S&P500を超えるリターン(配当)が魅力ですがリスクもあるのでほどほどに。
(注 2021年12月3日以降最後の砦楽天証券でもARCCの新規買付停止となりました。)
今回オススメしたい米国株はエイリス・キャピタル(NASDAQ:ARCC)です。
ARCCをオススメしたい理由
ARCC(エイリス・キャピタル)とはどんな会社?
ARCCは簡単にいうと資産運用会社です。
日本では銀行が中堅企業や振興企業に融資しますが、
米国ではファンドが直接高利で融資する「ダイレクトレンディング」が普及しており
こうしたところを中心に投資しています。
クレジットを中心に144億ドルを運用しています。
設立は1997年で老舗会社でリーマンショックも乗り越えているので安心感もあります。
ARCCの投資先は?
全体の44%は第一抵当権のシニアローンで、30%が第二抵当権のシニアローン。
6%がシニアダイレクトレンディングとここまで80%がシニアローン。
全体の80%がリスクの低い債券となっています。
(第一抵当権とは融資先が破綻した場合担保物件の競売代金から最優先に弁済を受ける権利のこと)
残りの20%は劣後ローンや優先証券、株式となっています。
業種別にみても比較的リスクの低いヘルスケアが20%、
ソフトウェア&サービスが13%、商業&専門サービスが9%などなど幅広く分散されています。
ARCCの格付けは?
格付け会社のS&Pグローバル、フィッチ・レーティングス、ムーディーズの3社はいずれも
ARCCに投資適格(BBB格)のレーティングを与えており信用がありますね。
また格付けにも関連しますがARCCの負債総額は資本の0.95倍に収まっており、
財務の健全性の目安である1倍を下回っています。
ARCCの持つリスク
金融危機のリーマンショックや今も続くコロナショックによって経済が厳しい状況になった場合
投資先企業が債務不履行になる可能性が上がる為大きく株価が下落します。
そうなると配当が減ったりすることもあり得るので注意が必要です。
またコロナショック時は株価は半減しております。
他の企業よりも株価の下落幅が大きいのもリスクですね。
また株式市場がリスクオフに向かった場合早い段階で売りに出されますし
風向きが変わりリスクオンに向かってもなかなか株価は上昇しません。
それだけハイリスクな銘柄です。
ARCCを保有する魅力
ハイリスクな代わりにARCCの魅力はその高い配当利回りです。
通常時でも8~10%ほどの配当利回りがあります。
3月のコロナショック時は配当利回り脅威の20%という異常事態でした。
その高い配当利回りはARCCが新規上場した2004年から2019年12月末まで
同社株を保有していればそのリターンは500%以上となるほど大きなリターンが得られます。
そのリターンは米国株式市場の代表的な株価指数であるS&P500の平均リターンを超えているのでとても魅力的です。
最後に
リスクとリターンは表裏一体です。
ARCCは高い配当利回りが魅力ですがそれなりにリスクを取る必要があります。
そのリスクを取れる人だけが高いリターンを得られます。
私も保有していますが配当もありがたく頂いていますしコロナショックの値下がり時に
少し購入出来たので含み益も出ている状態で2度美味しい状態になっています。
リスクが高いのでポートフォリオに組み入れる際は一部のみにしておくことをおすすめしたいと思います。
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