そして、ワグネリアンでダービー制覇後の活躍が

本当に素晴らしい福永祐一について、少し書きたい。

 

実は、週中で不安要素として騎手を書くか?

迷ったのだが今年の絶好調を考えれば

心配無用と思い書くのをやめた経緯がある。

(書かなくてよかった)

 

その中で、調べていくと、

福永祐一がまだ、勝っていないG1は

 

有馬記念、宝塚記念、マイルC、大阪杯、ヴィクトリアマイル、チャンピオンCのみ。

(気が付けば、もうたったこれだけ)

 

あまりにも異次元の記録を持つ武豊と、

偉大なる父 福永洋一と比較され続けたこと。

 

古くは、

デビューしたてのキングヘイローでの暴走や、

何もない場面での落馬事故(腎臓摘出)

エピファネイアのダービーで馬を御せず、あわや落馬。

(馬の力だけで2着)

そして、なにより

あまりにも有名な内でドン詰まりの前が壁コメント多発。

 

実際、他騎手も自らも昔は超下手だったと認めているように、

スタート以外は、親の七光り全開の騎手だった。

(スタートだけは、今も昔も抜群に上手い。ほとんど出遅れない。)

 

それでも、地方騎手移籍、外国人騎手移籍などの荒波の中、

動作解析のコーチをつけ、騎乗技術向上の為、四位や藤原厩舎の腕利き達から

学びを続け、さらにワグネリアンでのダービー制覇という精神安定剤を手に入れたあとは、

コントレイルで無敗の3冠+JC制覇。

 

あらゆる面で、自分と被る横山武史には、自分が武豊にされたように、

ダービーでの試練課題まで与える。

 

祐一と私はほぼ同年代ということもあり、

ある意味、デビューからずっと彼を見てきた。

 

彼ほど、昔と今では印象の違う騎手も珍しい。

どちらかといえば、見ていけばいくほど、騎手の成績とは落ちていくもの。

 

だからこそ、

もう一度、リーディングを目指して欲しいと思ったジャパンカップの勝利であった。

(おそらく近いうちに調教師試験を受けるであろう)

 

もう偉大な父から解放されて欲しい。

あなたは、もう名ジョッキーです。

おめでとう!