もともとは、聴神経腫瘍という、10万人に1人という病気に罹患し、
それまで手術はおろか入院さえしたことがなかった自分の、
「その時々」の気持ちを記録しておくつもりで書き始めたことと、
自分もまた先達の方々の記録を読んで、気持ちを整えてこれた
ことへの感謝というのか、これから経験する同病の人たちへ、
少しでも不安をやわらげることができるように、
情報提供ができれば良いなと思ったわけです。
入院や手術については、
できるだけリアルタイムに状況を記録し、
またその時の気持ちの動きなどを書き添えたつもりです。
退院して日常の生活に戻ってからは、
ほとんどの聴神経腫瘍患者の方が直面する
「片耳」生活のことが投稿の中心になってきました。
(通常の場合、聴神経腫瘍は左右のどちらかに発生するからです。)
「片耳」という中途半端な”障害”に苦しんでいる人たちが
この病気を原因とする以外にも大勢いることを知りました。
それで、通っていた大学院の研究テーマを
急遽この「片耳」に取り換えて、修士論文を書くまでに至りました。
この500回に至るまで3年ちょっとの間、
これまでの人生でも大変濃厚な期間を過ごしてきたように思います。
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