まぁ、自分もかつては「両耳健聴者」だったわけですが、
その頃のことを思い返してみても
やっぱりそうだろうなと思います。
そもそも、「耳が聞こえない」というのは、どうしても両耳が聞こえないと思ってしまうし、
「耳が聞こえにくい」というと、少しは聞こえている、と思うわけです。
ましてや、「片耳は全く聞こえないけど、もう片方は普通に聞こえる」というと、
「それで何が不自由なの」と真顔で問い返されてしまうと、
これにはどうにも困ります。
確かに困らない場合もあるし、逆にとても困る場合もある。
いろんなシーンで「困り度」はバラバラ。
うまく説明できないのと、だんだん説明するのが面倒くさくなって、
聞こえてないけど、「聞こえているふり」をしてその場をやり過ごす。
こんな風になってしまうのです。
私も「初心者」のうちは、
一生懸命に何とか理解してもらおうという努力を重ねてきたのですが、
大体が徒労に終わってしまいました(^^;
でも、一番恐れているのは、他の人の誤解。
意図しない聞き落としや聞き間違いがたびたび生じることで、
真剣に聞いていないとか思われるのが辛いです。
片耳聞こえないことは、致命的な障害ではないかもしれませんが、
かと言って全く問題が無いわけでは決してなく、
日々の生活の中で地味にじわじわと痛めつけられるものだと
わかって欲しいな、と思います。
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