ケンのブログ

日々の雑感や日記

こだわりや 期待が しんどさを生む

2022年12月02日 | 日記
もう 十二月になったんだなと思う。

早いな。

12月1日付の読売新聞の人生案内の コラムに 50代の女性の 投書が出ている。

こんな 内容の投書だ。

“”その女性は 20代の子供が3人いて 長男は結婚して3年になるけれど 子供がまだいない。

周りから 「お孫さんは?」と言われるたびに悲しい気持ちになる。

友達に孫ができたと聞くと、友達の縁を切ってしまう。

義姉には 孫ができ 幸せそうな義姉を祝福できない。

孫の顔を観られたら 死んでもいいとさえ思う。

孫ができたら すべてが解決するという思いを断ち切りたい。“”と。

僕は 子供さえいないので 孫のことを聞かれることはない。

でも 孫の話題になると 悲しくなってしまうという気持ちは 想像できなくもない。

「お孫さんは?」と聞かれると 聞いた相手は きっと 「はい 女の孫がいます」というような答えを期待しているのではないかと 考えてしまう。

相手の 期待に沿うような 答えが できない。

会話が気まずくなる。

そんなことが きっかけで 孫の話題になるとつらくなる。

という ことも あるかもしれない。

孫がいないことそのものが つらいのか 孫の話題をふられることが つらいのか きっと 女性本人の気持ちの中でも わからなくなっているのではないかと 想像してしまう。

そして そういう きもちが いつの間にか 孫ができたら 今の こういう つらい気持ちを解決してくれるのに という 強迫的な 思いへと 高まってしまう。

そんな 感じなのではないかと 想像する。

孫とは 関係ない 世界で 生きている 人にとっては どうでもいいことが そういうのを 会話の中で 期待されるような 立場になると もう 孫の存在が 強迫観念のように のしかかってくる。

そういうことだと思う。

こういう 気持ちって 形の違いこそあれ 誰にでも あることではないかと思う。

僕の場合は 孫でなないけれど 例えば 学歴の話を振られるのは 苦手。

なぜかというと 僕は 文系なのに 私立大学の文学部と 国立大学の法学部を卒業している。

「大学は どこ?」と聞かれて 正直に答えると

ええ? 文系なのに 大学を二つも? なんで? という方向に どうしても 相手の反応は なりがちだ。

国立大学と言うと センター試験を 連想する人も いると 思うけれど 僕の場合 国立大学は 編入学試験を受けて入っているので センター試験を連想する人の期待にも 会話の中では 沿えないことになってしまう。

そして そんな風に 会話が 混乱するので 聞いた相手も 結局 僕が どこの大学を出たのか 頭に 入っていない ということを 人生の中で 何度も 経験してきた。

ましてや 僕の場合 大学を 二つも出た割には 一流の会社に 勤めたわけでもないし 余計と わけのわからないことになってしまう。

だれしも 混乱した 会話の 内容は 覚えていない ということは 多かれ少なかれ 経験したことがあると思う。


これが 京都大学の法学部でも ストレートに卒業していれば

「大学はどこですか?」
「はい 京都大学法学部です」
「ああ そうですか それは すごいですね」という具合に 会話が すっと 簡単に スムーズに 進む。

誰しも スムーズに進んだ 会話の内容は 覚えている場合が多いだろう。

会話がスムーズに 進む上に 相手の記憶にも残りやすい。

こんな ありがたいことは ない。

と 僕などは 思ってしまう。

これも 大学など 関係ない世界で 生きている人には どうでもいいことかもしれない。

孫とは 関係ない世界で 生きている人には 孫など どうでもいいように、、、。

結局 人間は 自分が こだわりの あることで しんどさを 感じる と言うことなのだと思う。

ブッダの教えの 大切な要素のひとつが こだわりをなくすということ。

こだわりを なくすことが 苦しみから 逃れる 道。

と ブッダは 説いたわけだけれど その こだわりが なかなか なくならないから しんどい と まあ 僕の場合も そんな 人生を歩んできてはいる。

歳をとったり 病気になったり やがて 死んでいく この身のことも そもそも 生きるということに対する こだわりを なくせば 苦では なくなると 思うのだけれど その こだわり 執着が とれないから あれこれと 考えたり 悩んだりということになってしまう。

こだわりが 取れると いいな と思う。

まあ そうなることを めざしていきたいとは 思うのだけれど。

言うは やさしく 行うは 難し ということだ。

それは ともかく 一日 いちにち 無事に過ごせますように

それを第一に願っていきたい。





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