福間香奈さんを応援するブログ!

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女流棋士の福間(旧姓里見)香奈さんを応援しています。その他将棋や自分の日常のことなど。

 昨日行われた第4局は後手番、挑戦者の西山女流三冠の完勝だったようです。なんというか、ちょっとスランプを抜け出して強い西山さんが戻ってきたようで、最終局も大変ですが、それはそれで仕方ないというか、調子の悪い相手に勝つより調子の良い相手と戦って実力向上につなげることが大事だと、基本的には福間女流名人はたぶんそういう考え方をするように感じます。短いですが、今日はこれで。

 

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最終局は11日(金)に行われますが、対局場が関西将棋会館ということで、あまり関係ないかもしれませんが若干ホームアドバンテージのようなものが有るかも...。ただし、その前に8日(火)に陣屋でマイナビの五番勝負開幕戦がありますし、追って女流王位戦も始まるので、どこまで行ってもこの2強対決が続くという構図なのかと。

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 挑戦者の西山女流三冠が一つ返し、これで福間女流名人の2勝1敗で第4局に進むこととなりました。次は今週4月4日(金)に東京の将棋会館で行われます。

 福間さんは産休後の連勝が途絶えてしまいましたが、戦前のインタビューでもたまたま星が偏っているだけとか、内容が少し落ちている旨のコメントがあり(これとかこれ)、流石に疲労が蓄積して調子が下降気味なのかもしれませんが、これで一つ負けて、ある種の禊のようになれば良いかなぁと。連勝が続くと必要以上に緊張感が途切れない感じになって逆に負担ともなりそうなので。一方、西山さんの方ですが、去年は妊娠中で体力が(特に終盤)厳しかった福間さんに粘り込んで勝負術っぽく逆転するしかなかったところ、昨日は、逆転は逆転なのかもしれませんが、地味にジワッと競り合い、読み合いで勝った感もありました。

 とは言え、第4局の先手番でスパッと防衛を願いたいところです。自分も昨日は家の用事で応援観戦できなかったので(リアルタイムでは終局間際の最後だけモバイル中継を見た程度)、次局は必勝祈願して臨みたいと思います。

 

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今日は時折、YouTube放送を見ていました。

先手伊藤沙恵女流四段の居飛車対福間倉敷藤花の向かい飛車。午前中はがっぷり四つでしたが、徐々に先手の模様が良くなったとのこと。
 

午後は大盤解説の放送に切り替わり、定番の岡山県地元出身の菅井八段の解説に石本女流二段が聞き手役。お互い持ち時間が減る中、特に伊藤さんは先に時間消費が進み、中終盤の玉頭戦の攻防で形勢が入れ替わったようです。
 

終わってみれば、福間倉敷藤花強しの印象でした。
 
(今日は短いですが、以上にて。)
 
3/26追記
 昨日ブログを書いた時、(内心では)勝利予想でしたが...。番組中にはっきり対局収録日は紹介されなかったと思いますが、対戦成績が42勝36敗時点だったので、2/17(女流王座第2局)と3/5(女流王座第3局)の間となり、倉敷藤花、マイナビなど結構対局詰めの厳しい日程の間だったようです。
 福間女流五冠は基本的には深く長く手を読みたいステイヤー*気質で、それでも早指し棋戦でも強いのは大局観と勝負度胸によるものと思いますが、今回は普通に西山女流三冠が強かったのと、中盤の本来ならじっくり考えたい局面で流石に勝負勘がちょっと鈍ってたのかなぁという感じでした。貴重なテレビ棋戦なので残念ですが仕方ないです。去年の西山さんも、NHK杯本戦で木村九段に勝って勢いが付いた、そんな感じもありましたし。
(*競馬用語ですかね?)
 

いつものように、先手振り飛車対後手謎中飛車っぽい独特の出だし。
 

この日は、これまでそんなに見ていない気がしますが、後手右玉の展開に。
 

中盤互角の折衝から、普通に△1三角と引いたあたりで形勢が先手に傾き、
 

以後は、完全に西山さんペースで完敗になってしまいました。解説の戸辺七段と聞き手の室谷女流三段も超常連のベテランコンビだと思いますが、「これは実戦的にはまだまだ難しいですよ」的な盛り上げコメントすら難しかったようです。西山さんの日でしたね。
 

 昨日は白玲A級順位戦があり、福間女流五冠は今期初めてA級入りして苦戦続きの和田あき女流二段を相手に、後手番の角交換振り飛車から鋭く踏み込んで勝利を収めました。これで4勝1敗となり、同日行われた一戦で加藤桃子女流四段が山根女流三段に勝ち、この3人と鈴木環那女流三段の4人が1敗でトップ並走という形になりました。

 産休復帰後の福間さんは、やや神懸っているかのようで、滅茶苦茶見え過ぎて恐いくらいという感じですが、昨日も大駒を見捨てて居飛車穴熊の敵陣に殺到しあっという間に優勢となり(言うまでもなく私はソフトの形勢判断を見てるから分かる訳ですが...)、流石だなと思いましたが、実際はその後の追い込み方が難しかったようで一回やや五分以下にまで振り戻しがありました。ただ一回勢い付いた流れもあって、和田さんの玉の逃げ間違いが発生し、その後は慎重に時間を使って勝ち切りました。なんせ戦力ぎりぎりで踏み込んだので、もうちょっと間違えたら「事件」になりかねない状況だったかと。こうしてみると、いくら連勝していても、改めて勝つというのは大変なんだなという一局でした。

 

 話変わって、明日はNHK杯出場女流棋士決定戦の放送があります。実際の対局日はたぶん先月のどこかのはずで、今の連勝中の流れからしてこの一戦だけ落とす可能性は低いように思いますが、早指し棋戦なので何が有ってもおかしくないし、相手が西山女流三冠ですから五分と思って久々のテレビ観戦を楽しみつつ応援したいと思います。やっぱり勝つか負けるか、ひやひやしながら見るのが将棋観戦の醍醐味ですから。

 

 あと、3月30日に行われる野田市での女流名人戦第3局の大盤解説会に行けなくなってしまいました。ちょうど同じ日に、音大に通っている私の娘(次女)が同級生とユニットを組んで、私の母親が入居している老人ホームで慰労演奏会をやってくれることになったからです。娘自体は昨夏辺りには学校を辞めたいとかで、単位が足りずに留年がほぼ決定しましたが、今は前向きに生活できているようなので、私にとっては二重の楽しみなのです。つまり、老いた母は孫のサプライズ演奏が嬉しいだろうし、娘も頑張った姿を見せてくれれば。私に似なかった(母親に似た?)のか勉強が嫌いで、声楽科で歌の実技は優秀らしいのですが語学とか普通課目が苦手のようです。

 長女も含めて、子供たちの将来の幸せというのが還暦を迎えた自分の今の最大の関心事です。子供は子供で、自分の道を生きていくので、放ったらかしで良いのかもしれませんが...。