見学感想)鍼数は多くなくていい

淡路の北野鍼灸院北野文章先生による、漢医堂社(やしろ)本院の見学感想です。北野先生、ありがとうございます♪

寝違え、ぎっくり背(女性 30代)

首を回すと首筋から背中にかけて痛みがあるが、発症時よりは軽減している。

証:心包虚肺腎実

督脈上の圧痛を調べると上部胸椎に数ヶ所反応がある。
その反応点の中から一番反応の強い所を探しだし、用鍼を調べる。
氣刺鍼を行い、脉が締るところまで鍼を進める。
脉が締まったので抜鍼。
首の動作痛を確認してもらうと痛みはほとんど無くなっている。
背中からきた痛みだろうと葛野先生が患者さんに説明、本治を行い治療終了。
督脈上や華陀穴の反応点を丁寧に探しだすことで、鍼数が少なくてもしっかりとした効果が得られると実感。

※督脉上の治療に不可欠なのが後方検脈です。

後方検脉の凄さ、わかるかなー?

慢性腰痛(男性 60代)

証:心包虚肺腎実

この患者さん、以前は脾虚腎肝実だったため、前立腺肥大等の予防として三陰交にお灸を行っていた。
三陰交は婦人の三里と呼ばれるほど婦人科疾患に良く効き、その他、体質改善・生殖器関係にも著効である。

めまい ふらつき(男性)

数日まえからのめまい、ふらつき、ワクチン3回目接種済。

証:心包虚肺腎実

後頭部に瘀血の所見があったため、瘂門付近に刺絡と吸い玉を行う。
後頭部の吸い玉は低血圧や虚弱な方等は治療後に気分が悪くなったり、ふらつき等がでてくることがあるので注意が必要である。
治療後は後頭部の重い感じは軽減したとのこと、スッキリして帰られた。

最後までお読みくださりありがとうございます。

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