昨日、エンカレッジの上野先生が代表理事をされている家庭教育推進協会
テーマ:「今話題の認知行動療法の考え方を学ぼう」
講師:上野先生
参加者は約70名とのことで、
今回も難しそうなテーマだなと身構えていたのですが、
冒頭に、「最近の上野家ニュース」が。
先生のご家庭の和やかな雰囲気が伝わってきて、
私が掴めた範囲の概要だけですが、忘れないうちに復習しておきたいと思います。
認知行動療法は、従来の心理学が、心の奥底のモヤモヤ、
例えば、不登校の状態が維持されているという問題に焦点を当て、
その際、原因(きっかけ)を探すのではなく、
そして、本人が持つ解決の力を待つのではなく、
これはまさに、我が家が受けた復学支援の方法では!
と、
認知に働きかけて気持ちを楽にする「認知療法」 + 行動変容を促す「行動療法」
=「認知行動療法」
種類として、
・極端思考・・・100か0
・決めつけ思考・・・そうであるべき
・悲観的思考・・・どうせうまくいかない など。
他にもたくさん挙げられていましたが、このような偏った「
(私自身も、そうかなと思うものがありました)
「自動思考」を生み出すものを「スキーマ」と言い、
つまり、息子の「自動思考」は、これまでの環境、
ポジティブ・
「スキーマ」がポジティブな子とネガティブな子とでは、
認知の違いを認識しない不登校対応によるトラブル事例など、
ここから先が、セミナーの核心。
子どもや自分自身の偏った「自動思考」をどう変えてあげるか、
「認知再構成法」という方法のご説明でした。
アセスメント(分析)・セルフモニタリング
→外在化(問題整理)
→認知再構成の検討
→体験学習
という流れで、認知を再構成していくというもの。
状況を客観的に把握して、
思い込みで膨らんだ主観的・
自分で得た新しい気づきを基に考え方を検討、
実践していく。
この実践による成功体験が、認知の変容を加速させ、
だから、
認知に働きかけて気持ちを楽にする「認知療法」 + 行動変容を促す「行動療法」
=「認知行動療法」
と理解しました。
(そうだと思うのですが、自信はありません) 難しい内容でしたが、「過保護・
ただ、最初のアセスメントについては、
子どもが登校渋りや不登校の状況にあっては、
アセスメントを間違えてしまうと、 家族ではない第三者、
最後に、「悪循環のメカニズム」と「不安のメカニズム」
先生がホワイトボードに図を描いてくださったので、
特に、なぜ悪循環に陥ってしまうのか、という「
不安は時間とともに膨らみ、
不安はずっと続くものではないことを、
復学支援では、不安を乗り越えるために、
我が家に
また、不安は、その大きさも継続時間も、
そのために、復学支援では、
そのような理論に基づいて、
メモを取り切れず、理解が不十分なところもたくさんありますが、
今回の講演は、
******
このようなセミナーに出席すると、頭では分かったようでも、
ただ今回私は、数日前に、一足早く、
息子は、6年生直前の春休みから、
6、7月は体調不良でほぼお休み。
その分の振り替えを夏休みにと、
夏休みはノンビリしたい息子。
前半はボチボチ通っていましたが、
お休みすることも多く、その都度私が、
(親からLINEで連絡する決まりなのです)
お盆休みが明けて、ますます行きたくない息子。
色々な葛藤から、混乱。
吐き気が出てしまい、泣いてしまって・・・
上野先生にご相談させていただいたところ、息子の外在化を私がサポートして、
息子自身に外在化の力をつけるため、全部私がやってしまうのではなく、私は不足しているところを補うということで、
息子に、「塾のことで、どんなことが問題か整理してみよう」と言うと、
現状に困っている息子は、すぐにテーブルにつき、
【外在化(問題整理)】
・先取り学習をしないのであれば、夏休みに塾に行く意味がないと思っている
・そのため、休みがちになっている
・今は、塾を辞めたい気持ちが強い
・でも、1学期に、
・お母さんが毎回欠席連絡するのは大変だと思っている
・お母さんに迷惑をかけたくない
【選択肢】
・休んで行きにくくなるよりも、慣れておくために、嫌でも出席を続ける
・夏休みは割り切ってお休みする
・すぐに辞める
結果、息子は、夏休み中は思い切って休むことを選択。
今すぐ辞めるのではなく、学校が始まったら塾もまた行けるようにしておくことになりました。
息子は、「お母さんと話せて良かった、結構スッキリした~」と。
混乱状態から、自分なりに頭を整理して選択できたのは、とても良かったと思います。
外在化の部分だけですが、実践したことを、セミナーで復習させていただくことができました。
******
懇親会は、先生方を含めて50名弱の参加だったようです。
5~6名のランダムなグループ分けで、40分×2回制でした。
1回目のメンバーは5名。
初参加の方がほとんどでしたので、初めて進行役をさせていただきました。
みなさんから出されたキーワードは、
「親の不安」、「昼夜逆転」、「子どもの暴力」。
涙ながらにお話しされる方に、自分の体験談を伝えたり、共感し合ったり。
初対面の方同士なのに泣ける場所、温かい時間でした。
2回目は6名。
エンカレッジやFHEの復学支援、協会の支援を受けている方がほとんどでした。
エンカレッジの大先輩がお2人もいらしたので、ここでは私も悩み相談をさせていただきました。
「兄弟比較」、「体調不良」、「いじめ」
についてが話題の中心でした。
過去に同じことで悩んだときの支援の先生のご指導内容など、とても参考になるお話を聞くことができました。
話が尽きず、どんなに時間があっても、足りませんね。
ご一緒させていただいた皆様、どうもありがとうございました。
そして、夏休み終盤のお忙しい時期に、セミナー・懇親会を開催してくださった先生方には、本当に感謝しています。
ありがとうございました。 |
♦お世話になった復学支援機関です♦