スマホにはまってしまう理由

家で一休みしようと思った時に、自然とスマホに手が伸びてしまう。
気がつくと、いつもスマホを触っている。
本当は、やりたいことがいっぱいあるのに、スマホに時間を取られすぎている。
数分の休憩のつもりが、数時間スマホをいじってしまっていた。SNSの通知が気になって仕方ない。

など、スマホに依存していると感じることはないでしょうか。


今やスマホはなくてはならない存在です。
外出時はもちろん、お風呂やトイレまで持って行かないと気がすまないかもしれません。
「スマホがないと落ち着かない。そわそわしてしまう。」と聞くことが増えてきました。
人はなぜここまでスマホにはまってしまうのでしょうか。


今回は、スマホにはまってしまう理由について解説したいと思います。


スマホにはまる理由


1、ドーパミン
2、満足感を味わえない。
3、対応策(時間で区切る)

1、ドーパミン


ドーパミンスマホにはまる理由の大きな要因としては、ドーパミンという神経物質が関係しています。

ドーパミンとは、報酬系伝達物質です。期待感や快感への期待を持たせてくれるです。
「このサイトをみると有益な情報があるのでは!?」
「さっき投稿したSNSに、いいねが沢山ついていてハッピーな気分になれるかも!?」
といった感情を呼び起こします。


もともとドーパミンは、食料を探したり、子孫を繁栄させるといった行動を誘発するめに働いていました。
生き残るためには、行動することが必要なので、行動を誘発するために設計されています。
あと少し歩けば、食料が手には入れるかもと期待をさせ、動くように仕向けるのです。


スマホに触れているとこのドーパミンが大量にでます。ネットを見ていて、面白い情報があると、もっと面白い情報があるかもしれない。もっと、有益な情報・もっと面白い動画があるかもしれないと、期待が膨らんでスマホから目が離せなくなってしまうのです。

2、満足感を味わえない。


ただ、ドーパミンには実際に幸せを感じさせるものではありません。
満足感を与えてくれるものは”エンドルフィン”という物質です。
どれだけ、ドーパミンがでても満足することはありません。

ドーパミンがでて、何か幸せそうなものがあると感じてスマホをみるのですが、決して満足できないのです。満足できないため、次の満足感が得られそうなページに移動する。しかし、結局満足できないという流れができてしまいます。どれだけ、ドーパミンがでても満足できないため、永遠とスマホから手を離せない状態になってしまいます。

YOUTUBEなどの動画を見続けてしまう理由

上の図のように、ずっと同じループに入ってしまいます。5分のつもりで、スマホを開けたら2~3時間経っていたりするのはこのためです。

ドーパミンには、期待感を感じさせてくれるだけで、決して満足感を与えてくれないということを意識してみましょう。

3、対応策(時間で区切る)

スマホから離れられない理由には、前述の通りドーパミンの影響が大きいです。
スマホを触ることで、楽しそうな期待感は高まるが、満足できずさわり続けてしまうのです。

どこまで経っても、満足感が得られることがないので、時間を決めてスマホに触ることをオススメします。
タイマーやスマホのアプリで時間を測り時間になったらやめて違う行動をしてみましょう。

例えば、・宿題をする・自己学習・運動など有意義な時間に使ってみましょう。
スマホの使い過ぎが気になる方は、スマホの時間で何かをしたい方だと思います。
せっかくなら、自分の未来がよい方向に変わる時間の使い方をしたいですよね。

人によっては、勉強をしようと思っても、やる気がわかないからスマホを見ているんだという人もいるでしょう。
気持ちはとてもわかります。私も、そんな一人です。
しかし、人間やり始めるとやる気が沸くものです。というより、やり始めないとやる気は生まれません。

少しの時間を自分がやりたい事ややるべき時間に充ててみましょう。
飽きたら、またスマホに戻って一定時間のんびりするという繰り返しをすると、今までよりも有意義な時間を使えるはずです。

スマホの依存度に応じて、スマホを利用する時間を検討すると良いでしょう。ヘビーユーザーなら30分スマホに使って、30分違う行動というふうにうまく時間を区切ってみましょう。
アメとムチのような状態になり、かえって勉強が捗るかもしれません。

まとめ

スマホをやめられない理由の大きな要因はドーパミンによる影響です。ドーパミンは期待感を与え、人に行動を促してくれる物質です。スマホに触れるとドーパミンが放出され、期待感からスマホをいじります。しかし、満足感を得られることがないので、スマホから手が離せなくなってしまうのです。
スマホを触ってからでは、自分の意思でスマホをやめるのは難しくなります。スマホに触る前に、使用時間を決めてタイマーなどのアラームを利用し、強制的に使用をストップしましょう。

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