ヴァーヒデ ペルチン主演ドラマ Aldatmak(欺き)2話 罪をなすり付けたのは大使の息子
オイルムの運ばれた病院へ駆けつけるセザイ。そこにはトルガがいた。トルガはオイルムと偶然オランダへ行く飛行機で一緒にいくことになる。
ところがオイルムは医学を勉強するために行くはずだったオランダへはその飛行機ではいかず、アメリカへダンサーになるために行港と決意し、それを実行しようとしていた。
そこでトルガに嘘をつき、そのことを両親には黙っていてほしいというのだった。
その後アンカラでまたオイルムに会い、トルガは彼女の夢を知る。そして応援しようとした。トルガは仕事もできて裕福でどうやら人柄もよさそうだ。
ということでトルガは心配して駆けつけてくれたのだった。
しばらくすると母ギュジデも病院に到着した。
二人はバイクを運転していた男が、アメリカ大使館の大使の息子であることを知り青ざめた。
大使館は治外法権が発令されている場所だからだ。
なぜなら大使館関係の人がトルコ国外に出たら、一切罪は問えないという方があるらしい。
急いでその男の出国停止を要請した。ところが男は無事飛行機に搭乗し席に座った。ほっとした様子だった。
人を轢いて殺し、さらにその罪を同乗していた女性に擦り付けても平然としていた。
さすが大使の息子だ。母親も平然と息子の罪を隠すために処置を取り、朝早く出国する手配をしたのだった。
セザイとギュジデが空港に到着し、飛行機の出発をと停止させようと必死に空港の係員を説得したが、係員はまだ男の逮捕命令が出ていないと受け付けなかった。
ギュジデは法を使って「もし逃がしたらあなたも罪に問われるわよ」と脅かした。
この時の迫力はすごかった!ヒュッレム役の時はどこかおしとやかで、どんなに怒って脅してもとってつけたような感じがしたものだが、今回は違った!ほんとに怖かった!
私が係員だったらきっと停止させただろう。
いや、係員もそうだった!彼は停止命令をだし、男は無事拘束された。
何とか拘束はできたものの、これからが大変だ。相手はなんせ大使の息子だから。とはいえオイルムも父は弁護士で母は判事だから、トルコ側もそう簡単には負けないだろう。
オイルムの事件はなぜかネットに公表されかなりたちばがまずいことになったが、トルガのおかげで一応拘束されず自宅で次回の裁判を受けられるようになった。
こうして家に戻ったオイルムとギュジデたちだが、家も穏やかではない。タリクの荷物を全部外に出しカギをしめるギュジデ。
するとタリクはスーツケースをドアにぶつけた。ガラスが割れた。タリクは「この家は私の家だ。私が好きなときに出るなら出ていく」といって去った。
何てこと!
ほんとにひどい!
自分のしたことで二人の女性を傷つけたことなどなんとも思っていないのだ。自分のことだけしか考えない男だが娘にはとてもやさしかった。
父の事実を知った娘オイルムは信じられないという様子だった。一度は父を嫌ったが、やはりどんなことがあっても大好きなことに気が付き帰り際の父に抱きついた。
確かにどんなひどいことをしても父子の愛は変わらないかもしれない。
タリクはその後イェシムの元を訪ねたがドアを開けてもらえなかった。ドア越しに自分がどんなにイェシムを慕っているかを繰り返すが、イェシムは受け付けなかった。
かわいそうなイェシム・・・・
しあわせいっぱいの穏やかな結婚生活を送っていたのに一夜にして内縁の妻と娘という立場であることを知ったのだから・・・
息子オザンは多分借金地獄へつっぱしる
夫の欺きと娘の事故で息子オザンについて話すのがすっかり遅くなってしまったが、彼も今まさに大きな問題を抱えていた。
彼は仕事をやめ、父から預かったお金でコインに投棄してしまったのだ。それがまた暴落し、すべてをなくしてしまった。金額はかなり大きい。
そんな時に父の問題と妹の事故が発生したのだ。
一度は自殺もしようかと考えたが、掛け金の1割を払うと政府経由でお金が戻ってくるという知らせを知り合いから受けたため、そのお金を借りようと友人を訪ねるが断られる。
そこでついに闇金に手を出してしまった。
これは大変なことになりそうな予感がする。
というのも政府経由でお金が戻るという情報自体が嘘くさい。知り合いがだましているのではないかという気がしてならない。さて実際はどうなるのだろうか?
(そういえば娘も事故するんじゃないかと不安に思いながら観ていたのだが、本当に事故ってしまったので、自分でもびっくりした。普通のドラマではこんなに早く出来事が起こらないから
それにしても濡れ衣まで着せられるとは思いもしなかった。運転してた男が軽いかんじがしてはいたがそこまでとは・・・)
キャスト
ギュジデ:ヴァーヒデ・ペルチン
家族思いの家庭裁判所判事でありながら、時に冷淡で、厳格で、自分を決して曲げない。自宅でも裁判所とおなじような権力を握っている。タリクと結婚して 30 年になるギュジデだが、家族に対してほとんど譲歩もせず、自分は正しい道を知っていると信じている。オイルムとオザンという子供がいる。ところがある日偶然に、家族と彼らの人生について知っていると思っていたことが、幻影であることを知り、打ちのめされる。
セザイ:エルジャン・ケサル
セザイは、ネヴシェヒルとアンカラに法律事務所を持つ非常に成功した弁護士。彼は妻とは別居している。詩人で文学愛好家であり、2 人の子供の父親。ギュジデとタリクの学校の友達。当時、3人は強い絆で結ばれていたが、ギュジデでとタリクが交際を始めたのがきっかけで疎遠になる。30年後、ギュジデと再会し、彼の人生の新しいページが開かれる。
タリク:ムスタファ・ウールル
ギュジデの夫成功したカリスマ的な弁護士。自分の法律事務所がある。ギュジデの間にこれといった題はないが長い結婚生活に疲れている。何年もの間、重大な秘密を隠している。秘密が明らかになり、彼の人生は一変する。オザン:ユスフ・チム
タリクとギュジデの息子。誘惑に弱い若い土木技師。働きすぎに不満を持っており、できるだけ早く金持ちになり、贅沢な生活を送りたいと思っている。彼が望む人生を簡単な方法で得ようとするため、大きな問題を抱えることになる。
オイルム:フェイザ・セヴィル・ギュンギョル(創始者Osmanでヘラ役を演じた)
ギュジデとタリクの美しく聡明な娘。母親の強い希望で医学部に入学したが、彼女の最大の夢は世界的に有名なダンサーになること。秘密裏にその夢をかなえようとするが計画は思うようにいかない。交通事故を起こし殺人のぬれぎぬを・・・
アルタン:セムベンデル
タリクの親友であり、クライアントでありメンター。建設会社を経営する非常に裕福なビジネスマン。困っている人を違法行為で利用することをためらわない。
トルガ:ジャネル・シャヒン
アルタンの息子、ハンサムな新世代のビジネスマン。セキュリティ ソフトウェアの専門家であり、ユニコーン企業を所有。たくさんのお金を稼ぎ、よく使い、とても良い生活を送っている。恋愛は安定していない。だが真の愛と出会い、人生は全く違う方向へ・・・
イェシム:アセナ・ギリシュケン
彼女は高校を中退し、アンタルヤ出身の温かみのある家政婦。オイクという名前の 5 歳の娘がいる。自分の人生が嘘で織り込まれていることに気づかない。そのため、幸せで秩序ある生活に満足していたが、偽夫の嘘が明るみになり絶望の谷へ突き落される。
ウミット:セム・スルギット
ギュジデ の兄弟。化学者。陽気だが仕事がないため妻が出ていく。娘がいる。ギュジデは彼にとって姉妹ではなく母親のような存在。
ナザン:メルテム・バイトク
ギュジデの大学時代の親友。ギュジデと同じ判事。ギュジデとは相談しあう仲で、ギュジデの家族みたいな人。未婚。オザンとオイラムには叔母のような存在。