電子タバコを猫の前で吸うのは危険!猫に与えるリスクとは

 

こんにちは、りんさく(@sakurarin72)です。

 

最近、友達が10年以上吸っていたタバコを止めると言い出しました。

理由は、新型コロナウイルスにかかった時に吸ったタバコが、すごくマズかったからだそうです。

「タバコをやめる!」と言う言葉に、何度も騙されてきた僕は、「またかよ」とその場は聞き流しました。

 

先日、その友達と出かけた時に、ポケットから電子タバコを取り出して吸い出しました。

僕「タバコ止めたんちゃうんか?」
友達「紙タバコは止めたで~」

まぁ、こいつはそんなもんか笑

 

最近、紙タバコより電子タバコの方が身体への害が少ないからと言う理由で、電子タバコに変える人が増えているそうです。

一説によると「紙タバコより電子タバコの方が約95%の確率で有害ではない」と言われてはいますが、実際はどうなのでしょうか?

 

ただ、電子タバコでも全く人体に害がないと言うわけではありません。

多少なりとも、有害なのは間違いないようです。

では、多少なりとも人体に害のある電子タバコを、人間より身体の小さい猫が吸うとどうなるでしょうか?

 

今回は、「猫にとって電子タバコは大丈夫なの?」というお話です。

 

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電子タバコとは

電子タバコとは、紙タバコのようにタバコ葉を使用せず、香料の入った液体を電気で熱することによって、蒸気を発生させて吸入をするタバコの事です。

電子タバコには、ニコチンやタールなどの有害物質が少ないもの、もしくは含まないものがあります。

匂いや煙も従来の紙タバコよりも少なく、副流煙の率も低下しているため、健康被害が少ないと言われています。

 

と、まぁここまでは人間に対するお話です。

 

人間にとっては、健康に配慮された電子タバコですが、猫にとってはそんなことなどありません!

猫には、電子タバコの方が「危険度が高いかもしれない」と、考えられているのです。

 

電子タバコには、ニコチンやタールが少ないもの、もしくは含まれていないはずなのに、一体何が猫にとって危険なのでしょうか?

 

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猫と電子タバコの危険な関係性

ニコチンやタールなどの有害物質が少ない、もしくは含まれていないと言われる電子タバコですが、一体何が猫に有害なのでしょうか?

 

実は、電子タバコを吸入する時に用いるリキッドの成分に、原因があったのです。

 

リキッドの成分は、

  • VG:ベジタブルグリセリン
  • PG:プロピレングリコール
  • 香料

などを適度な割合で混ぜて、作られています。

 

そのリキッドに含まれる主成分の『PG:プロピレングリコール』が、猫に悪影響を及ぼすのです。

 

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PG(プロピレングリコール)

保湿作用・湿潤作用・静菌作用がある無色、無味、無臭の添加物です。

僕たちの生活には欠かせない医薬品、化粧品、食品などに多く使われています。

プロピレングリコールは、人体への有害性は低いと言われていますが、猫にとっては有害なのです。

 

そのため、ペットフード安全法では「プロピレングリコールはキャットフードには使用してはならない」と、定められています。

しかし、犬には有害性が低いとされているために、ドッグフードへの使用は禁止されてはいません。

 

禁止をされている以上、猫がプロピレングリコールを直接体内へ取り入れる事は、少ないと考えられていますが、電子タバコは煙をはいて楽しむタバコです。

リキッドは加熱をすると、霧状のような煙になります。

その煙を猫が直接吸ったり、被毛についた煙の粒子を毛づくろいの時に舐めて、体内へ取り込んでしまう可能性があるのです。

 

猫がプロピレングリコールを摂取してしまうと、すぐに健康が損なわれるというわけではありません。

しかし、猫にはプロピレングリコールを分解する機能がないために、吸い続けると体内へ蓄積されていきます。

そうすると、「溶血性貧血」になる可能性が高まってしまうのです。

 

溶血性貧血とは、血液中の赤血球が破壊されるために、全身へ酸素がいきわたらなくなる病気です。

  • 錯乱状態
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 衰弱
  • 痙攣
  • 失神
  • 尿が赤くなる
  • 黄疸
  • 心拍数、脈拍数の増加

などの症状に、陥ってしまいます。

最悪の場合は、命を落とす事もある、危険な病気です。

 

電子タバコを吸う時は、猫がいない所で吸うように、心掛けてあげましょうね。

それと、絶対に猫がプロピレングリコールを、直接舐めないように気をつけて下さい。

 

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香料

電子タバコには、数多くのフレーバー(香り)があります。

フレーバーを楽しんでいるという喫煙者さんも、多いのではないでしょうか。

しかし、人間には心地よい香りでも、人間の何十万倍もの嗅覚を持つ猫にとっては、フレーバーの匂いがストレスになる事があるのです。

フレーバーの中には、ミント系やシトラス系などの、猫が苦手とする匂いが含まれています。

そのリキッドを猫の近くで吸ってしまうと、嘔吐や下痢などの体調不良を引き起こす原因にもなりかねません。

 

人間が気づかない匂いでも、嗅覚が優れている猫には察知ができます。

猫の嫌いな匂いや匂いがキツイものを使用する時は、猫がいない所で使用してあげて下さいね。

 

 

紙タバコは猫にとってどうなの?という事が書いてあります。興味がありましたら読んでみて下さい。

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PG・香料が含まれているタバコ

PG(プロピレングリコール)は、リキッドを使用する電子タバコのほとんどに、含まれていると言われています。

では、加熱式タバコはどうでしょうか?

 

アイコス

アイコスの国内シェア率は約70%と言われるほど、使用者が多いそうです。

そんなアイコスは、タバコ葉スティックを使用しているため、リキッドは使用していません。

そのため、プロピレングリコールが含まれていないのですが、香料は含まれています。

 

しかし、最近ではアイコスでもリキッドを使用している製品が、販売されているとか。

購入時は、成分をよく確認して下さいね。

 

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グロー

グローもタバコ葉スティックを加熱して使用するため、プロピレングリコールは含まれてはいません。

しかし、香料は含まれています。

 

2020年10月31日で販売が終わった「グロー・センス」は、リキッドを使用していたために、プロピレングリコールは含まれています。

もし、まだお使いの方は、猫の前で吸わないように気をつけて下さいね。

 

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プルームテック

プルームテックも、アイコスに引けを取らないほどの、人気があるそうです。

そんなプルームテックには、色々な種類が販売されていますが、ほとんどがリキッドとタバコ葉を使用しているため、プロピレングリコールと香料が含まれています。

 

そのため、猫の前での喫煙には十分な注意が必要です。

 

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さいごに

健康の事を考えて、紙タバコから電子タバコへ乗り換える方が、増えているそうです。

しかし、それは人間だけの話で、ペットを飼っているご家庭では、喫煙に関して少し考えた方がいいのかもしれません。

ペットは、かけがえのない大切な家族です。

 

大切な家族には、いつまでも元気で一緒にいてほしいものですよね。

 

おしまい

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

猫との暮らし
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