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あとかのブログ

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【Netflix オリジナル】韓国ドラマ「イカゲーム」の感想とおすすめポイント【類似作品との相違点】

こんにちは、あとかです♪

新たにNetflixに加入し、やっぱり気になるオリジナル作品を視聴しました。

今回視聴したのは、全世界でもトップの視聴者を獲得したという韓国ドラマ「イカゲーム」です。

視聴前から当然様々な媒体でも取り上げられ、私自身、ネットやSNSでも、賞賛の声と共に、パクリ疑惑や元ネタ探しの様な否定的な意見も目にしていました。

確かに、「お金に困ったクズたちが大金を賭けた騙し合いのデスゲーム」というプロットだけ読むと、いくつか類似作品が思い浮かびます。

実際に自分自身で観てみて、私なりに感じたことがありました。

 

今回は、【Netflix オリジナル】韓国ドラマ「イカゲーム」の感想とおすすめポイント【類似作品との相違点】についてご紹介します。

 

特に物語の後半部分の核心的なネタバレは避けていますが、あらすじや登場人物紹介等で、一部ストーリーの内容に触れています。

未視聴の方はご注意ください。

 

 

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画像引用元:Netflix公式ページ

「イカゲーム」とは

VODサービスのNetflixにて、2021年9月17日から配信されています。

1話あたり、30〜60分で9話で完結しています。

シーズン2は今のところ、公式な発表は無い様です。(2021年11月)

韓国で制作され、原作、脚本    ファン・ドンヒョク監督自身によるもの。

日本でも多部未華子主演でリメイクされた「怪しい彼女」のオリジナル版の演出をされています。

「イカゲーム」という奇妙なタイトルは、韓国の伝統的な子供の遊びに由来し、物語にも密接に関わっています。

本作品は、配信直後から全世界で視聴され、Netflix史上最大のヒット作品になったそうです。

日本でも多くの視聴者数を獲得しています。

 

あらすじ

10年以上勤めた会社をリストラされて以来、何をやってもうまくいかない男、ソン・ギフン。

お金もなく、大した仕事もなく、年老いた母親と二人暮らし。

その上、ギャンブル好きで、離婚した妻が引き取っている最愛の娘にも顔向けできない状況です。

そんなある日、母親が倒れ、お金がないことで治療もままならないことに落ち込んだ彼の元に、キチンとした身なりのエリートビジネスマン風の男が現れます。

その男により、「大金が手に入るゲーム」に招待されます。

強制ではなく、あくまでも「決めるのは自分の意思」と言われ、怪しいと思いながらもギフンは参加することにします。

眠らされている内に連れてこられたその場所には、465人もの男女が集まっていました。

大金を得るために自分の命を賭けた、文字通りのデスゲームが始まるのでした。

 

 

登場人物

ソン・ギフン「456番」

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画像引用元:Netflix

イ・ジョンジェ

10年勤めた自動車会社を解雇され、その後は事業を失敗し、借金まみれの人生を送っています。

その上、ギャンブル好きで、まともな定職にもつけず、いつまでも年老いた母親の脛をかじっているあり様です。

本来は真面目で心優しい性格であるものの、何もかもうまくいかないことから、すっかりやさぐれてしまっています。

また、リストラ後に別れた妻は、再婚した夫とアメリカに引っ越すことになっていて、最愛の娘にも2度と会えなくなるかも知れず、悶々としています。

同時に母親も病に倒れ、どうしてもお金が必要となり、ゲームに参加することになります。

参加者456人。

「465番」は最後の番号でした。

チョ・サンウ「218番」

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画像引用元:https://www.imdb.com/title/tt10919420/mediaviewer/rm1407447553/

パク・ヘス

ギフンの年下の幼馴染。

名門のソウル大学を主席合格した秀才で、卒業後も大手証券会社に勤務するエリート。

しかし、仕事の投資で大きな損を出し、その穴埋めのために横領してまで行った先物取引でも失敗。

会社から被害届も出され、警察から行方を追われています。

多額の自分の借金のために、母親の小さな商店を奪われてしまう事態となっています。

そんな理由から「イカゲーム」に参加しました。

性格は冷静で論理的。

ギフンとは信頼関係がありますが、その高い知力のため、利己的な行動に走りがちとなります。

 

カン・セビョク「67番」

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画像引用元:Netflix

チョン・ホヨン

脱北者の少女。

脱北の際に家族がバラバラとなり、弟は施設に入れられています。

中国に強制送還された母親を取り戻し、弟を引き取るために、多額の現金を必要としています。

お金を稼ぐために裏社会の犯罪にも関わりを持たざるを得ず、スリなどの犯罪も犯しています。

そのために「イカゲーム」に参加し、誰も信用しない彼女でしたが、少しずつギフン等にも心を開いていきます。

名前のセビョクは「夜明け」を意味する言葉。

 

オ・イルナム「1番」

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画像引用元:Netflix

オ・ヨンス

「1番目」の、年齢も最も高い参加者。

脳腫瘍を患っていて、余命わずかな状況でありながら、イカゲームに参加しています。

そんな状況のせいか、死と隣り合わせの過酷なゲームにもあまり緊張感もなく、楽しんでいる節もあります

しかし、病気の症状が進行しているせいか、認知機能が少しずつ怪しくなってきます。

 

アリ・アブドゥル「199番」

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画像引用元:Netflix

トリバティ・アヌファム

心優しく、とても体力があるパキスタン人男性。

彼には妻と子供がいて、韓国で不法就労しています。

その弱みに漬け込まれ、勤務する工場の社長から冷遇を受け、賃金もほとんど支払われていません。

生きるために必死で、イカゲームに参加しています。

そういった境遇からか、「ありがとうございます 社長」というのが口癖です。

 

ハン・ミニョ「212番」

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画像引用元:https://www.imdb.com/title/tt10919420/mediaviewer/rm4086953729/

キム・ジュリョン

奇抜な言動で目立つ存在の中年女性参加者

生き残るためなら、嘘、裏切り、色仕掛け等も厭わない自分本位な行動で周囲を引っ掻き回します。

チャン・ドクス「101番」

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画像引用元:Netflix

ホ・ソンテ

元々は暴力的なギャング団のリーダー。

自らの賭博の負けで、組織のお金を使い込み、組織から追われています。

そのため、イカゲームで勝ち残るために手段を選ばず、他の参加者への暴力行為も厭いません。

残虐な性格で、かつて自分を裏切って逃げ出したセビョクに制裁を加えようとします。

そのことからギフンとも因縁ができ、敵対関係となります。

ファン・ジュノ

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画像引用元:Netflix

ウィ・ハジュン

韓国警察の警察官。

かつて謎のカードを部屋に残して失踪した兄の行方をずっと探し続けています。

そんな中、同じカードを持ったギフンと出会い、「イカゲーム」について知ることになります。

兄の探すため、イカゲームに外部から潜入していくことになります。



イカゲームスタッフ

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画像引用元:Netflix

全員「○」「△」「□」マークのいずれかが描かれた黒いマスクに顔を覆われ、ピンク色の揃いのスーツで、個人を特定できないようになっています。

また、顔のマークで明確にその役割は分けられています。

「□」は、上官であり、参加者へのルールなどの説明や、スタッフ全体の命令や監視を行なっています。

「△」は、銃器を持ち、違反者や脱落者の制裁を行います。

「○」は、一番下っ端で、主に雑務やゲームの準備作業等を行なっています。

上下の命令系統があり、上官の指示なく発言することもできず、イカゲーム参加者との会話も禁じられています。

 

フロントマン

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画像引用元:Netflix

イカゲーム主催者側の責任者。

厳しいマスクとロングコートで身を包み、その姿を人前に見せることはほとんどありません。

イカゲーム会場の最上階の部屋からモニターによる監視をし、指示を出しています。

 

「イカゲーム」の感想とおすすめポイント

デスゲーム系には珍しい展開

後述しますが、これまでも様々な類似作品があります。

大金を得るために、謎の大会に参加し、生き残りを賭けて、参加者同士がギャンブルをしたり、ゲームで戦ったり、騙しあったりする、いわゆる「デスゲーム」系作品です。

漫画や映画、ドラマとありますが、大抵は謎の組織によって運営されています。

最初の時点でどういった目的でその大会が行われているのか、何故そんな大金がもらえるのか、そして、そもそも何故主人公はゲームで戦わないといけないのか、等、大抵は明かされていません。

物語の後半で黒幕が判明する作品もありますが、結局判明しないまま物語が完結することすらあります。

本作品に関しては、参加者だけでなく、同時に外から「イカゲーム」を探る存在が登場します。

奇抜なゲームで命を削りあう物語だけでなく、イカゲームの運営や組織について裏側から覗くという、二重構造になっているのは、とても面白いポイントです。

「結局謎のまま終わってしまう物語」で、モヤモヤされた経験のある方は、結構満足できるかもしれません。

シンプルなゲームのルールと人間同士の裏切り

タイトルの「イカゲーム」自体、韓国の子供の遊びです。

「だるまさんが転んだ」(韓国では「ムクゲの花が咲きました」だそうです)や、ビー玉遊びや綱引きなど、日本でも馴染みのある遊びがゲームとして扱われています。

そのため、ほのぼのとしたムードで始まりますが、失敗した際の「お仕置き」は、恐ろしいことに「死」です。

そこには情緒も恐怖を感じる間もなく、あっという間に遂行されます。

その判定や監視はアナログのように見えて、ハイテクノロジーの塊です。

例えば「だるまさんが転んだ」(「ムクゲの花が咲きました」)は、一見よく晴れた屋外で行っているように見えます。

実際には、周囲は高い壁に囲まれ、晴れやかな風景が描かれているだけなのです。

そして、参加者が「だるまさんが転んだ」遊びの失敗である、オニが振り向いている間に動いてしまった場合、センサーで感知され、即座に銃撃が行われます。

扱われるのは、とてもシンプルな「遊び」なので、誰もがそのルールを理解でき、そのため自分がそこに参加している没入感もあります。

「自分ならどうするか?」そんな想像が、緊迫感と続きへの興味を膨らませます。

また、ルールが単純であるが故、ゲームの戦略はそのまま「vs 人間」となります。

結果として、孤立することは「負け」を意味します。

主人公を始め、参加者同士はチームを組んでくことになります。

ただ人数を増やせば良い、それだけ単純ではないことも、この物語の面白さです。

 

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画像引用元:Netflix

テンポの早さと絶妙な話数

1話のみ極端に短い回がありますが、概ね60分で9話で完結します。

シーズン1と銘打っていますし、これだけ大ヒットしていますので、続編の可能性はありますが、コンパクトにまとまっていると思います。

普段、私は欧米の海外ドラマをよく観ますが、大抵は1話60分の24話が1シーズンです。

最近観始めた韓国TVドラマも、16話〜24話くらいが多いと思います。

元々映画として企画されたそうで、そこから複数エピソード化したことが功を奏したのかも知れません。

そのため、どんなに面白い作品でも訪れる「まだあるの?」と感じる中弛みが全くありません。

無駄シーンが非常に少なく、ポンポンとストーリーが進むのは心地よいです。

全部で8時間半程度ですので、週末だけで観終わることも可能だと思います。

しかも、多くの謎を放りっぱなしではなく、納得できる完結はします。

勿論、続けられる要素は残していますが。

 

 

類似作品との相違点 結局パクリ?パクリじゃない?

大ヒットした作品には必ず、「元ネタ」探しや「パクリ疑惑」が囁かれます。

特に本作品は多くの声が聞こえてきます。

実際に、監督のインタビュー記事などを読むと、実際に元ネタとなった作品を観たり、原作を読んでいることも公言されています。

 

LIAR GAME/ライアーゲーム 〜 全体のプロット

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画像引用元:Amazonプライムビデオ

あらすじ

素直で疑うことを知らない大学生のナオは、知らぬ間に招待を受けてしまい、1億円もの現金を押し付けられ、否応なく「ライアーゲーム」に参加することになります。

そこは、参加者がお互いに騙し合い、出し抜き合い、ゲームに勝利をすることで大金を手に入れることができるという、謎の大会でした。

ゲームの最後に勝者は大金を得ることができ、敗者はさらに多額の借金を抱えてしまうことになります。

ゲーム自体は非常に単純なルールで運だけでなく、論理的な戦略と、人間同士の心理戦によるバトルが中心です。

 

甲斐谷忍による漫画が原作で、TVドラマの後、映画化もされています。

ある意味、「イカゲーム」は、「ライアーゲーム」のプロットそのままとも言えます。

ただ、ライアーゲームはあくまでも現金のやりとりであり、生死はかかっていません。

もちろん多額の借金を抱えた人間行く末は無事ではないと思います。

 

 

「カイジ」シリーズ 〜 主人公の設定とゲームの一部

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画像引用元:Amazonプライムビデオ

あらすじ

友人の保証人となり、多額の借金を抱えたカイジが、悪徳金融業者の斡旋によりギャンブルに参加せざるを得なくなります。

カードジャンケンや鉄骨渡り(高いビルの間を這わせた鉄骨を綱渡りのように歩く)のように単純なルールの戦いで、大金を賭けていくことになります。

巨大財閥の帝愛グループが背後にあり、その配下の者は、全員サングラスに黒服という没個性の統一された服装です。

命をも賭けることになるギャンブルに、カイジはのめり込んでいきます。

 

福本伸行による漫画原作で、実写映画だけでなく、TVアニメ、TVドラマも制作されています。

ゲームの一部によく似た部分があり、何より主人公が「借金を抱えたクズ」という点がとても重なって見えます。

また、モブキャラである「運営側のスタッフ」が、良作とも統一した格好なのは同じと言えます。

 

バトル・ロワイアル 〜 敗者の扱い

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画像引用元:Amazonプライムビデオ

あらすじ

子供達を「死」の恐怖で縛るために施行された「バトルロワイアル法」により、無作為に選ばれた中学生たちが無人島に集められます。

そこで、彼らは3日間、最後の一人になるまで殺し合いをすることになるのです。

同級生だった友達同士で殺し合いを始めた彼らは、状況に戸惑っている者はあっさりを命を落とし、覚悟を決めたものだけが生き残っていきます。

 

高見広春の小説が原作で、深作欣二監督により実写映画化されています。

中学生が殺し合うというセンセーショナルな内容でした。

イカゲームでは、脱落者の命の落とし方がとてもあっさりしていて、何十人もの参加者がバタバタと横たわっていきます。

 

神様の言うとおり 〜 それぞれのゲーム全般の設定

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画像引用元:Amazonプライムビデオ

あらすじ

教師に変わり、突然教室に現れた「だるま」が喋り出し、恐怖の「だるまさんが転んだ」ゲームを始めます

だるまが振り返った時に、動いていた生徒が次々と一瞬で命を落としていきます

これは神様のいたずらなのか?

生徒たちは命を賭けた子供の遊びに挑まざるを得なくなっていくのです。

 

原作 金城宗幸、作画 藤村緋二作画による漫画です。

「だるまさんが転んだ」のシーンはまんま「イカゲーム」でも行われています。

パクりと言って良いと思います。

韓国では「むくげの花が咲きました」ゲームだから違うというのは無理があります。

脚本と監督を務めたファン氏も、恐らく原作を読んでいると思います

それくらい似ていますので。

 

正直言って、既視感はある。

他作品との似ている点を書き連ねましたが、「イカゲーム」が、それぞれの良い点を繋ぎ合わせた作品であることは事実です。

それでつまらなければ、もっと批判されたことでしょう。

私もこの作品を観て、面白くなければ、ただの「劣化パクリドラマ」として、恐らくレビュー記事すらも書かなかったでしょう。

日本のドラマや映画がそうであるように、面白い作品は似ている点があっても賞賛され、長く続きます。

この作品もフラットな目で、一度観ていただいても良いかと思います。

勿論、グロいシーンもありますので、その点は注意が必要です。

 

まとめ

韓国ドラマ「イカゲーム」の感想とおすすめポイント   

  1. デスゲーム系には珍しい展開
  2. シンプルなゲームのルールと人間同士の裏切り
  3. テンポの早さと絶妙な話数

類似作品との相ている点 結局パクリ?パクリじゃない?  

  • LIAR GAME/ライアーゲーム 全体のプロット
  • 「カイジ」シリーズ 主人公の設定、ゲームの一部
  • バトル・ロワイアル 敗者の扱い
  • 神様の言うとおり それぞれのゲーム全般の設定

「カタカタするBOX」はLSS (id:little_strange)さんのこちらのブログから! 

 

Netflixオリジナルのドラマは充実しているので、まだまだ観たい作品があります。

本作品も大ヒットしましたが、ただ「パクリ」ドラマと思って見逃してしまうのは惜しいと思います。

Netflix加入者の方で、もし未視聴であれば、是非一度お試しください!

 

パクリ元と噂される日本の作品群もかなり面白いです。

そちらも是非!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

それではまた次回!

 

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