2020年秋の青物シーズン!東京湾沖のウィリー船初挑戦レポート!

2020年秋の青物シーズン!東京湾沖のウィリー船初挑戦レポート!

今回は沖のウィリー船に初挑戦時のレポをお届けしたいと思います。

ショアジギングをメインとしており、船に乗って青物釣りに挑戦したことはありませんでした。

しかし決して好調ではない2020年の青物シーズンにおいて、連続ボウズの精神的ダメージもあり、船釣りを敢行してしまいました。情けないお話ですが。。

今回はそんな船釣り初心者が青物船に乗って感じたこと、釣り上げるためには何が重要なのか、体験したことをできる限りわかりやすく紹介していきます。

フラウンダー

初挑戦ということで最初は苦戦しましたが、最終的には満足できる釣果が得られました!

そもそもウィリーって何?何が釣れる?

普段船釣りをしない人からすると聞き馴染みのないこの「ウィリー」というワード、よくわからないのでまずは調べてみました。

どうやらこの「ウィリー」というワードの語源は「ウーリーナイロン(woolly nylon)」という、ナイロンの繊維を熱で加工し、毛織物のような感触をもたせた糸から来ているようです。

この糸を針につけて、疑似餌として使うため、少しゴロが変わって「ウィリー」となったそうです。

東京湾では一般的に用いられる釣り方のようで、アジやイサキ、カマス、イナダなど、様々な魚種を狙えます。

2020年沖のウィリー船の釣果状況は?

今回お世話になった船宿の釣果を確認したところ、10月上旬から中旬にかけてワラサが最盛期を迎えており、多い日では20匹代の釣果となっていました。

今年の東京湾沖堤防では昨年と比べて青物の調子が上がらず、この釣果は非常に魅力的です。

ただ、2020年10月10-11日に関東に接近した台風を境にワラサの釣果は激減しており、イナダがメインの釣果となっている様子。

秋の青物シーズンは台風によって大きく釣果が変化するため、思い立ったら即行動が大事だと感じますね。

今回はとにかく青物を釣りたいという想いもあり、船宿へ電話をかけて予約を完了。

この時期の青物狙いは非常に人気があるので、事前に予約をしておくことをオススメします。

イナダメインと言っても、Max20匹強程度の釣果は出ているため、期待感を持って挑戦してきました。

青物狙いの2020年秋の東京湾ウィリー船、いざ出陣!

出船に向けて準備を整える

乗船予定日の前日が一日中の雨のため少し不安もありましたが、出船当日は曇りの天気で一安心。

日曜日ということで、人が多くほぼ満員御礼、初心者にとっては少し不安な混み具合です。

人が多いということで、仕掛けはハリス8号 6mの1本針、PE4号を巻いたリールにビシは60号で挑戦。

餌はコマセが1kg分ついてきて、追加分は1kg 500円で購入可能でした。

皆さん購入されていたので真似して購入しましたが、結果としては今回は追加の必要はありませんでした。

コマセは船から出る水で事前に溶かしておくと、釣り場ですぐに使用できますので、忘れずに解凍しておきましょう。

期待を胸に出陣も、船釣りの難しさの洗礼を受ける

下準備を終えた状態で船が出港、沖までだいたい40分程度で到着しました。

船長の合図で仕掛けを投入、周りの方はバンバン釣るも自分には全くかからず。

さらにこの日は大潮で潮の流れが早く、仕掛けが流されお祭り地獄。

朝のチャンスタイム1時間程度で回収時にかかった1匹しか釣れず、お祭り地獄で意気消沈。

釣れたイナダは丸々太っていてコンディションは良い感じ!

なんとかお土産を持って帰りたいため、必死に頑張ります。

親切なお客さんのアドバイスに救われる

どうしたら釣れるのかが分からず、闇雲に釣りを続けますがそう簡単には釣れません。

あまりに苦戦している状況から、周りのお客さんから親切なアドバイスをもらえました。

教えていただいたアドバイスの中で、特に重要そうなのは以下の点。

1. 仕掛けの糸は違和感が出ないようしっかり伸ばす

2. 餌は使用しているオキアミを用いる

3. タナの管理は徹底して糸で見ること

4. 船長の指示は魚のいる位置

5. 魚のいる位置に針を入れたら、3~8分間ステイして仕掛けをなじませる

初心者が陥りやすい間違いも含め、簡単に解説していきます。

初心者が初めての青物船(ウィリー船)で注意すべきポイント5選

1. 仕掛けの糸は違和感が出ないようにしっかり伸ばす

仕掛けを袋から出すと巻きぐせがついており、くるくると丸まった状態です。

糸に癖のついた状態では魚に違和感が伝わってしまい、釣果が落ちてしまうとのこと。

サルカンを金具に付けてあげて、強く引っ張って上げることでまっすぐにすることが重要だそうです。

2. 餌は撒き餌に使用しているオキアミを用いる

釣れていなかった時間、別途購入したオキアミを針につけて釣りをしていました。

かごに詰めていたオキアミを使用するように言われてからは釣れるようになったため、何かしら影響があったのかもしれません。

かごに詰めていたオキアミと、別途購入していたオキアミは色も違っており、それが違和感につながっていたのかもしれません。

3. タナの管理は徹底して糸で見る

これ、普段船釣りをする人からすると常識中の常識だと思いますが、初心者だと怠りがちなポイントです。

電動リールのメモリと棚はズレるとは言っても、ほんの少しのことだと思っていました。

実際めちゃくちゃブレます、絶対に糸のメモリで棚は確認しましょう。

糸での棚確認はとにかく見やすいほどストレスが軽減されますので、見やすい糸を購入することをオススメします!

4. 船長の指示は魚のいる位置

これは今回乗った船が若干初心者に不親切だなと思った点ですが、今回乗った船では船長の指定するタナは魚のいるタナということ。

今回の仕掛けはビシから6m下に一本ばりがかかった仕掛けのため、指定のタナ+6m先まで仕掛けを落として、1mずつ6回しゃくりあげることがポイントでした。

これによって、針にかかったオキアミが魚のいるタナに位置することになり、かつ周囲にも撒餌となるオキアミが存在する状況になります。

はじめに少しでも教えてもらえていれば、もう少し結果は違かったのでは?と少し思ってしまいます。

5. 魚のいる位置に針を入れたら、3~8分間ステイして仕掛けをなじませる

魚のいる位置に針をいれたら、3〜8分ほど竿を置いて待ちます。

この待ち時間によって仕掛けが海に馴染み、魚がかかる間を作ります。

針を魚のいるタナに入れても、その瞬間にかかることはほとんどありませんので、この時間は非常に大事になります。

6回しゃくり終えたら置き竿で3~8分待つ、この食わせの間が釣果を上げるポイントになります。

秋の青物船はお土産たっぷり、味も抜群で最高!

最終的には十分すぎるお土産を持ち帰ることができた!

最終的にはイサキ、サバを含めて15匹ほど、2家族で食べるには十分すぎる釣果が得られました!

船中では少ない釣果となりましたが、食べるのに困るほど釣れても仕方がないので、これだけ釣れれば大満足です。

普段は行かない船釣りですが、これだけ豪華なお土産が持ち帰れると思うと、とても魅力的です。

この時期のイナダ、イサキは味が抜群!

事前の情報通りイナダがメインで、我が家で持ち帰ったものはMAX47cmとやや小ぶり。

我が家は奥様と2人家族のため、イナダ5匹とイサキを持ち帰りました。

この時期の青物はイナダサイズでも油がノリノリで、味は抜群!イサキもバッチリ油が乗っていました。

魚を捌いていて、これだけ手が油でギトギトになるのは非常に嬉しい体験!

これだけの料理を作ってもほぼ1匹分!1週間は魚づくしの夕飯を楽しめました。

秋の青物は数、味ともに抜群!秋の味覚を楽しもう

今回は船釣り初心者が秋の青物シーズンにチャレンジした際に、感じたことを紹介していきました。

初心者にはなかなか難しい部分もありましたが、周りの人にも助けられ、最後は楽しく満足行く釣果を得ることができました。

数が釣れて、味も美味しい、そんな秋のシーズンの青物釣りにチャレンジしてみませんか?

今回の記事が船釣り初心者の方の参考になると幸いです。

Fin.