さて、実子は5歳である。
5歳ともなると自己主張が激しくなってくる。
しかし、まだ我欲を抑えて他人と協調することを優先するほど自制心はない。
たとえば、風呂に入れと言っても「あとで」と言い、ご飯食べろと言っても「休憩してから」と言い、保育園行くよと言っても「テレビ見てから」と言う。
そしてこちらの声掛けはあえて無視する。
ムカつく。
5歳児というのはムカつく生き物だ。
継子も5歳の時はムカついた。
10歳の今の方がマシだ。
継子は実子がご飯食べるのを手伝ってくれる。
実子が歯磨きするのも手伝ってくれる。
実子がお着替えするのも手伝ってくれる。
実子が風呂入るのも手伝ってくれる。
実子に関する今の感想は、「このガキ甘えんじゃねぇ」という感じである。
まあ口には出さないが。
だからどうだということはない。
子供とはそういうものだ。
継子のお陰で俺の養育スキルも上がっている。
実子はぬくぬくとその恩恵にあずかっているわけだ。
オラ、継子に感謝しろ。
5歳児は口ばっかり達者になって困る。
俺が「野菜も食べないとおバカになるよ」と言うと、「バカって言うほうがバカなんだよ~」と言い返してくる。
は?知らんし。それってあなたの感想ですよね?
まったく、やってらんないね。
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