乳と不調と体質のカンケイ・身近な食材がもたらす思わぬ結果とは? | 医者ギライ・クスリギライのための1日10分!医食同源・自然食実践ブログ

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「ヨーグルト」

朝食に欠かさず食べている、そういう方も少なくないと思われます。

朝から活きた乳酸菌を体内に摂り込む。そのことで、1日の活力にする。

日本の食文化に全く馴染みのなかったヨーグルトは、もはや

"朝食の定番!"

として、すっかり定着した感があるのです。

日本人の主食はお米といわれていますが、現在その年間消費量は800万トン弱といわれています。

これに対して、牛乳を始めとした乳製品の消費量は約1200万トンにも上っている。

日本人1人当たりの牛乳・乳製品の摂取量は1960年で年間20キロだったのですが、2020年には約90キロと4.5倍強にも膨らみ続けている。

この60年間で日本人の体の構造が急変したわけでも何でもない。そうであるにも関わらず、食べものが大きく変貌しているのが現状。

これに付随して、さまざまな不具合が生じていることが指摘されているのです。

ヨーグルトは健康食の代表!のように思われているのですが、でも・・・、

ヨーグルトを食べることは本当に体に良いことなのでしょうか?

もしそうであるのなら、どうして日本人は長いこと、ヨーグルトを食べてこなかったのでしょうか?

疑問に思ってしまうのです。

 

 

■効能の真偽

ヨーグルトには、

「整腸作用・美肌効果・免疫力強化・花粉症の予防・改善・インフルエンザの予防効果・ 潰瘍性大腸炎の改善・アトピー性皮膚炎の緩和・コレステロール値の低下」

 

などなど、これらの効能があるといわれていますが、現在市販されているヨーグルトのほとんどに牛乳は使われていないことも偽らざる事実。使われているのは、

 

「粉ミルク」

 

であって、水で戻してそこに化学操作・化学培養された乳酸菌が混ぜ込まれている・・・。これが実際のところというわけです。

粉ミルクなら余った牛乳を長期保存できるし、保管に場所を取ることもない。工場に輸送するのだってカンタンだし、何といってもコストが安い。

儲けを生み出すためには原材料にコストをかけられないので、こういうことになってしまう。

情報が公開されていないので、何とも言えませんが、粉ミルクには当然、さまざまな食品添加物が使われていることだって容易に想像できるのです。

原材料に使われる食品添加物は、表示義務が一切ないので分からない。

食の安全を大切に考えるなら、いろいろと

 

「使われているな」

そうシビアな目を持って、ダマされないようにする必要があるのです。

 

いつ搾ったかが分からないような牛乳を乾燥させた『粉ミルク』。そこに散々な食品添加物を加えて、さらに化学的に操作・培養された発酵菌が使われている。

 

そんなヨーグルトを毎日食べて、整腸効果、美肌効果などが本当にあるのかどうか?全く以って、疑問が拭えません。

本当の牛乳を使ったヨーグルトを食べたければ、パッケージに、

"生乳100%使用"

と書かれたものを買うより他にありません。

ヨーグルトは体に良い、そう無邪気に信じ込むことはリスクが高いといわねばならないのです。
※参考: 『自然食と異常食・異常の連鎖が病気を招く!?未来のためのナチュラルフード考

 

 

■牛乳の問題点・・・

『欧米人とこんなに違った日本人の体質』(講談社ブルーバックス)の中で、奥田昌子医師は、

 

ヨーグルトは日本人の体質に合っていないとして、

"発疹や下痢、めまい、抑うつ"

 

などの原因になると指摘します。

 

またヨーグルトに使われている粉ミルクの原材料となる牛乳。その牛乳の4分の3は妊娠牛の乳であることがいわれています。

 

これが私たちの体に大きなダメージを与えていると指摘する声もあるのです。

妊娠した牛は、子供を無事に育てるために大量の『女性ホルモン』を分泌します。

それにより子宮の内膜を厚くしたり、基礎体温を上げたりすることで、子供の健康で健全な発育を促そうとするのです。

 

無事出産を終えた妊娠をしていない、非妊娠牛の乳には「硫酸エストロン」といわれる女性ホルモンが約30pg/ml程度含まれるといわれます。

 

でも、妊娠を境にその濃度がどんどん高くなっていくのです。

妊娠後41日~60日で151pg/ml、妊娠220日~240日で1000pg/mlに達するという研究結果があるのです。

つまり妊娠した牛の乳を飲むことは、大量の女性ホルモンを一緒に摂取することを意味している。

メス化する自然と声高に叫ばれ、一時期大問題になった『環境ホルモン』の比ではない。

 

それほどの高濃度の女性ホルモンを体の中に入れてしまうことになるのです。

女性ホルモンはステロイド骨格持つため、加熱滅菌によっては減少しないことが分かっています。

牛乳はもとより、アイスクリーム、チーズ、バター、ヨーグルトなどの乳製品はみな、妊娠牛からの女性ホルモンが大量に混ざった牛乳から作られている。

 

赤ちゃんの粉ミルクもそれは同じというわけです。私たちはこのことを受け止め対策を採る必要があるのです。


日本人には乳製品を分解し、吸収できるだけの

「乳糖分解酵素」

がほとんどないため、ヨーグルトを消化吸収することができない。それどころか、体調不良を引き起こす原因になってしまいます。

でも、ヨーグルトは“体に良い”と信じ込まされているので、まさか不調の原因がヨーグルトだとは思わない。

このような悪循環を招いてしまいやすいのです。

 

 

■今と昔

女性ホルモンの過剰は、

「乳ガン、卵巣ガン、前立腺ガン」

の原因になることがいわれています。
 

冒頭でも述べたように、私たち日本人は1960年当時に比べて現在は、4.5倍もの乳製品を日々摂り続けています。

 

それに合わせるかのように、乳ガン・前立腺ガンの発症率もうなぎ上りで上昇し続けているのです。

日本人が乳ガンを患う確率は、1970年初頭には、50人に1人だったものが、現在では、14人に1人といわれています。

そして毎年6万人が新たに乳ガンと診断され、死亡者数は年間で、1万3000人と報告されているのです。

終息に向かう兆候は一向に見られず、拡大の一途を続けている。その背景には乳製品の過剰摂取があると指摘されるのです。

 

乳ガンは女性ホルモンの過剰により増殖するものが多いと指摘されます。

そして初潮を迎える時期が早ければ早いほど、閉経を迎える時期が遅ければ遅いほど乳ガンリスクは上昇していくことがいわれているのです。

1960年初頭に比べて、今の子供は初潮を迎える時期が1年早くなったと指摘されます。

日本で行われた大規模調査研究から16歳以上で初潮を迎えたグループの乳ガン発症率は、14歳以前に初潮を迎えたグループに比べて

「1/4」

だったことが示されています。

そして54歳以上で閉経を迎えたグループの乳癌発症率は、48歳未満で閉経を迎えたグループに比べて、“2倍”だったことも明らかになっています。

女性ホルモンを大量に含んだ妊娠牛の乳を飲む、ヨーグルトをたくさんタネることは乳ガンリスクを大きく引き上げてしまう。

こうした危険性が指摘されているのです。

 



■飲むものは・・・
日本人が牛乳を飲み始めたのは、戦後になってからの新しい習慣です。それまでの日本人は必要なカルシウムを

"豆腐や納豆、小松菜や水菜、切り干し大根、ヒジキ、小魚"

 

などから摂取してきた経緯があります。

カルシウム不足が心配なら妊娠牛の乳ではなく、こうした先祖が食べてきた伝統食材に目を向けることが大切になります。

 

和食中心の食生活に切り替えることが急務、このようにといえると思うのです。


日本人に日本人の体質に合った発酵食がある。朝から飲むならやっぱり

「味噌汁」

活きた味噌を体に入れることが私たちの健康には欠かせないポイントになるのです。

でも、味噌もヨーグルトと同じで、大豆カスなどの粗悪な素材と発酵菌は、化学操作・化学培養菌が使われているケースがほとんどなので、

“味噌の質”

には、是非ともこだわりたいところです。

マルカワ味噌の「未来」は化学操作・化学培養菌を一切使っていない、天然発酵菌によって熟成された味噌なので、ぜひ一度試してみて!

 

 

 

■参考文献

 

 

 

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