賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

今月の銘言「振り向くな、後には夢がない」

 

なんと、知らずやここに12月、もう2021年も終わりである。来年は筆者もとうとう還暦を迎えることとなった。

 

それもあってか、最近はYouTubeで「定年後、第二の人生の始め方」だとか「定年後、毎日どう過ごす?」だとかの動画を視聴するようになった。

 

そこで取り上げられていた、実際にリタイヤした元サラリーマンが自己紹介のときに、聞かれても無いのによく口にする台詞にこんなのがある。

「私はちょっと大きい、と言うか一部上場の○○社で部長をやってまして」

 

酷いのになると再就職の自己紹介の時に、過去どんな職種をやっていたかではなく、「私は○○で部長をやっていました」云々と喋っている人もいる。

 

これはよくあるパターン。そもそも「部長」やら「管理職」やらは会社が与えてくれた役職や立場でしかない。従って組織を離れた後は何の意味も持たないのだが、この手の類の人は思考が現役時のままで止まっているか後戻りしていて、端から見れば「へぇー、この人はこの程度か」と底が見えてしまう。

 

それもこれも、ご本人に「いままでの仕事以外に取り組んでいること」、言い換えれば「夢」が無いことに起因している。

 

そこでご紹介したいのが、劇作家かつ詩人でもあった寺山修司(1935年12月10日生~1983年5月4日没)の銘言である。

 

「振り向くな、振り向くな。後には夢がない。」

 

かつて属していた組織をリタイヤしたら、その後は再就職するにせよ独立するにせよ、過去に何の役職だったかなど振り返るだけ無駄である。「夢」を持っていれば良し、そうでないにしても目前の仕事に全力で取りかかるのみではないだろうか。

 

既に組織をリタイヤした方、そしてこれからリタイヤを迎える方に、この銘言を是非贈りたい。

 

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