発達障害の表と裏
発達障害《ASD(自閉症スペクトラム/旧アスペルガー) ADHD(注意欠如・多動症)》のあるあるで、天賦の才があるのでは、、とその手の部類に勘違いされたりすることがあります。
光栄ですが、実際はそんなことない発達障害な人が99%なわけで、変な期待をされるとプレッシャーになったりすることもあるんじゃないでしょうか。
今回は天才肌素質があるかもしれないけど、そこには葛藤やその人個人のたぐい稀な苦悩と努力があってのことではないのかい?
という思いも込めた本を2冊紹介します。
GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代 アダム・グラント:著 三笠書房
優しいあなたが不幸になりやすいのは世界が悪いのではなく自業自得なのだよ 藤森かよこ:著 大和出版
それぞれ管理人きょまタローには思い当たるところがありましたが、全部が全部当てはまるわけもなく
物事の表と裏は簡単に入れ変わるしな、、と感じました。
きょまタローの傾向は
- ASD ≥ ADHD
- グレーゾーンで、ギリギリ社会生活を営んでいる
個々違う特性があると思うので、あくまでも参考として読んでくださいね
与える人はお人好しになりがち
前々回に紹介した【 「こだわりさん」が強みを活かして働けるようになる本 】に紹介されていた
【 GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代 】
こちらは発達障害の人に多そうな「見返りを求めずに好きなことをズンズンと進める」に更にプラスアルファ、
それを人のためにやっちゃう、という「超お人好しすぎるんじゃないの??!!」という点に着目して読んでください。
自分では全く気が付かず、パートナーや親友(信頼している人)に、
「ちょっと大丈夫? 人に利用されてない?そこまでやる必要ある?」
そんな言葉をかけられたことありませんか?
きょまタローはあります。
でも、自分でそれでいいと思った時は、最後までやりとげました W
ストレスばかり溜まっているのに気付かされた時は、アドバイスを素直に受け入れて
すっぱりと(すみません,,フェードアウトとかできない性分なので)手を引きました。
ギヴァーとは与える人
定型の人はこの本の「マッチャー」「テイカー」の割合が多く、発達障害者は「ギヴァー(与える人)」傾向が多い気がします。
*テイカー:利己的で欲しがる人、ギヴァー:損得なしで与える人、マッチャー:各々で対応する人
この本でギヴァーは成功する人が多い、と言っていますが実際そうでしょうか。
ギヴァーには伸び代が多く、成功の素質はあるけれど、ただただ与えるだけでは
やはりいいように使われてしまう世の中な気もします。
度合いが大事、匙加減が重要なのではないでしょうか。
さじ加減が苦手なASD(自閉スペクトラム症) ADHD(注意欠如・多動症) には、胸が痛い言葉ですが w
失敗すると↓こんな感じに,,,きょまタローの実体験です。
ただ、失敗しないと発達障害の人は気が付かない。
なので、トライ&エラーの繰り返しで精度を上げるんだ!との気持ちで
体力をつけた状態でギヴァーとして生きていきましょう。
体力ないと、気力もやられて病気になっちゃいますから!!
優しい人やいい人とは どうでもいい人?!
もし、前者の本が外人が書いていることからして文化が違うしなと感じた方には、
こちらの本が日本ならではの謙虚さがベースで入ってきやすいかもしれません。
優しいあなたが不幸になりやすいのは世界が悪いのではなく自業自得なのだよ 藤森かよこ:著 大和出版
きょまタローは自虐ネタが好きです。
↓ 藤森かよこさんのオススメ本
親切な発達障害な人
自分を卑下するのは、消化しないうちにやると、ただただ愚痴っぽくなってしまいます。
文句や泣き言ばかりの人に寄ってくる人は更にロクでもありません w
こちらの本のテーマでもある「自虐」はそういうことではありません。
何か自信を無くすようなことがあったとしても、
そこで自己評価を下げるなんて簡単で楽な道に走るのではなく俯瞰しろ。
自分が優しいのは悪ことじゃないけれど、それを逃げ口上にしちゃいけない。
優しい上で、損得引き受ける覚悟を持つにはどうしようか考えていこうではないかと
叱咤激励しているのです。
真逆のことを言っているようで、芯は同じことを伝えているのかなと思わずにはいられません。