横浜市は実はギャンブル依存症だなと思う。
横浜市には昔競馬場が二カ所存在した。
下にリンクが張ってあるので興味があったら覗いてみてください。
さて本題ですが、市会での議事録で面白いのがありました。
現公明党議員はいいことを言ってる。
これが昭和39年て時代を考えても、いまのダメ議員とは大違いだな。
昭和20年の敗戦後、朝鮮戦争の戦争特需(昭和23年)があった。
その後、1955(昭和30年年)〜73年(昭和48年)の約20年、高度成長期があります。
だから、ギャンブル廃止は必然なのだが、依存症に陥った行政は辞められないのだな。
その麻薬であるギャンブルに林文子市長は、手を出そうとしている。
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横浜市会会議録
昭和39年 市会第1回定例会(3月6日第4号)
小浜新次(公明会)現在の公明党です。
次に競輪,競馬事業についてお尋ねいたします。
競輪,競馬の誕生経緯に.ついては市長もつとに御存じのはずであろうと思いますが,戦後初期において戦災都市の復興財源として認められたいわば戦後の亡霊ともいうべきであって,戦後20年たった今日では当然廃止されるべきものであり,市長も同感であろうと思うのであります。
さらにその事業の社会に流す害毒もむろんのこどながら,過去の議事録を見ると何回とかくその廃止が叫ばれてきております。
当局もまた考慮を約してきておりますが,しかしながらいまだ廃止される実情を見ておりません。
市長ぼ何と考えておられるのか。
本年度も一般財源繰り入れ予算として5億1,000万円の額が計上されております。全体予算の0,46%でありますが,一般会計予算の1.28%であります。
これは当局の廃止へ踏み切るる熱意,研究によっては社会悪を伴う競輪,競馬の廃止は可能であると思うのであります。
市長は競輪,競馬の全面的の廃止に踏み切る考えがあるのかどうかお伺いいたしたいと思いますし,またあるとするならばいっを目途と考えるのか,ないとするならばできないひとつ理由を開陳していただきたい。このように思うわけであります。
昔の公明党議員はマトモなことを言っていますね。
逆に昔の議員は、意識が高い人が多かったのかな?
飛鳥田市長
さらに競輪,競馬のお話でありますすが,競輪,競馬を廃止したい。
これは私も同様であります。全面廃止に至るべきであります。
しかし一体全面廃止に至る道というのはどういう道だろうか。いまかりに私たちがポーソとああおれのところはよした。こういう形でよしてしまいますと御承知でもありましようが鶴見で開催をせられておるような競輪については横浜市の割り当て日がなくなるのでありますから当然それだけ他都市の平塚とか横須賀とか神奈川とか川崎とかいう都市の開催日の割り当てがふえるだけであります。結果としては競輪はたくならないのであります。
(市長の認識不足か、答弁を作った役人の問題なのか?開催日の回数は上限があります。開催回数一杯まで開催しているのだから、横浜が辞めても問題ないはず。)
そしてしかもやる場所が横浜市の中の鶴見花月園でありますから,これはそれではちよつと*宋襄の仁ではないだろうか。だからやはり私たちは各都市,各県,そして国が一貫してこれをやめるという方針を立てていかなければならない。すなわちこれは1都市1都市の決意であると同時に全国的な政治問題だと私は思っております。
そういう政治問題として結論を出しますために私は皆さん方と一緒に全力をあげたい,こう思つてむります。
そしてあげることについていろいろ皆さん方の御協力をいただくことになろうかと思いますので,どうぞよろしくお願いをいたします。
どこで、骨抜きにされたのか?
*宋襄の仁(ソウジョウノジン)
《「春秋左伝」僖公二二年から》無益の情け。つまらない情けをかけてひどい目にあうこと。宋の襄公が楚(そ)と戦ったとき、公子の目夷(もくい)が敵が陣を敷かないうちに攻めようと進言したが、襄公が人の困っているときに苦しめてはいけないと言って敵に情けをかけたために負けてしまったという故事による。
戸塚競馬場