のと爺の古事記散歩

古希+4歳になってしまった爺さんが勝手気ままに古事記を散歩します。

古事記の神様と神社・ご近所編Part3(59)~花園神社~新宿総鎮守

 「酉の市」は日本各地にある鷲神社(おおとりじんじゃ)で、毎年11月の酉の日に行われる行事です。そして、江戸三大酉の市と言われているのが浅草の鷲神社、府中の大国魂神社、新宿の花園神社の酉の市です。今回訪れたのは、都心のパワースポットとしても知られている東京都新宿区にある花園神社(はなぞのじんじゃ)です。
 今年は三の酉まであるそうですが、私は人混みが大の苦手なので酉の市の合間の日に行ってきました。したがって、境内にはまだ残りの酉の市のための設営が残っており、普段とは異なった様相になっています。

 

 

1.場所

 ここです。

2.ご由緒とご祭神

 当社の創建の由緒は不明ながら、徳川家康の江戸開府(1603年)以前から新宿の総鎮守として重要な位置を占めていました。徳川氏が武蔵国に入った1590年より前に、大和吉野山から勧請されたとされています。
 寛永年代までは現在地より南にありましたが、その周辺に下屋敷を拝領した朝倉氏という旗本の下屋敷に囲い込まれてしまいます。そこで幕府から現在の地を拝領することとなります。そして、そこは尾張藩下屋敷の庭の一部でたくさんの花が咲き乱れていたそうです。この美しい花園の跡に移転したので花園稲荷神社と呼ばれたのが社名の由来とされています。(当社HPより)
 花園神社、大鳥神社雷電神社が合祀されており、それぞれのご祭神である倉稲魂日本武尊受持神の三柱の神が祀られています。

当社HPはこちら。

3.参拝

 地下鉄都営新宿線新宿三丁目駅E2出口から地上に出たら、すぐ隣が当神社です。それこそ徒歩0分。ですが、改札口を出てからE2出口までは歩く、歩くでおそらく500mぐらいあったんじゃないかな。いや、遠かった~。

 都道305号線(明治通り)に面して大鳥居があります。とても高さがあります。下に写っている参拝者の方と比較するとお分かりいただけるでしょうか。平成8年の建立です。


 鳥居の手前に強面の狛犬です。強そーっ! 台座には昭和11年奉納とありました。


 参道をまっすぐ進むと社殿ですが、その左手前に手水舎があります。センサー式で蛇口に手をかざすと水が出てきます。水盤に文字が彫られていますが判読不能です。

4.拝殿

 正面が拝殿です。もーっ、見てびっくり、なんじゃこりゃー!!酉の市用の設営で社殿が隠れるほどの提灯です。よくもまぁ、こんなに整然と飾れるもんだ、と感心です。



 よく見るとスポンサーでしょうか、社名が読めますね。上のほうにパナソニックとか伊勢丹とか。夜に点灯されるのを見たい気がしました。でも、人混みは勘弁。


 正面からの全体像は無理なので下からのぞき込んだり、脇から撮ったりしましたよ。
現在の社殿は昭和40年再建のコンクリート造りです。

5.本殿

 拝殿脇から本殿を見ることができます。

6.境内社

〇威徳稲荷神社 

 異界へのトンネル状態です。


 扁額の後ろに横たわっているものがお分かりでしょうか。そう、木造の男性のナニです。HPによれば、昭和3年頃に建てられたようで、女性参拝者に人気だとか。ちょっと、何言ってんのか分かんない! 私は事前情報で分かっていましたが、普通に参拝したらこんなものがあるなんて気が付かないでしょうね。
 恋愛成就、夫婦和合、家庭円満などのご利益があるそうです。


芸能浅間神社

 江戸のころから芝居などに縁が深かったため、芸能関係の奉納が多い。


〇納め大明神

 古くなった神札などを納めます。

7.その他境内

〇神楽殿


〇宝物殿


〇山車庫


社務所


〇唐獅子(新宿区有形文化財
 明治通りと交差する靖国通りに面して鳥居が立ち、そこに銅製の唐獅子がいます。
ただ、参道の両サイドはビル、しかも何かの工事中。いかにも都心の風景です。


二の鳥居


三の鳥居

8.ご朱印

9.まとめ

 さぁ、いかがでしたでしょうか。最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 タイミングが良かったのか悪かったのか、酉の市の設営の中での参拝でしたが、都心にあって安らぎの場として親しまれている空気感は十分に感じることができました。
今度は通常パターンでの参拝をしたいと思います。

 


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