気付き

偶然か。必然的な運命か。

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

先日、ミーニングノートのコミュニティで、「すべては必然と思いますか?それとも偶然?」ということについて話し合いをしました。

いつもは色々調べて、ブログにまとめるのですが、このディスカッションの後、数日考えたことをまとめたいと思います。

私の意見なので、正しい意見というわけではないです。

こんな意見の人もいるんだな、という程度に読んでいただけると嬉しいです。

スポンサーリンク




偶然と必然の意味

【画像】偶然と必然の意味

まずは、言葉の定義を確認しておきます。

偶然:何の因果関係もなく、予期しないことが起こること。

必然:必ずそうなること。それよりほかになりようのないこと。

goo辞書

つまり、そこに「因果関係があるかないか」「再現性があるかないか」の違いということになります。

アメリカにいたとき、よく人がこんな風に言うのを聞きました。

Everything happens for a reason.
=すべては理由があって起こっている

つまり「必然」ってことです。

こういう言葉は英語ではよく聞いて、コミュニティの主催者のTomoeさんもこんな言葉を紹介していました。

It was written.
=すべて運命で決まっていた

いい事も悪い事も、すべて理由があって起きている。

起こるべくして起こっているって、そんなことあるのかな?と思っていました。

スポンサーリンク



ディスカッションを通して

【画像】偶然か、必然かのディスカッションを通して

「偶然か必然か」という議論には、いろんな意見が出ると予想されました。

私の入った4人グループでは、必然派が1人、偶然派が1人(私)、よくわからないが2人でした。

必然派の方は、良くも悪くも直感で違和感を感じることが多く、人とのご縁や出来事も「必然」と考えないと説明がつかないことが多いと言うのです。

例えば、

知り合いの方から息子さんを自分の会社に就職させてほしいと言われ、考えた結果OKしたら、仕事を教えていた子が病気になってしまい退職してしまった。息子さんとの出会いは必然だったんだ。

という感じです。

試しに「すべては必然だ」と考えてみると、ミーニングノートで探しているチャンスのつながりなどは、起こるべくして起こっていると思うことも多くありました。

例えば、失敗したり傷ついたりした出来事(スパイシーチャンス)も、意味づけ次第では学びのチャンスになります。

ミーニングノートでは、スパイシーな出来事を学びに結び付けるような意味づけをよくするんだよ

そこから学んで、成長したら、最初にあった出来事は「必然に起きた」と考えられなくもありません。

結局、私達のグループは、偶然か必然かは決められず、

  • 偶然を必然と考えることで、過去も未来も全肯定できる
  • 必然と思うことで強さが生まれる

と結論付けました。

スポンサーリンク



それでも偶然だと思う

それでも偶然だと思う

偶然か必然か」ということについて、その後も考え続けました。

私がどうしても「すべては必然の運命で決まっている」と思えなかったのは、最近の世界情勢を映したテレビを見ていて、戦争で命を失った人に「それは必然ですよ」と言えないと思ったからです。

(ちなみに、今コミュニティの読書会で読んでいる「夜と霧」もナチス時代の収容所の話で「必然」と片付けられない…。)

(この本もとてもヘビーで、いつか読書感想文も書きたいと思ってます。)

病気に打ち勝ったサバイバーの方が「病気になってよかった。私が病気になるのは愛に気づくためには必然だった。今は病気に感謝している」と言っているのを聞いたことがあります。

でも、これって生きているから思えることなんじゃないかと思うんです。

たとえ「運命」だったとしても、運命を変えるチャンスはたくさんあって、たまたま選んだ選択で死を迎えることになっただけで、それが「必然」だったとは、私にはどうしても思えないんです。

偶然」起きたことに意味を持たせるから「必然」になるだけで、同じ状況でまた同じことが起きる可能性はどれだけあるのだろう、と疑問に思います。

スポンサーリンク



計画的偶発性

【画像】計画的偶発性

「偶然派」の私ですが、1つ信じているのは「計画的偶発性」です。

計画的偶発性とは、

「偶然」がキャリア形成に大きな影響を与えているため、「偶然の出来事」を積極的かつ意識的に活用していこうとするキャリア理論

計画的偶発性理論(Planned Happenstance Theory)とは

のことです。

これって、キャリアだけではなく、人生において言えると思っています。

計画的偶発性で大切にすることはこの5つです。

  1. 好奇心:新しい学習機会
  2. 持続性:失敗に屈せず努力する
  3. 楽観性:出来ると思う
  4. 柔軟性:思い込まず、行動を変える
  5. リスクテイキング:リスクがあっても行動する

全ては偶然だから何もしないのではなく、思い描く未来を引き寄せる偶然を起こしに行く、というのはいいんじゃないかと思います。

スポンサーリンク



【まとめ】偶然でも必然でもどちらでもいい

【画像】偶然でも必然でもどちらでもいい

結局のところ、偶然でも必然でもどちらでもいいんだと思います。

「必然」と考えられる人は、出来事に対して深く考えた結果だと思います。

「必然」と思えるように、努力もたくさんしたのかもしれません。

それでも、やっぱり私は人生は偶然の積み重ねで、それをどう選択し、どう行動するかという考えから抜け出せません。←頑固

ミーニングノートコミュニティでのディスカッションの最後に、

偶然・必然は関係なく、出来事に対して感じた感情をまずしっかり感じること。その出来事を選び取った自分を大切にすること。

と言っていた方がいて、とても印象に残っています。

「偶然派」の私ですが、「全ては必然だった」と言える出来事に出会える日も、実は楽しみにしていたりします。

引き続き「偶然か?必然か?」について考えていて、また一つ結論に達しました↓

合わせて読みたい