どうも、たっつんです!
今回は筆者が注目している銘柄「タスキ」について記事にします。
筆者の独断と偏見と確かなエビデンスから書いています
銘柄情報:タスキ(2987)
東京23区を対象にIoTに優れる投資用賃貸マンションの企画・開発を行なっています。
これだけを聞くと「なんだ、よくある不動産企業の銘柄じゃないか」と思ってしまいそうですが、タスキは並行して不動産に特化したDX事業にも取り組んでいることが特徴です。
株価 1119円(2022/11/21日現在)
PER 10.0倍
ROE 28.2%
自己資本率 30.6%
配当利回り 3.6%
IoTレジデントを基盤とした成長率がスゴい!
同社の特筆すべき点はその成長率で、2018年以来のCAGR(年平均成長率)は売上高で40.9%、経常利益では95.3%にもなります。
成長の礎となっているのはIoTレジデンスの販売です。
IoTレジテンスとは富裕層をターゲットに絞ったIoTに優れる投資用賃貸マンションで、競合優位性を保つために物件には様々な工夫が取り入れられています。
例えば入居率が低く低家賃の一階をトランクルームにすることで収益性をアップさせたり、家具家電付きにすることで入居率を高く維持する…などが挙げられます。
また、富裕層をターゲットに絞ることで、今後訪れる大相続時代の需要にマッチする利点があります。特に東京23区という世界的にも魅力的なエリアで事業を展開することで、世界中の富裕層という幅広いターゲットに物件を提供できるチャンスを得られるでしょう。
IoTレジテンスの好調さが基盤となり、同社の業績は右肩上がりに成長しています。
デフレが続く日本において、高付加価値を付け高額でも高品質を売りにするビジネスモデルは、他社との差別化にも繋がりそうです。
さて、同社の成長基盤であるIoTレジテンスですが、事業環境は良好で海外からの引き合いも増えている状況との事です。
円安による資材費の高騰は注視しておく必要はありつつも、海外投資家や海外の富裕層から見ると「東京23区の高付加価値な物件が円安により安く買える」という状況に他なりません。
国内で不動産業を展開する同社ですが、円安を追い風に変えることができるのは顧客を富裕層に絞った恩恵だと言えるでしょう。
さて、不動産業において在庫の確保は業績拡大への重要な課題となります。
東京23区の駅近(徒歩5分)に特化した物件を取り扱う同社にとっても同様ですが、同社のIoTレジテンス棚卸資産は過去最高に積み上がっております。
在庫は業績を占う大事な要素となりますので常時注視しておく必要はありますが、直近の決算では過去最高の在庫を取得していることが分かりますね。
次の成長エンジンは不動産業界のDX推進
IoTレジテンスの順調な販売により高成長している同社ですが、次の成長の柱「TASUKI TECH」に期待がかかります。
TASUKI TECHとは不動産デベロッパー(開発事業者)向けのDXツールで、個人の経験やスキルなどアナログ化されていることが多い建築業界において、業務効率化を実現しDXを促進させることが狙いのサービスとなります。
例えば、スマホ上の地図をタッチすることで不動産の価値が瞬時に分かるシステムや、実写ベースの3D空間で遠隔からも内覧が可能になる仕組みなど…不動産事業に関する情報管理からプロモーションに渡るまでを総合的にサポートできるようになるツールです。