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脅威の固定スプレッド!!

2022年11月18日金曜日

11月3週 天然ガスまとめ

こんばんわ。

天然ガスは、今週は価格を押し上げる結果となっている。ただしレンジは広く、5.7-6.5付近となっている。一晩で、500pips以上動いており,頭のおかしいというか,ついて行気ない状況である。僕は,6.4付近からショートをはじめ,5.5を目標としていたので,寝る前は500pips,起きたら100pipsというのを毎日見てきた。

利益確定の玉を立てればいいのだが,まぁ,それはそれで。

この動きの要因は,無論寒波な訳なのだが,加えてフリーポートの輸出設備の問題も大きい。こちらがなかなか稼働せず,米国内のガスが余ることが予測されてしまい,上値を抑えている。 だから,こんなレンジになっていると思われる。

さて,データはどうであったろうか。

・TheDeskが天然ガスアナリストに行った調査によると,週次での可動性天然ガス在庫の純増減の予想は,純注入量が50Bcfから72Bcfの範囲で,中央値は63Bcfであった。11月11日に終わる週の貯蔵所への純注入量は64Bcfで,5年(2017-2021年)平均の純引出量は5Bcf,昨年の同じ週の純注入量は23Bcfでした。稼働中の天然ガス在庫は3,644Bcfで,5年平均より7Bcf(1%未満)少なく,昨年の同時期より4Bcf(1%未満)多い。

・ベーカーヒューズ社によると,11月8日(火)に終わる週の天然ガスリグ数は,イーグルフォード,ヘインズビル,ユーティカで各1基増加したものの,マーセラスで2基,特定地域以外で1基減少し,155基と横ばいとなりました。

・PointLogicのデータによると,米国のLNG輸出基地への天然ガス搬入量は全体で前週比0.5Bcf/d増加し,今週は平均12.0Bcf/dであった。南ルイジアナ州のLNG輸出基地への天然ガス供給は0.5Bcf/d増加して8.4Bcf/dとなり,その他のLNG輸出基地への天然ガス供給は合わせて平均3.6Bcf/dであった。

・BloombergFinance,L.P.の出荷データによると,11月10日から11月16日までに,LNG船22隻,合計82BcfのLNG輸送能力が米国から出荷された。

・ポイントロジックのデータによると,天然ガスの平均総供給量は前報道週に比べて3.0%(3.1Bcf/d)増加した。乾式天然ガス生産量は,前週比0.9%(0.9Bcf/d)増の週平均101Bcf/d,カナダからの平均純輸入量は,前週比57.2%(2.2Bcf/d)増の週平均101Bcf/dとなった。

・ポイントロジックのデータによると,米国の天然ガス総消費量は前週比25.2%(18.2Bcf/d)の増加となった。発電用天然ガス消費量は前週比7.1%(2.1Bcf/d)増加した。産業部門は前週比7.1%(1.6Bcf/d)増加し,家庭・商業部門は全米の大半で平年より低い気温となったため76.6%(14.4Bcf/d)増加した。メキシコ向け天然ガス輸出は1.2%(0.1Bcf/d)減少した。米国のLNG輸出施設への天然ガス受入量(LNGパイプライン受入量)は平均12.0Bcf/dと,先週より0.5Bcf/d増加した。

以上だ。
やはり輸出は全体的に少なく,米国内に余っている。昨日の在庫統計後の急騰は,寒気によるものなので,短期的には下落すると考えている。ここから,利確もあるので本日は一時的に下げると思われる。
個人的には来週から下げていきそうだが,寒気の流入次第では大きく上昇するだろう。なので,私は,それを狙って,すこしずつ建玉を行い,下落をとりたい。
上昇の爆発力は魅力的だが,夜に上昇からの急落なんかは天然ガス名物で,逆もまたしかりだが,そちらについては,指し値で対応していきたい。

以上だ。

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