←クリックお願いします!
政治ランキング←クリックお願いします!
全般ランキング
―敵は財務省だけではない!―
日本経済を歪める張本人と云えば? 無論コロナと同じく執念深く我が国を徘徊する妖怪・財政破綻論を垂れ流す財務省です。しかし、敵は財務省だけではありません。とにかく数が多い! 例えば、日銀。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/46179/「ギリシャ財政危機の波及懸念 日銀、10年の会合議事録」(東京新聞)
「日銀が31日公表した2010年1~6月の金融政策決定会合の議事録で、ギリシャの財政危機を巡る議論が活発に交わされた実態が明らかになった。「ギリシャ以上に深刻な財政赤字を抱えるわが国の長期金利にいつ飛び火してもおかしくない」(1月26日、須田美矢子審議委員)などと日本への波及を懸念する声が相次いだ。」(第1段落)
「「ギリシャ以上に深刻な財政赤字を抱えるわが国の長期金利にいつ飛び火してもおかしくない」」、何だ何だ? 日銀の中の人アタマの中身は辛坊治郎のそれと同じなんですかい? ユーロ導入国で財政主権を欧州中央銀行(ECB)に召し上げられたギリシャと、かたや独自通貨(日本円)を持ち財政主権への制限の無い我が国を同列にしている時点でこの須田美矢子とやらのアタマの中身は一日中地上波のワイドショーばかり見ている団塊老人とほぼ同じようで・・・。
(出典→https://mainichi.jp/articles/20200731/k00/00m/010/241000c)
なるほど、我が国は暫く大幅な財政赤字が続くのは間違い無いようですな。ところが・・・。
(出典→https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/a02.htm)
金利は一貫して右肩下がり。因みに令和元、2年の数値が載っておりませんがこの新型コロナの流行している今でも国債金利が急騰したと云う報道は聞かれませんのでこの傾向は今後も大きく変化する事は当分無いのでしょう。
この須田に負けず劣らず酷いのは総裁の白川方明(しらかわ まさあき)です。
「白川方明総裁は5月21日の会合で「あまり長期金利が上がらないので、おおかみ少年になるからと、日本の財政状況が悪いと言うことがはばかられる雰囲気が最近まであった」と述べ、財政危機のリスクを意識した議論の必要性を指摘した。」(第2段落)
「「あまり長期金利が上がらないので、おおかみ少年になるからと、日本の財政状況が悪いと言うことがはばかられる雰囲気が最近まであった」」、フム。白川も超低金利ゆえに国債発行していとも容易く資金調達出来る状況下で「厳しい財政事情が~」などと云うのは論理的に考えて流石に無理があると一応分かっているんですね。ですけど財政事情の悪化を敢えて訴えない理由が「おおかみ少年になるから」、ってこれはいかんでしょ。白川君、要するに日銀は真相を把握していたにも拘らず国民にそれをひた隠しにしていた―こういう認識で宜しいか? だがこれこそ君が嫌っている「おおかみ少年」の所業そのものじゃないのかい? 君の属する職場(日銀)は真相を知っているにも拘らず「国民一人当たり~百万円の国の借金」と云う陳腐なレトリックでありもしない財政破綻の恐怖を煽る財務省にひたひたと近づきつつあるようだな。
↑日銀と財務省の因縁の歴史についての記述があります。関心のある方は御一読を!
インフレ率さえ抑え込めば財政赤字は恐るるに足らず。財政危機を煽る日銀の財務省化が著しい!
―人口減少? 生産性の低下? それがどうした!―
もうひとつ、アタシが日銀について最近注目した記事があるのですが・・・驚愕しました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62124150R30C20A7EAF000/「デフレ対応に苦慮 日銀決定会合、10年1~6月議事録」(日経新聞)
「デフレと同時並行で進んだのが円高だ。当時の円相場は1ドル=80円台後半から90円台前半で推移した。「この程度の円高で海外に出ていかなければいけない人は、私は出ていけばいいと思っている」(須田美矢子審議委員)といった過激な発言も飛び交った。金融政策で円高に対処するよう求める声へのいらだちが背景にある。」(第4段落)
どうもこの須田美矢子とか云う奴、相当な曲者のようですな。「この程度の円高で海外に出ていかなければいけない人は、私は出ていけばいいと思っている」、海外へ出て行かねばならないほど国民が円高で苦しんでいるのなら正に日銀の出番・・・の筈が「出ていけばいい」だって!? 職務を放棄しろなどと宣う者が審議委員に混じっていたとは恐ろしい・・・。こういう時こそ白川が上司として須田を窘めるところなのでしょうが、無理ですな。何しろ・・・。
「この頃から日銀内では人口減少と生産性の低下が「日本経済の直面する最も大きな問題」(白川氏)との考えが強まる。」(第7段落)
「人口減少と生産性の低下が「日本経済の直面する最も大きな問題」(白川氏)」、白川自身がこの体たらくですからね。まず人口減少ですが・・・。
(出典→https://toyokeizai.net/articles/-/222706)
上のグラフ見れば白川の懸念なぞ取り越し苦労だと一発で理解出来ます。高度成長期(50年代後半~70年代前半)、経済は爆発的に成長している反面、人口の伸びはゆるやかです。少なくとも人口の増加は経済成長にとって絶対条件ではないのです。まあそれでも人口の減少が白川のもうひとつの懸念、「生産性の低下」をもたらす可能性はあるでしょう。しかしそれも恐れる必要はありません。人口が減るのであれば今までよりも少ない働き手でより多くのモノ・サービスを生産出来るよう投資、特に公共投資を増やせば生産性は向上し立派に経済成長出来るのです。例として5ちゃんねるの住人が大好きな韓国を例に挙げてみます。
(出典→https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41815530X20C19A2EA2000/)
韓国の少子化の深刻さは日本の比ではありません。日本のテレビや新聞で語られている“常識”に照らせばこの国には未来が無いと思われるかもしれません。ところが・・・。
(出典→https://maidonanews.jp/article/12639650)
韓国のGDPはアジア通貨危機(平成10(1998)年)とリーマンショック(平成20(2008)年)を除いて目覚ましい成長を遂げています。この力強い成長の原動力、それは何と云っても大胆な財政(歳出)の拡大です。特に公共投資(公的固定資本形成)の伸び(図②)が特筆に値します。日本よりも国土の狭い韓国が世界有数の国土面積を誇るアメリカよりも公共投資に熱心だった!
①(出典→http://ajer.cocolog-nifty.com/blog/2019/07/post-dbeba8.html)
②(出典→https://twitter.com/makita_minoru/status/1239602337477320704/photo/1)
よくある韓国人の日本人に対する“宣言”のひとつに「10年後には日本を追い抜く!」と云うのがあります。そしてその“宣言”に日本のネットユーザーが容赦無い嘲笑を浴びせるのがお約束になっています。ですがこの上のグラフを見る限り一体あと何年笑っていられるでしょうか? こう云うと5ちゃんねるの住人は「どうせほとんど政治家や役人がポッケナイナイして終わりだろw」などと云い返すでしょうな。一理あります。ですけどね、5ちゃんねるの諸君、それでは政府が全く財政を拡大させようとしない我が国を君らはどう考えているのか? 予算を付けないって事はそもそも最初からやる気が無いって事だ。なら欠陥だらけとは云え予算を毎年着実に増やしている韓国の方がマシだとは思わないか? 予算を組んでいる以上一応やる気はあるのだからね。やる気のある人間とやる気の無い人間―どちらが目標を達成出来るのか、どちらが成功出来るのかは云うまでもあるまい。
←クリックお願いします!
政治ランキング←クリックお願いします!
全般ランキング
最後に、一有権者として政府に対して以下の如く強く要求する。
①須田美矢子のような冷酷非情な者に重要なポストを与えないで頂きたい。
②白川方明のような腰の抜けた者を官庁・審議会等のトップにしないで頂きたい。
以上。
平成政治(構造改革路線/小泉・竹中政治)を180度転換(ピボット)して日本は世界一に!