突然涙が止まらない!育児ノイローゼの兆候と私がそこから回復した方法
1年近く育休をとり、赤ちゃんと毎日一緒に生活する時間はとっても幸せです。
ただ、がんばりすぎるといつか必ず爆発してしまうので、うまく力を抜くことも大切です。
今回は、私が経験した育児ノイローゼの兆候と、そこから回復した方法をお伝えしたいと思います。
- 目まぐるしく変わる赤ちゃんとの生活
- 夜泣きによる慢性的な睡眠不足
- 何もしていない焦りも
- ワンオペで加速する育児疲れ
- 突然涙が止まらなくなる
- 子育て支援センターにかけこむ
- 旦那をおいて実家に帰ることに
- 両親との育児
- 周りを頼ることも大事
目まぐるしく変わる赤ちゃんとの生活
赤ちゃんの成長は、本当に早いです。
つい最近寝返りができるようになったかと思えば、ハイハイができるようになり、お座りができるようになり、つかまり立ちができるようになり、どんどんできることが増えていきます。
動き回るようになると、本当に目が離せません。
そして赤ちゃんの成長に合わせて、見守る親もやることがどんどん増えていきます。
小さいものを誤飲しないように注意したり、よくひっくり返るので転んで頭を打たないように近くで守ったり、いろんな遊び方で刺激を与えたり、毎日気が抜けません。
やっと新しい生活に慣れたと思っても、また赤ちゃんができることが増え、すぐに追加でやるべきことが増えていきます。
赤ちゃんの成長が早い分、赤ちゃんとの生活は目まぐるしく変化していくのです。
夜泣きによる慢性的な睡眠不足
生後8ヶ月のこの頃、赤ちゃんは夜泣きがひどく、2ヶ月以上も毎晩1〜2時間に1回起きる生活が続いていました。
そのため、私は慢性的な寝不足に悩まされていました。
夜中に何度も起こされるので、私は毎日21時には赤ちゃんと一緒に寝ます。
そして、朝6時前には赤ちゃんに叩き起こされるのです。
毎日9時間寝ていれば十分ではないかと思いますが、1〜2時間に1回は夜泣きで起きるので、その間に5回も起こされます。
まとめて4時間以上寝れたことは、もう何ヶ月もありません。
一方で、夜泣きをしても、旦那は隣ですやすやと寝ています。
赤ちゃんがおっぱいを求めてきたり、旦那は翌日仕事があったりするので、夜泣きの対応が自分に偏るのもしょうがないと思いますが、真っ暗な部屋で眠気に耐えながらおっぱいをあげ、その横で眠る旦那を見ると、何度もイラッとしていました。
何もしていない焦りも
保育園を申し込む頃には仕事に復帰した後のことも考えるようになります。
私は上昇志向が強かったので、子供を生むまではバリバリ働いて、成果を出して周りに認められるようにがんばってきました。
それが育休中は、仕事の成果は何もありません。
友達や職場の同期が仕事でいろんな経験をしている中、私のキャリアはストップしている状態になるのです。
そうすると、自分はぐだぐだしているだけで何もしていないのでは…?という気持ちが強くなってきます。
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もちろん育児をしているので何もしていないわけではないのですが、24時間育児をしているといっても、正確には赤ちゃんがお昼寝している1,2時間は空き時間があるわけです。
産休中や育休の前半は赤ちゃんが動き回れないため、今よりうまく時間が使えたので、仕事への焦りから勉強して資格を取ったりもしていました。
それが赤ちゃんが動き回るようになったこの頃には、気力がなく、何もできなくなっていました。
読みたい本があっても、本を開くことすらできません。
赤ちゃんが寝たら、隣で一緒に倒れて休むことしかできませんでした。
家事も一通りこなしていたのですが、それ以外何もできない状態です。
家事も育児もして、今思えばそれで十分だと思うのですが、このときはなぜか
育児はしてるけど、他になにもしていない
そういう気持ちが強く、謎の焦りが募っていました。
ワンオペで加速する育児疲れ
赤ちゃんに翻弄されながらの生活も、夫婦で協力できればまた違うのかもしれません。
残念ながら、旦那は赤ちゃんが生まれてから徐々に残業が増えていき、この頃には毎日赤ちゃんが寝てから帰ってくるように。
平日は、完全にワンオペでした。
私も働いていたので、仕事から帰ってきたらゆっくりしたいという気持ちもわかります。
そのため、旦那を休ませてあげるためにも自分で極力がんばろう!という気持ちが強く、旦那が平日にまったく育児をしなくてもしょうがないと思ってしまったのです。
一方で、育児について旦那本人はかなり協力的なつもりでしたが、全然足りません。
指示すればやってくれたりもしますが、指示しないと何もしてくれません。
赤ちゃんが生まれてからというもの、離乳食やアレルギー対応、保育園の申し込みの準備、予防接種、季節ごとの服の買い替え、おむつのサイズアップなど、考えなければいけないことはたくさんあります。
それなのに、旦那はもともと調べたり考えたりするのが嫌いなタイプでもあったため、何もやってくれませんでした。
育児に追われながら、私が一人でひとつひとつ調べて対応していく生活が続きます。
さすがに限界だと思い、自分の子供なんだからこういうこともちゃんと調べて!と3回くらい話し合いましたが、「がんばるけど、何を調べればいいのかもわからない」と言われ、結局は変わらない始末。
こちらも育児初心者なのは同じなのに、協力する姿勢をとりながらも、実際にはほとんど協力してくれない旦那に諦めを覚え始めました。
もう全部自分でがんばるしかない、そう思ったのです。
突然涙が止まらなくなる
慢性的な寝不足、仕事への焦り、そしてワンオペ育児に、突然限界を迎えました。
何があったわけではないと思うのですが、朝起きたら突然涙が止まらなくなったのです。
体調不良のせいもあったのかもしれません。
2ヶ月以上も寝不足が続いた上に、寝不足からくる頭痛や吐き気、育児疲れのだるさ、そしてストレスからくる胃痛もしていました。
体重も、出産した時から15kg減っており、元の体重よりも5kgも減ってしまったので、体力も落ちていたんだと思います。
体力が限界を迎え、日頃の育児疲れで精神的にもかなりすり減っていた結果、突然涙が止まらなくなってしまったようです。
朝6時、いつものように赤ちゃんに起こされておっぱいを飲ませながら、その日は大粒の涙を流し続けました。
ちょうどその日は土曜日で旦那も仕事がなかったので、おっぱいを飲ませ終わったあと旦那を起こし、泣きながら本当にやばいので今日は寝かせてほしいと伝え、赤ちゃんをリビングに連れて行ってもらいました。
赤ちゃんのそばで大泣きすると赤ちゃんが不安になってしまうので、赤ちゃんが別の部屋に行ってから、一人で布団の中で大泣きをしました。
子育て支援センターにかけこむ
寝不足なのでいつもは布団に入るとすぐに眠れるのですが、このときは涙が止まらなくていつまでたっても眠れません。
4時間泣いても涙はおさまらず、途中泣きながら赤ちゃんにおっぱいをあげ、それが終わるとまた旦那に赤ちゃんを任せて一人で布団にもぐって泣き続けました。
どうすればいいかわからず、泣きながらスマホで「育児ストレス」や「涙が止まらない」などいろんなワードで検索し続けました。
すると、誰かに相談するだけで改善する可能性があるという言葉があり、子育て支援センターなどで相談を受け付けていることを知りました。
子育て支援センターはちょうど家の近くにあり、今までも週1,2回くらい赤ちゃんを遊ばせていたので、馴染みのある場所でした。
そこで、急遽子育て支援センターに相談したい旨を電話し、赤ちゃんと一緒に子育て支援センターにかけこんだのです。
情けない話ですが、赤ちゃんと旦那を何時間も2人きりするのは心配だったので、こんなときでも赤ちゃんは私が連れていきました。
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支援センターにつくと、赤ちゃんは施設の職員さんが預かっていつものように遊ばせてくれました。
私は、相談員さんと別室に行き、そこで泣きながらどうしようととりとめのない相談を始めたのです。
もともと「カウンセリングしたところで何も得るものはない」と思っているタイプだったのですが、このときは藁にもすがる思いでした。
相談員さんからは、一時は心療内科をすすめられましたが、昔通っていたこともあり、薬やカウンセリングの無意味さを知ってるので行きたくはありませんでした。
ずっと渋っていると、今度は実家に帰ったら?とアドバイスをされました。
両親のいる実家までは車で1時間半の距離。
コロナの影響であまり会えていませんでしたが、帰るといえばすぐに帰れる状態です。
赤ちゃんグッズを持って帰るもの大変だし、旦那も一緒に実家に帰ると旦那がストレスを受けてしまいます。
一方で、旦那をおいて赤ちゃんと2人で実家に帰れば、旦那のプライドが傷ついて今度は旦那が精神的につらくなるのではとも思いました。
ぐるぐると悩み続け、即決できずにいましたが、このまま泣き続けたら赤ちゃんに良くないと思い、すぐ実家に連絡して帰ることにしました。
実家に帰る、それだけの解決策でしたが、自分ひとりでがんばろうと思っていた私の頭には、そんな簡単な解決策すら思いつかなかったのです。
旦那をおいて実家に帰ることに
家に帰った後、泣きながら両親に電話をすると、その日はたまたま祖父母の家に泊まりに行っていたので帰れませんでしたが、翌日には家に戻るのですぐ帰ってこいと言われました。
ちょうど4連休だったので、2泊3日だけでもとりあえず実家に帰ってゆっくりすることにしました。
旦那にも伝えましたが、やはりショックを受けている様子。
それを母親に伝えると「実家になんかみんな帰っている。お母さんも昔何度も帰ったし、お姉ちゃんもいとこたちもみんな頻繁に帰ってるから全然普通のことだ。」と言われ、旦那にもそれを伝えました。
一緒に住んでいなくても、親に頼ることは全然普通だし、当たり前のことなんだなと考えが変わり、少し心が軽くなりました。
とはいえ、すぐには実家に帰れなかったので、とりあえず、その日は旦那に授乳以外のすべての育児をやってもらうことに。
離乳食は冷凍してあるものを温めてあげてもらい、オムツ替えやお昼寝なども事前に指示をして、一人布団にくるまって寝たり泣いたりを繰り返してすごしました。
大人のご飯はレトルトのカレー。
実家に帰るまで、全力の手抜きで過ごしました。
ただし、実家に持って帰る赤ちゃんグッズだけは旦那に頼れないので、泣きながら自分で荷物に詰めました。
両親との育児
4連休を利用して、その次の日から2日間、旦那をおいて子供と二人で実家に帰りました。
赤ちゃんは人見知りをするので、なかなか両親と一緒に遊んでくれません。
結局育児全般はすべて私がやることになりましたが、それ以外はゴロゴロ寝転がりながら過ごし、料理も洗濯もお風呂掃除もせず、赤ちゃんのお世話だけする生活が始まりました。
まったく家事をしない、ただそれだけでもすごく楽でした。
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そしてその日の夜、夜泣きがひどいので私は一人で赤ちゃんと寝るといいましたが、なぜか母親が一緒の部屋で寝ると言いはりました。
その言葉に負けて一緒に寝ると、場所が変わったこともあり、夜泣きが1時間に1回とひどくなったのですが、なんと赤ちゃんが起きるたびに母親も一緒に起きてくれたのです。
母は赤ちゃんが何度泣こうと毎回必ず一緒に起きて、授乳が終わったら寝かしつけを一緒にしてくれました。
一緒に起きてくれたことでがんばっているのは私だけじゃないと思えたのか、心がすごく軽くなりました。
そして次の日も、両親とベビーグッズを買いに行ったり、お茶やケーキを食べながらたくさん愚痴を話しました。
2泊3日だけど、帰る頃にはすごくスッキリ!
自分が動かなくても赤ちゃんのことを考えて動いてくれたり、私のサポートをしてくれている感覚が、すごくうれしかったです。
周りを頼ることも大事
この経験を通して、ワンオペ育児は本当に無理だなと思いました。
今は育休中なのでまだ家事と育児だけですが、職場に復帰したら、今度はこれに仕事がプラスされるなんて、絶対に無理です。
だからこそ、子供を生んで仕事をやめたり、正社員からパートに変えて負担を減らす人も多いんだと思います。
子育て中のママさんは、孤立しがちです。
特に今はコロナでイベントなども中止になり、気軽におでかけもできない状態で、より孤立しがち。
だけど、どんなママさんでも、頼れる人は必ずいるはずです。
パパさんや両親、友達など、まわりの人をもっと頼ってみましょう。
人に頼るのが苦手なら、サービスに頼っても良いのです。
赤ちゃんを預かってもらったり、離乳食を市販のものに切り替えたり、家事代行サービスを頼んだり、今の世の中にはいろんなサービスがあります。
育児はひとりではできません。
遠慮せず周りに頼って、うまく力を抜いて育児を乗り越えましょう!