行政書士は3年間は喰えない職業なのか? | 大阪の許認可&入管行政書士の備忘録的ブログ

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行政書士は食えない

先日、後輩の行政書士とご飯を食べる機会があった。
ボッチ気質な私には超珍しいイベントでした。

そこでされた質問。
行政書士は3年は喰えないと言うけど本当か?
Twitterとかでは、1年目からバンバン仕事している人が一杯居るけど…

行政書士神話
「行政書士は喰えない」

今も神話は崩壊していない様な気がする。

それはともかくとして、
件の後輩は別の先輩行政書士にそう言われたそうで。

ぶっちゃけると人によるし、選んだ業務や営業方法に依存するとしか言えない。
あとは開業したタイミングや事務所の立地条件などなど。

少し前の補助金バブルに乗れた人は、初年度でも4桁万円の売上があったと聞く。
4年ほど前の入管バブルで2年目で法人化した事務所。

インバウンド特需での民泊とか。
さらに10年以上前にあった会社法バブルでも同様。

行政書士は数年ごとにバブルが発生する。
これに上手い事乗っかれれば、実力以上に集客ができる。

確かに時流の波に乗るのは簡単ではない。
波が上昇している時にオペレーションが確立している必要がある。
また告知する手段も大事です。

今回の質問は、そうでは無い人。
補助金バブルが終わった時期に開業した方で、メイン業務も伝統的なものを選択。

集客方法はインターネット主体と来たもんだ。
支部内にネット集客している例があるから、自分も大丈夫かと思ったのでしょう。

建設業許可や入管など伝統的な業務は、安定的に仕事がある。
同時に先駆者も大勢いるレッドオーシャン。

さらにネット集客1本で食べていけるだけの売上は難しい。
(昔からネットをしている人は事情が異なる)
特に2020年以降のSEO環境では顕著かなと。

今から新規ドメインでサイトを作ったら…
きちんとSEO対策できる人でも半年は無風(悪い意味での)。
安定したアクセスが来だすのが10か月後から。

最初の問い合わせが1年後とかになるかと。
コンスタントに反応が来るのが1年半から2年くらい?

Googleコアアップデートで吹き飛ばされて振りだしに戻ることも。

ネット集客をしたことが無い人には耐えられない話だろう。



私の所にはインターネットで集客したいと言う人が来る。
だけど大半の人は…
まあ…うん…厳しいけど頑張ろう。

別にマウントを取っているわけでは無い。
ネット集客は異常なくらいの熱量が必要です。
相談に来る人は、そこまで熱量がない…

行政書士をするまで、HPやブログSNSを使った事が無い場合。
ネット集客を軌道に乗せるよりはアナログ営業に力を入れるべしだと思う。

そっちの方が早いし。
大半の行政書士はリアル営業主体の事が多い。

広告を使うなどすれば、集客できるスピードを上げることができる。
お金に余裕のない時期に広告費をブッ込むのは勇気がいる。
(ときおり勇者が出ては数か月持たずに撤退している)

広告で集客したい場合、重要なパーツは実績。
アピールできるだけの実績があれば、広告費はペイする。
だけど実績無い場合は、広告倒れする。

他には交流会などで人脈を構築するとか…?
紹介で回るまで交際費が続けばの話?

異業種からの新規参入者は非常に厳しいものです。
(私も全然楽ではないですけども)

まっさらな新人の場合、3年は喰えないのは普通なのかなと思う。
建設業許可専門だと5年は地獄を見るという人もいる。
5年地獄説を唱える人は、5年耐えきったら景色が変わるとか。

先日届いた日本行政の秋桜日記、主人公の新人行政書士みたいにはいかないかと。

社会人経験無しで独立開業、3年目に建設業1本で食べている。
支部にこんな人が入れば、メチャクチャ目立つ。
しょせんはお話の中の世界さ…

行政書士は国家資格者の専門家であると同時に商売でもある。
どんな商売も最初は大赤字と相場が決まっています。
(創業赤字という言葉があるくらい)