光の森の菓子屋          仏頂山と楞厳寺 | 黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋

黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋

世間からかなりずれている管理人、黄昏黒猫堂こと黒猫が自作人形やイラストを発表しつつ、ニート、ひきこもりなど生きずらさを考える。(画像一覧で作品を見ていただけるとうれしいです。)

 

銀の花咲く森の中

夜だけ開くお菓子屋さん

妖精物の怪に大評判

人間の皆さんもよろしければ 

お待ちしておりますよ

 

 

 

 

 娘が子供の頃から一緒に見て来た大長編アニメ「ブリーチ」。長いブランクの後、去年から最終章の放映が始まった。といっても分割4クールで、クール間のインターバルも数ヶ月という長さ。第2クールが先日終わり、インターバルをはさみながら、来年の半ば過ぎには最終回となる。

 虚(ホロウ)という悪霊化した魂を浄化する剣士、黒崎一護(くろさきいちご)の物語。最近、「ブリーチ」の原作漫画の中古本74巻を通販で買って、娘と読んでいる。娘と「ブリーチ」の話をするのはとても楽しい。Ⅱ型双極性障害と対人恐怖で一人では外に出ることもままならない娘。もう二十歳をとうに過ぎてしまった。

 将来を心配すれば、それは尽きることがない。でも、「心配する」というものが、「安心を得たい」ということであれば、それは少し違うような気がする。僕も娘も、何も「正解」を持っていないのだが、「ブリーチ」の小説化の企画も進んでいるので、少なくとも、「ブリーチを楽しめる。」、それが娘と僕の「今」だ。

 

 

 10月8日(日)、茨城県笠間市の楞厳寺(りょうごんじ)とその裏山の仏頂山(430m)に行ってきた。曇天で最高気温20℃となると、バイクで走るには、かなり着こまないと寒さでキビシイことになる。冬にはまだ間があるが、ことバイク走行では寒さを意識する季節になった。

 室町時代中期に建造された楞厳寺の山門。国指定の重要文化財だが、現在の楞厳寺はここから少し離れたところにあり、山門だけが田んぼの中にポツンと取り残されて、奇妙な感じだが、よくぞ現在まで残ったものだ。山門の脇の空き地に排気量110ccの小型自動二輪、スーパーカブ110プロ(カブプロ)を停めた。ちょっと前にチェーンの調整をしたせいか、かなり加速がスムーズになり、バイパス走行がとても快適だ。

 とりあえず楞厳寺まで田んぼ道を歩く。仏頂山の登山口は楞厳寺の現在の山門の手前にあり、お参りは後にして、まずは仏頂山を目指す。小さな沢筋を少し歩いた後は、なだらかな稜線を登って行くのだが、途中の展望はまるでない。それでも森林浴と思えば、かなり感じがいい。

 全体的に急峻な山ではないが、最後の詰めは斜度30度近くの木の階段。バイクの装備は冬一歩手前という感じだが、10月の低山はTシャツと長袖シャツでも汗ばむ。20℃という気温は、バイクの風圧ではもう寒さを感じるが、山歩きでは汗ばむ。バイクと山歩きの服装のギャップが大きく、面倒くさい季節だ。

 斜度30度近い急登の末、辿り着いた山頂だが、残念ながら、仏頂山は山頂も展望がない。それでもこの山はつまらない山ではない。どこまでも森を楽しむ山なのだ。

 仏頂山を下って、楞厳寺へ。苔むした階段が風情がある。室町時代の山門との位置関係がどうもよくわからないが、落ち着いた静かな山寺だ。

 楞厳寺の本堂。昭和29年に再建されたもので、建てられてから70年ほどなので、寺社としてはまだまだ新築の部類なのだろう。千年の後も残っていて欲しいものだ。

 このところ、いろいろと忙しく、山歩きも兼ねたバイクツーリング、ライド&ハイクがなかなかできなかったが、久しぶりに山歩きらしい山歩きができて清々しい感じだ。肺の中に山の清々しい空気をたくさん詰め込めた気がする。

 

 

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