こんにちは!ラクです。
「それって私の仕事なんですか?
なんで私がやるんですか?」
…などと部下に言われて、イラっと来ることありませんか?
特に優秀でデキる(と自分で思っている)部下ほど、このように食いかかってくることがあります。
しかし…
「誰がやる」と、白黒つくような仕事は、案外少なかったりします。
部下が効果的な提案や代案を出してきている場合はともかく、
ただ文句を言ってきている場合は、シンプルに交渉の余地なしです。
なぜなら、仕事を決めるのは上司だからです。
一方で…
部下は部下で、複雑なときがあります。
このブログを読んでいただくことで、そのフォローアップの仕方が分かるようになります!
ケーススタディ
こういうときの部下の根本にある気持ちは、実はとてもシンプルです。
それは、上司は自分のことを分かってくれているのかという気持ちです。
仕事が面倒とか、やりたくないとか、それらは表面的です。
部下の状況として、以下のようなものが考えられます。
- 既に今の仕事でキャパオーバーだと感じている。
- 新しく振られる仕事について、どう対応したらいいか分からない。
- 自分が今やっている仕事との優先度が図れない
- 単純に背景が分からない
- 仕事以外の理由でモチベーション自体が下がっている。
つまり…
「私のこういった状況、あなたは上司として分かっていますか?」という気持ちが、
「それ、ボクの仕事なんですか?」という言葉になっている可能性があります。
2つの不安…そして反抗
そのような状況で新しい仕事を抱えてしまうと、
「自分の状況が脅かされるかも」と不安になります。
その不安とは、具体的には以下の2つを指します。
① 今の自分が否定されるかもしれない
② これからの自分が、対応できるか分からない
それぞれ例を挙げてみましょう。
- 今やっている仕事に影響が出るのでは?
- この仕事の背景を理解していないことをバカにされるのでは?
- 自分の備えているスキルや経験では無理なのでは?
- 残業が増えるのでは?
- 成績を達成するのが大変なのでは?
- 私生活への影響がでるのでは?
つまり、上司への反抗とは?
これらの「不安」が「恐怖」になります。
そういった恐怖に対しては、対応しなくてはなりません。
よって、「恐怖」が「反抗」という形で現れるわけです。
つまり…
不安から生まれた恐怖を取り除くために必死で抵抗する…
それが上司への反抗です。
こう聞くと、反抗してくること自体も、そこまでヘンではないことが分かります。
不安に感じる気持ちも、至極まっとうでしょう。
ただ、真面目で優秀な部下ほど、そういった「不安」を、
ストレートに表現することが苦手です。
上司としても気を付けないといけないのは、
部下が不安を表現できないような雰囲気を作りだしてしまっていないか…という点です。
失敗例
先ほどのケーススタディをもう一度見てみましょう。
この場面で以下のように部下に伝えたとしたら、どうでしょうか?
部下はただイヤだから反抗しているというわけでは無いという可能性があります。
先ほどお伝えした、部下の抱える2つの不安を思い出してみましょう。
- 今の自分が否定されるかもしれない
- これからの自分が、対応できるか分からない
その気持ちを理解せず、「仕事なんだから、やれ」と押し付けてしまうと、相手は余計に反抗しますよね。
どうすればいい?
そこで、オススメはこの3つのステップ!
② そのうえで「抱える不安」を代わりに言ってあげる
③ その「不安」を取り除く方法を、一緒に考える
部下の頭にあるのは、「今の自分が否定されるかもしれない」と「これからの自分が対応できるか分からない」の2点。
漠然とした不安があり、モヤモヤしているのも確かです。
そこで、こちらから「こういう不安があるよね」と代わりに言ってあげます。
そのうえで、一緒に考える姿勢も見せます。
以下のように返してみてはいかがでしょうか?
このように、相手にも「どうすればこの仕事をできるようになるのか?を考えてもらいます。
そうすることで、当事者意識を持つようになるからです。
また、上司が部下に仕事を丸投げにしているわけではないという姿勢も伝わります。
今、すぐ準備できること
ここまでのお話で、あなたがうまく対処されることを願っています。
もちろん現実世界では思いも寄らないことがあります…
しかし絶対的な正解がない以上、足を踏み出すことが重要です。
それでも…
念のため、前以てカンタンな自己診断をしておく方がいいかもしれません。
私はある転職サイトを利用して、無料の「コンピテンシー診断」を受けました。
結論から言うと…
…と思ってしまうくらい、なかなか刺激的な結果でした。
大体10分くらいで無料診断は終わり、以下のようなA4サイズ1枚で回答を見ることもできます。
自分のマネジメント資質
「管理職向きかそうでないか」は、良し悪しの話ではないと思います。
しかし、「自分に合った仕事」を探すうえでは大事な項目ですね。
どうも、標準は5.5のようです。私の場合は、8でした。
自分のパーソナリティの特徴
スマホでご覧になる方も多いと思うので、表の切り抜きだけにしますね。
こういうときに大切なのは、「濃淡を見ること」です。
たくさん情報があると分かりにくくなることがありますが、要は「最も飛び出たもの」を注視すると良いでしょう。
私の場合は、「人あたり」「チームワーク」が極端に低く、
「問題解決力」「オーガナイズ能力」がとても高いことが分かります。
仕事のうえでの特徴
若干文が長いので、まとめますね。
ここが性格のまとめの部分となり、ある意味一番大切なところだと思います。
仕事をしていくうえでの特徴
- 筋の通ったものの見方をし、解決に向けて合理的な推論を行う。
- 問題を解くこと、難しい問題に立ち向かうことが好き。
- 自己主張し、相手を自分の思う方向に引っ張っていきたい。
- 他人との関わり合いというよりも、自分について意識している。
自分が説教臭いというか、理屈っぽいことは知っていましたが、
この内容ではまるで「相手のことを軽視している」ようにしか思えません(笑)
でも、これは本当にその通りで、これは「自分が見えていない自分」だったと思います。
自分の職務適正
この項目は、これまでの性格判断のようなものに基づいていると思います。
これまでの結果を見ると、私の場合、「人あたり」「チームワーク」が弱く、
「問題解決」「オーガナイズ能力」が強いと出ています。
それを踏まえての結果ですね。
「事務職」「管理部門職」などが上位にあり、
反対に「公共サービス」「営業」「販売」などが下位にあります。
自分の「上司として」のタイプ
今回の「部下との対話が求められる状況」においては、この項目もとても大事です。
高得点ほど、そのタイプの可能性が高いことを示します。
10が最高で、1が最低です。
私の場合は…「指示指導型」の傾向があり、逆に「交渉取引型」ではないようです。
部下によっては、私のこういう「指示指導的」な傾向を嫌うというようなことも、あるかもしれません…
自分のストレス要因
項目としては「職場環境要因」「仕事要因」「人間関係要因」の3つがあります。
しかし、ここもスマホ表示のことを考えて「人間関係要因」に絞ります。
ここでは、高得点ほどストレス要因が高いことを示します。
ここも先ほどと同じように、まずは「濃淡を見ること」にしましょう。
「営業・交渉行為」「意見交換・調整」「チームワーク」の3つがストレス要因が高いと出ています。
一方、「あたたかさの欠如」「矢面に立つ」「孤独な業務」は、ストレスを感じにくいそうです。
…結構ハッキリ分かれましたね…
まとめ
私が部下との関係でうまくいかないとすれば、どう考えても「人当たりが冷たい」とか、「無神経」とか、その辺りでしょう。
一方、冷静に知識や論理的思考力を使って問題を解決することを目指し、自己顕示欲を押さえ、
相手の気持ちももっと考えることを意識すれば良いとも言えます。
なお、今回ご紹介したのは、≫ミイダスで無料で受けられる「コンピテンシー診断」です。
転職者用サイトかと思われるかもしれませんが、診断だけ利用することが可能です。
(ホントに興味があればその際には転職情報も集め始めればいいだけなので。)
念のため、今のうちにカンタンな無料診断をしておくのがオススメです!