かもめ旅(22)36ぷらす3に見送られ

JR九州

西九州新幹線長崎開業直前を見にいく旅、
帰路に入りました。
博多駅で新幹線ホームに登り
あとは東京までお世話になる「のぞみ」の入線を待つばかり・・・。
というときに
なにやら在来線ホームがざわついていることに気づきました。
あ!
そうだ!
あれを忘れてた!
そう「あれ」とは「これ」です。

787系を改造した豪華列車
「36ぷらす3」
でした。
ダークグレーなノーマル787系よりもさらにダークな
真っ黒と言ってもいい塗装のこの車両。
実はこの9月12日は
月曜日恒例の長崎ルートを辿る日でした。
博多10:15発なんて早い時間でなく
もっと遅い出発の東京行きにして
長崎本線内をいく36ぷらす3の姿を撮ってもよかったのですが
いかんせん翌日が出勤だという悲しい宮仕の都合上
あまり遅い帰宅になるのは得策でないと判断。
36ぷらす3はまだまだ活躍を続けるのだから
またどこかで会えるだろう・・・
と無理矢理自分を納得させて
撮影を諦めていたところだったのですが
なんでかなんでか
よりにもよって
一番新幹線ホームよりの線路上にその姿を現してくれるとは・・・!
というわけで
制約だらけの中でシャッターを切りました。

時刻表を確認すると
博多発10:51でしたから
どうやら南福岡からの送り込み回送のようです。

障子、なんでしょうか?
横文字の並ぶ車体なのに
和風な窓が設られていました。

すごい星の数。
ななつ星どころじゃないですね(^ ^;;
ここまでの写真はクロップ+トリミングでズルして撮ってますが
ノーマルで撮るとこんな感じでした。

元サハシだったこの車両の内装はどうなっているんでしょうね。
ようやく顔が見えました。

ただでさえTGV似なその顔は
さらにおしゃれな造形になっておりました。
いやぁ
いいもの見せてもらいましたわ〜。
と思いつつのぞみ20号の乗客となったのですが
さらにおまけがありました。
博多駅出発直後
もう一度その勇姿を拝むことができたのです。

引上げ線で待機するその姿。
晴天のもと、その黒々しさがさらに際立って見えました。
E655系と並べて見てみたいなぁ
一瞬そんな思いも頭をよぎりましたが
自分的には
36ぷらす3の方に軍配を上げてしまうでしょうね。
興奮冷めやらぬままでしたが
無情にもN700のぞみは
この後グイグイ速度を上げて博多を後にしてしまいました。
この36ぷらす3
本当の長崎本線全線通しのラストランは
翌週の9月19日でした。
しかし
ご存知のように台風14号が
9月17・18・19日の連休と九州を舐めるように通過していく事態となり
運休となってしまっていたようです。
(運休は最終的にはJR九州全線に及んでしまっていましたが・・・)
図らずも長崎最終運用に就く姿を見ることができていたことになります。
あぁ
変なところで運がいいんだなぁ私は・・・。
ま、乗ることができていれば300点満点でしたが(^ ^;;
というわけで
これにて九州で撮った写真は出尽くしてしまいました。
22回にわたってお届けした「かもめ旅」シリーズ、
これにておしまいでございます。
ご覧いただきありがとうございました。

2022年9月12日
山陽新幹線・鹿児島本線 博多
canonEOS R5 RF24-105mmF4L IS USM(クロップ、トリミング大々的にありw)

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