今度生まれたら 内館牧子

 2020年12月1日 第一刷発行

 

作品紹介・あらすじ

70歳になった佐川夏江は、夫(和幸)の寝顔を見ながらつぶやいた。
「今度生まれたら、この人とは結婚しない」
夫はエリートサラリーマンだったが、退職後は「蟻んこクラブ」という歩く会で楽しく余生を過ごしている。
2人の息子は独立して、別々の道を歩んでいる。
でも、実は娘がほしかった。
自分の人生を振り返ると、節目々々で下してきた選択は本当にこれでよかったのか。進学は、仕事は、それぞれ別の道があったのではないか。
やり直しのきかない年齢になって、夏江はそれでもやりたいことを始めようとあがく。
2大ベストセラー『終わった人』『すぐ死ぬんだから』の著者が放つ最新「高齢者」小説!

 

高齢者三部作の最後の一冊。

(”終わった人”と”すぐ死ぬんだから”)

これが一番愚痴っぽい。

自分で選んだ道を70歳になって悔いている。

上から目線で嫌な女を描くのが上手ね。

22歳で結婚して途中何度でも修正できただろうに…

夏江さんは昭和22年(1947)生まれ、その前後の世代が面白く読めるのかな。

今度生まれたらを考えるより今が大事って、林先生と同じ爆  笑