あの記者会見での大谷発言にウソが混じっていることは絶対にあり得ないとの印象を受けました。誰が何と言おうと、我々は大谷翔平を信じています。
日本時間の28日朝、ロサンゼルスの地元紙LAタイムズ電子版に「あなたはまだ大谷翔平を信じるか?私はよくわからない」と題するコラムが掲載されました。
かいつまんで言うと、「この賭博のごみの中にはまだ何か臭いものが残っている」、「この1週間の動きがあまりにも奇妙な展開だった」、「大谷は自分を救うため、最も近い同僚を犠牲にするほど狡猾なのか。それともこの同僚に何百万ドルも盗られるほど世間知らずなのか」、「かつての輝かしい存在感には依然として暗雲が漂っており、それは消えそうにない」。
我々から見ると、とっても意地の悪い指摘のように思えます。記者会見では、元通訳がどのように巨額の資金を動かせたかには触れず、質疑応答にも応じなかったことも批判されていますが、それは捜査にかかわること。大谷がそんなことを知るはずもなく、手口については元通訳に聞いてくれーと私は言いたいです。
しかし、このコラムのような見方は、米国内では一般的なのかもしれません。記者会見での日本語による大谷の発言は、そのニュアンスが伝わりにくいのも事実です。
ファイターズからのポスティングの際、年俸が低く抑えられたのにも関わらず、お金などどうでもいいから、ただ高いレベルで野球をやりたいとの一心で渡米した〝野球少年・大谷翔平〟を我々は知っています。その気持ちは今も変わらぬはずです。
これまで多くの実績を積み上げてきた大谷ですが、ここへ来て人生最大の危機に遭遇しているともいえるでしょう。これから様々な雑音が入ってくるでしょうが、そんなことには煩わされず、のびのびと野球に打ち込む大谷を見たいです。右ひじの怪我のリハビリも含めた困難を乗り越え、また大きく飛躍してほしいと思います。
頑張れ 大谷翔平
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