心と顔


江戸中期の書院造の旧萱野家(大石順教尼記念館) 。大正元年に廃寺になり萱野氏がこの土地家屋を買い取るまでは、ここは遍照寺別院で、高野山の僧侶が冬の間だけ暮らした不動院だった。2009年に町が買取り主屋など3棟が町指定文化財に指定されている。

戸が閉まっているので本当に見学できるのかな?? と眺めていたら、どうして外に人がいる事気づいたんだろう?? 「どうぞ~」 と中から優しそうなおじい様が戸を開けて出迎えてくれた。出していただいたスリッパに履き替え、体温チェックをされ無事合格。

大石順教尼


しかし、今では、そこかしこで体温チェックが当たり前になりましたねぇ。先日、ちょいと無謀な事をして失敗し両手と腕を怪我して血だらけになってしまい、洗って放っておけば治るか♪ と放置していたら夫に見つかって「すぐ病院に行くぞっ!」 と慌てていた。「そんな大げさだって。こんなの放っておけば自然に治るよ~。」 と言ったのですが、「これはダメだ。感染症とかになる可能性がある!」 とか大騒ぎ。放っておけば自然治癒すると思うんですがねぇ。

で、土曜日でも開いている整形外科に連行された。受付で体温チェックだけでなく体調問診やワクチン接種有無などを聞かれた。運転のためと付添いで来てくれた夫はアホみたいに元気なのですが体温がちょっと高かったので、「体温が基準値より上なので病院に入ることはできません。」 と病院から追い出された。えっ!? ここ病院っすよね?(笑)(笑)

ちょいと基準値より熱が高いからといって病院から追い出されるって、なんじゃそりゃ?? 病院なんか??? コロたん騒動以来、世の中が変わりましたねぇ。で、私は体温が基準値以下だったので無事、お医者さんに手当をしてもらい塗り薬や飲み薬数種類と消毒薬や包帯を処方され数日後にまた来るようにとの事だった。手、痛い。


カルテをパソコン入力しながら 「コロナワクチン打ってないの? ワクチン反対派ですか?」 と聞かれた。「いやぁ別にそういうわけでは」 と波風立てず適当に答えると 「ワクチン反対派なんですか? いや、いいんですよ。打つも打たないもいいんですよ。で、反対派ですか?」 と何故かすっごい食いついてきた。「いやぁそういうわけではないんですけれどもぉ」 と答えたら、「いやいやいやいや、いいんですよぉ~、反対派でも。。。。。。ではまた数日後に」 と言われた。一体なんだったのだろう?? 私の演説が聞きたかったのだろうか??(笑)



そういえばポスティングされていた美容院のチラシにも。。。

美容院ワクチン

”ワクチン接種済のオーナーが、全て一人で担当。” とか自慢げに記してある。ワクチン接種済ってのは威張れるものなのかな? いや、安心感を与える事ができるのかな?

”他のお客さまとの接触がなく安心です。” 一瞬ビビったが、まぁこれはわかるかなって思った。シェディング被害を極力抑えられますしねぇ。。。しかしオーナーさんが接種済みかぁ。。。


調査結果を元に記された記事Steve Kirsch's newsletter によると、米国ではワクチン接種者の内、約500万人のアメリカ人が働くことが出来なくなり、約1000万人のアメリカ人が心臓損傷が発生し、約75万人のアメリカ人が死亡している、との事。また、1000万人のアメリカ人が入院の必要があった、との事。心臓の問題の発生率は6,6%なんですと。


FRONTNIEUWSによると、ハンガリーの出生数は前年同期と比較し今年は20%減少した。この劇的な低下は、Covid集団ワクチン接種開始から9か月後に発生した、とハンガリーの祖国運動の副議長さんが国会で指摘。

こういった諸々のニュース等を読むと、なんか怖いですねぇ。シェディングも怖いんっすけどねぇ。。。おちゅうしゃ始まってから日本人の死亡数も急増しているとか他にもいろいろな病気が発症したり体が不自由になった等も見聞きしますがきっと全部捏造♪ だって、



「全責任は私が引き受ける!」 と大上段に仰せだった河野太郎氏はこのよう↓に仰せなので、きっと上記の調査結果もすべてデマ♪

河野太郎

良かった♪ 安心だわ~•*¨*•.♬\(^o^)/ バンザーイ♪ʜᵅᵖᵖᵞ🌸




おっーーと、話がそれてしまった。さてさて、体温チェック関所を通過すると、案内されて入った右側のお部屋。お手製の小さな映画館みたいになっていた。大石順教尼の生涯を紹介する映画を見た。多分、数十分くらいのものだったと思う。映画を見た後、健気な人だなぁ、私思いあがっているかもしれないな、と反省した。



筆を口にくわえて物書きをしたのは、相田みつを が最初じゃなかったんだ! っと知り、そこが衝撃だった。相田みつを氏や星野富弘氏は、体操技の失敗による事故で両手が不自由になったそうですが、大石順教尼さんが両腕をなくした理由はそれにしてもあまりにも壮絶すぎた。4歳から始めた踊りが上手で、日本一の踊り子になるのが夢で資金援助を申し出てくれた中川萬次郎氏の養女になり踊りの稽古を続けていたが、17歳の時にその養父に殺されかけたのだから。


中川萬次郎氏の3人目の妻は25歳年下。その若妻が若い男性と駆け落ち。中川氏宅で一緒に住んでいた芸妓さんの一人がその逃げた御嫁さんと接触したらしく頼まれて彼女の着物を持ち出そうとしたのを見つかり、居場所を知っているんだろうと激怒。中川氏宅で一緒に住んでいた逃げた若妻の母と弟妹と芸妓2人を斬り殺し、大石よね(のちの大石順教尼)は両腕を斬り落とされ、中川氏は自首。

中川萬次郎氏はもともとは武士だったそうなんで、刀遣いもプロですよねぇ。。。


で、数時間後に自首を聞き駆け付けた警察。息があったので病院にかつぎこまれ一命をとりとめた大石よね(のちの大石順教尼)氏。ひたすら踊りをしてきた人生だったのに両腕がなくなり、障害者となってしまった彼女。



大石順教尼さんは若いころから綺麗な方でしたが、晩年はもう人間性が滲み出ていてほわ~んと温かくなんと表現したらいいのか良い御顔をされているんですね。歳をとるほどに表面的な顔のつくりだけではごまかせなくなってきますねぇ。その人の生きざまが内面が滲み出てきてしまう。いくら整形手術をして外見を整えたところで、化粧をぬったくって顔を作り込んだところで見た目は整うかもしれないが限界がありますわなぁ。内面からにじみでてくるものがねぇ。やはり、その人の生きざまですわなぁ。


なかなか出来ない事と感心したのが、堀江六人斬り事件を起こし世を震撼させ、自分の両腕をバッサリ斬り落とした養父のもとに、養父が死刑になるまで拘置所に何回も面会に行っているところ。

大石順教尼



結婚生活でもいろいろあったようだが、彼女が書き記すには、夫が入院した時に、両腕がなく世話ができず自分の姪を呼び寄せ世話をさせた。何もできない自分を責め自ら離婚を切り出したそうな。



両腕を失った大石順教尼は、口で加えて絵や文字を書き、67歳で日展で入賞している。その彼女の書かれた絵や文字が展示されていた。そして大石順教尼は、時々、ここに来て高野山に登ったり、萱野さんのご親戚さんを訪ねたり、絵や書を書いたりしていたという。で、彼女がここに来た時に使っていた筆や硯がそのまま残されていた。



大石順教尼

当時はまだ障害者に対するサポートとかなかったんですね。そんな中、大石順教尼は、身体障害者福祉相談所など障害者施設をつくられた。彼女は尼になる前に住職のすすめもあり、一度結婚し、子どもを2人授かっている。今現在、お孫さんが、大石順教尼カナリア会という障害者施設の代表運営をされていて、曾孫さんは寺院の御住職だとか。お孫さん、曾孫さんまでもご立派に育っていますな~。

歳をとった時、大石順教尼さんのような良いお顔になっていられるように日々精進しようと思う。

↓クリックしてね(^^♪↓
 ブログランキング・にほんブログ村へ

関連記事

テーマ : 主婦の日常日記
ジャンル : 日記

コメントの投稿

非公開コメント

切り傷 その後、大丈夫ですか〜? お大事に。 
私は実家にいる頃、切り傷を作ると
「これで治る」と庭のアロエをちぎって渡されました笑

大石さんの話、初めて知りました。
壮絶というか気高いというか、何か感動✨

「生き様が顔に出る」という件を読んでいたら、テレビに福島瑞穂の顔が映し出された
何でしょう このタイミング…






こんにちは

大石順教尼のことは初めて知りました。
毎回毎回本当に読み応えのあるブログで、その幅広い知識に感心しております。
これからも楽しみに訪問させて頂きますv-433

No title

大石順教尼の生きざまは素晴らしいものがありますね。
内面からにじみ出るもの・・
この年になって、ようやくわかったような気がします。
ありがとうございました。

Re: タイトルなし

アロエ良いですよね~♪

みずぽたん。。。。彼女を崇めている方もおられますからね~。ハハハハハ

Re: こんにちは

夢さんに、そのような事を仰っていただけるとは感激です。
そして大変恐縮恐縮で恐れ多いです。どうもありがとうございます。

Re: No title

闘将ボーイさん、面食いだったんですね~( *^艸^*) ムフフフ♡
カレンダー
02 | 2024/03 | 04
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
Profile

はーとまいんど

Author:はーとまいんど
いつも仕事を頑張っています。筋トレや楽器をひいたり、史跡巡りと自然を楽しんでいます。あと、読書も好きです。仲良くしてください。よろしく!

SponsorLink
Latest comments
最新記事
Category
Search form
SponsorLink
Monthly archive