素描家のこと-ホルスト・ヤンセン


 《わたし自身》部分 -ホルスト・ヤンセン-

もしなりたい画家を挙げろと言われたら
彼の名を真っ先に発するだろう。
恐ろしくて嘲笑気味でエロスでかつ自由だ。
北斎に憧れた不良的素描家でもある。
彼に描かれたものすべてが軽やかな悪になる。