今週のお題「告白します」
物心ついたころから私はずっと 歌手になりたいと思っていました。
特にその想いを強く持っていたのは、小学6年生頃~中学1年生頃でしたね。
時代的には、スター誕生という歌手を目指す人のオーディション番組の全盛期で、そこからは山口百恵やピンクレディーなど、昭和を代表するたくさんの有名人が世に出ていました。
とにかく歌うことが好きだったので、レコードやカセットテープレコーダーをかけながら、毎日歌を歌っていました。
私と同じように歌手に憧れる友達もいたので、放課後には一緒に歌の練習をしたりしてました。
歌手になりたいという夢を持っていることは、友達はもちろん、家族もみな知っていて、「頑張ってね~」っという感じで、応援してくれていました。
中学生になった私は、スター誕生のオーディションを受けよう!と決意し、応募ハガキを出しました。
当日歌う曲目には、岩崎宏美の「想い出の樹の下で」と書いた記憶があります。
オーディションは、日曜日に有楽町で開催されることは知っていました。
うちからはかなり遠いけれど、母に頼めば一緒に行ってくれるだろうし、付き添いは都心部に住んでいる叔母さんにも頼めそうだな、と考えていました。
しばらくすると、オーディションの通知ハガキが届きました。
指定されていた日時はやはり日曜日だったのですが、その日は1年に1度位しかない、授業参観日で登校する日に当たっていました。
「どうしよう。。学校休もうか。。でもまたオーディションのチャンスはあるから今回はパスしようか?」
あれこれ悩みました。こういった場合、私は誰にも相談しないんですよ。
人に相談してどーなるものでもないことを、子供心にわかっていたのでしょうね。
学校だって休めなくはなかっただろうし、オーディションだって次のチャンスはいくらでもあったわけですから。
自分のことは、なんでも自分で決めないと気が済まない性格でした(~_~;))
結局私は、学校は休まず登校しました。
その後また、オーディションの応募をしたかといえば、答えはNO!
このことでなぜか、スター誕生に挑戦する気持ちが萎えてしまったのです。
それからは、歌手よりも、シンガーソングライターの方がいいなー、と思って曲作りを始めたり、バンドを組んでいくつかのオーディションには挑戦しましたが、結局夢を実現させるまでには至りませんでした。
でも、夢に向かって一生懸命頑張っていたことはすごく楽しかったし、あの頃の夢は叶わなくても、今は全く未練や無念な気持ちはありません。
とりあえず、どんなにくだらないことでも、今やりたいと思っていることに情熱を注いでおけば、過去を振り返ってもあまり後悔することはないのかも、と思いました。
ちなみに、スター誕生のオーディション通知のハガキは、記念に残してあるので、探せばまだどこかに残っているはず(*^_^*)