アラフォーバツイチ子持ち男の婚活奮闘記

アラフォーバツイチ子持ち男の婚活奮闘記

婚活に圧倒的に不利と言われる悪条件を持った男の記録です

美味しい料理に舌鼓を打つ

そんな感じで時間を忘れるくらい満喫したところで、ようやく部屋へと戻った。すると・・・ゆかりちゃんから着信が!? えっ、遅すぎたかな、そんなことを考え慌てて電話に出る。

 

「もしもし?夕食の準備始まるみたいだよ。もうすぐ来れそう?」

「ゴメンゴメン、今部屋へ向かっているところだからもうすぐ着くよ!」

 

予定をオーバーして温泉に入ってしまった・・・が、ギリギリセーフ。

部屋へ戻ると仲居さんが料理の準備を始めていた。

 

並べられている料理はどれも美味しそうだった。ちゃんとしゅんくんの分もお子様用ということで配膳されていたが、「子供用?」っていうくらいボリュームがあってびっくり。

 

温泉に入って美味しい料理に舌鼓を打つ。醍醐味だなぁ。

 

「温泉どうでした??」

「いや~最高だったよ。ゆかりちゃんもご飯食べたら行っておいでよ。」

 

「はい!ご飯美味しそうですね~お肉も刺身も美味しそう。」

そう言って目を輝かせるゆかりちゃん。さあ食べるぞ!

 

こうやって夕飯を食べるのはもちろん初めて、前回は一緒にお昼を食べただけなので、全く違ったものに感じる。しゅんくんもぎこちないながら、頑張って口に運んでいた。

 

ゆかりちゃんはしゅんくんの補助をしながら自分のご飯も食べているが、ここでゆかりちゃんの母としての姿を見る。一人の女性としての姿も素敵だったけど、母親としての姿も素敵だな。

 

「としおさん、どうかしましたか?」

「いや、なんでもないよ。なんかこうやって3人で食べるのっていいなって思ってさ。料理も美味しいよね。」

 

「私も同じこと思っていました。しゅんも喜んでますし。」

 

みんなが笑顔になる。

これだけでもう、他に何もいらなくなるような心地だった。

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