第378回「新型コロナウイルス感染拡大で活性化するマッチングアプリを解説する  マッチングを高めるコツ編」

2020年5月12日上手くいかないネット、SNS、メールマッチング率,マッチングアプリのコツ

前回の心がけ編に続き、今回はマッチングに至るまでのコツをまとめた実践編です。

第377回「新型コロナウイルス感染拡大で活性化するマッチングアプリを解説する 心がけ編」

30代男性目線での実体験をもとに描いています。


※イメージ画像です(以下省略)

◆居住地が離れすぎていない異性にいいねを送る



いいねを送りたい相手の居住地が近いというのは、マッチングしやすくなる基本です。

ですが時には気になる異性が他県在住であったり、往復2時間を超える距離の相手である場合があります。


マッチングの条件に「将来の引っ越しが可能かどうか」という項目を設けているアプリがありますが、引っ越し可能と書かれていなかったり、相手の居住地が2つ以上の県を跨ぐ場合は、いいねを送っても距離的な問題で応えてもらえなくなる可能性が生まれてきます。


中には相手の仕事の関係(公務員等)や家庭の事情で引っ越しできない事情を持っている方もいるので、いいねに応えてもらえない理由として、自分のプロフィール内容に魅力を感じてもらえなかったからと判断しない方が良いです。



私は自分からいいねを送ってマッチングした相手から丁寧に以下のような文章が送られてきて、即座に終了したことがあります。


「はじめまして。マッチングありがとうございました。大変申し訳ないのですが、現時点で引っ越しは考えておりません。プロフィールの居住地を確認する前にいいねを送ってしまいました。良縁に恵まれるよう願っております」

このように間違っていいねを送った謝罪文を送ってくる方は稀なので、ほとんどは無言の教えで対応されるパターンになります。

ちなみに私は2つ以上県を跨いだ異性とマッチングしたことが数十回ありますし、デートまで進展できた女性もいましたが、交際関係にまでは至れませんでした。


交通費とデート代を考えると早い段階で交際可能かどうかの脈アリか脈ナシかを判断していった方が費用対効果(時間と見返り)の面でも大きいと思います。


◆いいねが少ない登録したばかりの異性にアプローチをする


例えるならば、いいね1000の登録者よりも、0で登録したての方にいいねを送った方が断然マッチング率が高いです。


同時にアプローチしているライバルが少なく、マッチングアップリの世界にこなれていないタイミングというのは相手にとっても新鮮ですし、いいねに応えたくなるようです。

ただしマッチングアプリによっては新規登録者にいいねを送ることがメリットになりにくい世界もあるようです。

例えば、マッチングアプリの草分け的存在であるOmiaiは、新規登録後すぐにピックアップ(無料でいいねを送れる機能)に選ばれるようなので、女性の場合は24時間以内に100いいねくらいはまんべんなく到達できるように図られているようです。

加えていいねの数がリアルタイムに反映されず「〜5」と表示されているのに、実際は二桁以上いいねをもらっていたというカラクリがあるので、実際の数値と異なる点に要注意です。

では、Omiaiアプリの場合はどのようなタイミングがマッチングしやすいのかという点について私見を述べます。

いいねの数は一ヶ月経過するとリセットするというアプリがほとんどで、Omiaiアプリの場合は、顔写真にNEWと書かれていない登録者で、いいねの数字が「〜5から100以下」で、できるだけ数字が少ない方はマッチング率が高いです。

登録して一ヶ月以上が経ち、いいねの数がリセットされている方である可能性が高いです。


つまり、マッチングアプリを活用してある程度こなれていて、複数の異性とやり取りを交わしているという条件であることが前提です。

そんなにたくさんの異性と知り合ったのならば、入る隙きがないからといいねを送るメリットがないと思われるかもしれませんが、良いご縁がなかったから続けているという事情を持っている方が含まれているのです。

その中には一度マッチングアプリを卒業したものの出戻りをした方もおり、異性へのストライクゾーンが広くなっている場合もあるので、登録してしばらく経った方の方がいいねを受け入れやすくなっていることがあります。

◆写真やプロフィールを工夫する


まず、写真を載せることに抵抗がある方がいるかもしれませんが、マッチングアプリは写真抜きでは成立しないというくらい重要なポイントです。

実際に会ったことがない異性に目を留めてもらうためには、写真と経歴、条件、プロフィール文のみになるので、手を抜いてはいけません。

特に「笑顔」の写真と「好きなこと」が写っている写真は重要です。

笑顔に自信がないとか、普段笑わないのでそんな写真がないとツッコミたくなるかもしれませんが、仏頂面と笑顔だと受け取る印象は180度違うので、作り笑顔でも撮った方がいいです。また、できれば全身が写っている写真もあるとイメージが伝わりやすくなります。

好きなことを写すこととは、ズバリあなた様の個性が際立つからです。

例えば、運動をしている場面を写す、イベントにでかけている時の写真を写す等です。

私の場合は、アニメ・ゲームのイベントに参加した際の写真を一枚アップしたところ、同じ趣味を持っている女性からいいねをいただけたことが数回ありました。

マッチング後のやり取りでもネタになるのでコミュニケーションが弾みやすくなるメリットもあります。

◆マッチング率を高めるためのプロフィール文のベストな分量は


マッチングアプリにもよりますが、プロフィール文の設定は最多で1000文字以下という上限がほとんどだと思います。

文字量はどのくらいがベストなのか、ネットでリサーチすると、「400字」とか「600〜800字」とか色んな説があります。

私は200、400、600、800、1000字でそれぞれ試してみたことがありますが、400〜1000字までで調整した頃がマッチング率が良かった記憶があります。

200文字は少な過ぎで、自分の個性をPRするのには足りない印象がありました。

長すぎると言われていた1000字でもいいねをいただけたり、いいねを送って成立したケースが複数ありました。

読み手からすると、短すぎても味気がないですし、長すぎても読む気が失せると両極端のように受け取る可能性がありますが、文字量よりも文字質を工夫する(高める)ことがポイントのように感じます。

■プロフィール内容文例

マッチングアプリに登録した動機
好みのタイプ
休日の過ごし方、趣味
理想のデート、交際後のイメージ
簡単な自己PR

上記の項目を400〜1000文字以内を目安に、自分なりの文章をまとめあげてみてください。


まるで就活時のエントリーシートや履歴書のような作業に感じられるかもしれませんが、自分を売り込むマッチングアプリ市場では重要なウエイトを占めています。

私は使用しませんでしたが、定型文が用意されているようなアプリもあるので、そこをベースにするのも作りやすくなるコツです。

もちろん、一人でも多くの異性に目を留めてもらい、自分自身を知ってもらいたいという思いから練っていくと思いますが、自分と相性が良い異性、共通点がある異性に巡り合える率が高まるという視点を持つと、個性が活かせると思います。

マッチング率を高める目的を「自分に合った異性に目を留めてもらう」ように意識しながら作って見ると自分らしさを発揮できるようになります。

キーワード入力やコミュニティ等が機能としてあるアプリの場合は、自分の好きな世界にどんどん登録してみてください。共通の趣味を持つマッチング率が高まります。


◆年齢にこだわりすぎないこと


これは前回の「心がけ編」でも述べましたが、男性の場合は特に自分より年齢差が大きい若い女性にいいねを送り続けることは燃費が悪いです。

自分の実年齢よりも10歳以上離れている女性にいいねを乱発することで、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる式な作戦を考えていると、あっという間にいいねのストックがなくなってしまいます。

女性からすれば、10歳以上も歳が離れている男性からいいねが来た瞬間に、「またか」とか「若さに惹かれているんだろう」とか、瞬時に見定められていることが多いようです。


いいねを送るのも若い女性にアプローチするのも自由ですが、マッチングの効率を考えると、確率が低くなってしまうというデメリットがあります。

マッチングアプリという気軽に出会える世界だからこそ、相手は初めから警戒しているという点を忘れないことです。

では、どうすれば10歳以上歳が離れている女性とマッチングするのか、そこを教えてほしいというツッコミが来そうなので実体験を元にお答えすると、「共通点」や「プロフィールの印象」がポイントになってくると思います。

プロフィールから好印象を持ってもらえると、いいねを受け入れてもらえる可能性があるのは年齢差が離れている方にも当てはまる場合があります。

それは共通の趣味だったり、外見だったり、年収だったり、相手にとって魅力的に感じられる何かがあった場合にマッチングできる可能性が生まれてきます。


※マッチングした後に続くかどうか、恋愛関係に進展するかどうかは別の話になります。
次回のコラムで実体験を元に脈なし、脈アリの判断基準例として紹介予定です。


◆メッセージ付きいいねの効果は


マッチングアプリによって有料(ポイント制)でいいねを送る際にショートメッセージを添えて送ることができる機能があります。

この有料メッセージを使うことで、マッチング率がどのくらいアップするのかどうか気になるところですよね。

あくまでも私の経験ですが、メッセージを使うかどうかでマッチング率に差があったとは感じられませんでした。二桁以上の異性に送ってみて、応えてくれた方は1〜2割くらいでした。


第一印象で気になる異性に印象づけるためにメッセージを送ることで、目に留めてもらえる可能性はありますが、メッセージの内容よりも、プロフィールの効力の方が強いように感じました。

メッセージの有無で明らかなマッチング率の差に影響はないというのが私の考えです。初めから全力で好意をアピールしたい場合は、たとえ応えてもらえなくても後悔は少ない(諦めがつきやすい)というメリットがあるかもしれません。

ちなみに、女性側からメッセージ付きいいねをいただいたことが何回ありましたが、今振り返ると記憶には残っているので、あるかないかでインパクトの差は生じるかもしれません。

※これは私自身の体験談なので、メッセージを工夫してマッチング率が上がったというエピソードがあればぜひコメント欄でご教示ください。また、無料でメッセージ付いいねを送れるアプリがある場合は、メッセージ付きをオススメします。

◆いいねを送らない相手の条件を持つこと



誰にでも好みというものはありますし、いいねを送る以上どんな相手に送ろうが自分の自由だとも言えます。

ここまでは、マッチング率が高まるためのアドバイスをまとめてきましたが、誰とでもというよりも、自分が好きなタイプの異性とマッチングすることを望まれる方がほとんどでしょう。

マッチングアプリの難しいところは、必ずしも自分が好みの異性とマッチングできるとは限らないことで、そもそもマッチング自体が簡単ではないので、マッチングすることができる相手がいたら、まずはコミュニケーションを楽しむことを意識してみると、気がついたら交際に進展していたなんて展開が待っているものです。


そうやって色んな異性とやり取りをしていると、「この点は合わない」と気付かされるような場面が何度か訪れるかもしれません。

自然消滅させたり、ブロックをすることで強制遮断させるのは簡単ことですが、あまりそういうことを繰り返していると、自分にも返ってくるかもしれませんし、精神的にも良くないので、最初から「これだけは譲れない」という条件を持っておくことが大切です。

自分自身が初めの段階で求める異性の条件やタイプを持っておくということです。

例えば、私の場合は、タバコを吸う方と初めのデートを「全てお相手が支払う」にしている方は基本的にNG条件でした。


仮に外見が好みで、相手からいいねをいただけたとしても、デートまでの関係に進展させたいとは思えませんでした。

マッチングをした後のその後の関係をイメージした時、特に恋愛や結婚を意識した際にはこの点が引っかかるという点は後々にまで影響してきますから、費用対効果(時間と見返り)を考えると最初の段階から基準を持っておくことで、良縁につながりやすくなります。

◆いいねを増やすとマッチング率が高まるのか



相手からいただいたいいねの数が増えると、マッチング率が高まるというのは間違いないと思います。

例えば「〜5」の状態と「50」の状態で相手にいいねを送ったら、後者の方がマッチングする確率が高いです。人気会員と呼ばれるような人はいいねの数も三桁以上というのがデフォルトですよね。

多くの異性に認められていると判断されることで、魅力的に映るようになります。

「50どころか5すらいかないよ」と、嘆きたくなる方もいらっしゃるかもしれません。

男性の場合は、0から5までのいいね数の会員が全体の7割程度と言われていますので、そんなに落ち込まなくても大丈夫です。

プロフィールを工夫したり、コミュニティに所属することで、遅かれ早かれいいねをいただけるようになります。マッチングアプリによっては有料でブースト機能のように注目されやすくなって短時間でいいね数がアップできる技もありますので、秘策として使ってみるのも手です。

あまりいいねの数にこだわりすぎると、良縁を逃してしまうリスクもあります。

私は最高100強まで到達したことがありますが、集中的にいいねをいただけたことで、10人くらい同時にやり取りをしたことがありますが、まぁ続きませんでした。

いいねをくださる方よりも、あくまでも自分からいいねを送った方とマッチングしたいという傲慢に溺れていた時期もあるので、いいね幻想に陥らないことも大切です。

また、いいねの数が多すぎると相手から敷居が高いからと警戒されたり、撤退されてしまうようなこともあるようです。

以前、1000以上の女性からいいねを受けたことがありましたが、私の中では「なぜ自分に?」という疑問が拭えませんでした。業者かなと思いながら警戒しながら対応していたのが相手にも伝わったのか、数回やり取りをした段階でフェードアウトされました。

結果は後からついてくるものなので、いいねの数にこだわりすぎずに、マッチングアプリの世界を楽しんでくださいね。


◆足跡をつけてくれた人にいいねを送るとマッチングしやすいのか


自分のページを見に来てくると、足跡が残りますが(設定でつけなくするアプリもありますが)、自分に興味を持ってくれている証なので、いいねを送るとマッチングしやすいと言われることがあります。

これは私自身の経験になりますが、一概にそうは言えないという印象でした。

純粋に興味を持って足跡を残してくれる方もいれば、ピックアップに選ばれたからとか、自分に興味を持ってもらうためにわざと足跡を残したり、様々な理由が込められていたりします。

本当に興味があるならば、足跡を残すだけではなくて、いいねを送ってくる可能性の方が高いのではないかと私の経験則です。

中には、「自分からいいねを送るのが苦手で、興味がある方には足跡を残してしまうのでごめんなさい」とプロフィールに書かれている方もいましたが、何度も足跡を残してきて興味があるのに自分からいいねを送らないというおびき寄せるようなやり方は私的にはフェアであるとは思えませんし、仮にいいねを送ってもたいていマッチングを受け入れなかったりします。

足跡を見て、相手のプロフィールを眺めてみていいなと思えたらいいねを送ってみる。

足跡から良縁につながるきっかけとなる場合もあるので、マッチング率の多寡にこだわらず、自分の感性を大切に判断されてみてくださいね。

◆マッチングをした後に自分からメッセージを送るかどうか


基本的に自分からいいねを送った場合も、相手からいただけた場合も、自分からメッセージを送ることを推奨します。

初めから相手の出方をうかがうかのように待ちのスタンスに徹していたら、そのまま見限られてしまい、終了してしまうなんてパターンも存在します。

最初の段階では相手からすると本気で自分とやり取りをしたいのか警戒心を抱かれていたり、本気度を見定めようとしている場合が多いです。


特に大人数からいいねをいただいている方は、いいねをもらっても、そのまま何もメッセージを送ってもらえずに、やる気を感じられなくてうんざりしているなんて経験もザラにあるようです。



自分はあなたとマッチングできて嬉しいという気持ちを態度で示すこと、それがすぐにメッセージを送るという即効性によってスタートダッシュになるのです。




以上、マッチングするまでのコツをまとめましたが、次回はラストでマッチング後、良好な関係を築き、デートに進展するためのコツ編をお送りしたいと思います。

マッチング率が高まることに越したことはないですが、小手先のテクニックを使ってもうまく行かない時もあれば、直感に従っていいねを送ったらマッチングできたということもザラにあるのがマッチングアプリの醍醐味です。

テクニックにこだわりすぎずに、自分がいいねを送りたいという気持ちを第一に、マッチングアプリの世界を楽しんでくださいね。


このページのベースになっているのは私の実体験なので、「これは違うぞ」とか「自分には合わない」と感じられる部分もあるかもしれません。

相手が生身の人間なので、ここの情報がそのまま適用出来るかどうかというとそうではない難しさというは否めないですが、実践してみて役に立てることが一つでも生まれればこれほど嬉しいことはありません。

みなさん自身の体験談や生声も聴かせていただければより精度の高いコラム作りの参考になります。

2020年5月12日

Posted by TAKA