株歴30年生の雑感ブログ

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米国株と米ドルは続落

おはようございます

 

昨晩の米国株式市場は続落となりました。

NYダウ   -50.63    33919.84

NASDAQ     +32.49          14746.40

S&P500        -3.54             4354.19

VIX指数           -1.35                 24.36

原油                +0.72                70.86

為替                                       109.19

 

米国株は軽い行ってこいとなりました。やはりFOMCを控えていますからね、今回の恒大集団の件と合わせて考えたらそう簡単に期待で動くわけにもいかないですよね。ましてや、今朝のモーサテで堀古さんが「これまで金利の動きが上昇傾向にある中で、株価はそれを無視するかのように上昇していたので、その意味で調整を理屈通りにしているだけ」と仰っていました。グラフで見れば一目瞭然ですね。恒大集団の話は大きいですが、しかしそうは言っても不動産産業の中の話してあり、中国国内の問題でもありますから、世界規模に発展するものでもありません。とすると事の大きさについては織り込む必要があるのでしょうが、コロナのような世界的にこの件が感染していく事にはならないと思うのが普通ですよね。

昨日、様々な方の動画を拝見しましたが、それらの話を勝手に意訳すると、中国からしたら多くの普通に働く国民にとって、住宅価格が高騰してしまって買えないと言うほど住宅価格を上昇させてはダメだという事を知らしめる。そして資本主義的にお金の力で住宅価格をつり上げ、本来必要な人々に住宅供給がままならないという状態は、本末転倒であり、この状態を作り出した民間企業に対しては厳しく当たるという姿勢を示すことで、中国国民の不満を解消させるという事も目的なのだろうということです。

ある意味中国国内としては当然の措置を採ったと言えるものですね。しかも不動産ブームに乗って一財産作ろうとした中にはワザと制度利用のために偽装離婚をして国の支援を得られやすくしてりする人たちもいたようです。そうした事に対しても中国当局は対応していたようですが、それでも価格が上昇してしまう事に対して対応したというのが経緯としてあったようですね。まぁ中国人はバクチ好きとか投資好きとか言いますけど、これって決まると一方向にお金を集中させて大きく儲けようとしますよね。株でも不動産でも同じです。だからその1つが崩壊すると全財産が無くなってしまうという人が後を絶ちません。そういう国なんですよね、だから話は大きいんですけど、世界を揺るがすと言った話ではないという事になるんです。

ただ、そうした規制が中国の経済を鈍化させることになれば、その影響は世界も受ける事になります。そうした事を株式市場は懸念して下落となるわけですが、FOMCでどこまでそうした事に触れ、今後の金融政策をどういった姿勢で臨むのか見極めたいと思うのは至極当然なことですね。

もっとも今週日本はお休み続きでまともに相場も見れないところもあります。上半期の期末という事もありますから、皆さん株どころじゃないかと思いますが、ある意味株式相場はそれ程注視して見ていなくても大丈夫なんじゃないかって思ったりしています。

 

色々と事が起こりますが、あおれらに慌てずに大きく広い目で物事を見れる冷静さをもって日々を臨んでまいりたいですね。

何だか天気まで少し落ち着かない感じにも見えます。天候の変化に気を付けていただきながらどうぞご安全に、それでは。